【名城大学】谷田研究室が手掛ける「一つ山荘絵本サロン105」と自動車図書館のコラボイベントを初開催

自動車図書館の家具を使って天白図書館職員による絵本の読み聞かせ

理工学部建築学科の谷田真准教授研究室が2024年5月に手掛けた鶴舞中央図書館の自動車図書館の新車両「book worm」が10月5日、同じく谷田研究室が製作・運営を担っている名古屋市天白区の定住促進住宅「一つ山荘」の「一つ山荘絵本サロン105」にやってきました。同研究室による2つのプロジェクトのコラボイベントで、屋内外で思い思いに本を楽しむ時間を演出し、地域の親子連れが訪れました。

「一つ山荘絵本サロン105」は、学生のDIYによる家具等を設置したまるで“秘密基地”のような子育て世帯を支援する絵本サロン。2024年4月以降、週3回程度、学生が団地で暮らすように過ごし、団地の参与観察を通して、団地の可能性を発信中しています。自動車図書館の新車両「book worm」は、2024年5月に名古屋市の自動車図書館の運用切り替えの機に、そのうち1台の車両デザインやファニチャーを谷田研究室が製作。日本のどこにもない全く新しい自動車図書館として運用されています。

谷田准教授「これからも団地は残る。活性化に貢献できれば」

この日のイベントのレイアウトや準備は谷田研究室の学生が担当し、自動車図書館を運営する鶴間中央図書館の担当者や天白図書館の職員も参加。自動車図書館や絵本サロンに隠されたキーワードを探すクイズや、天白図書館の職員による絵本の読み聞かせも行われました。

谷田准教授は「子供たちや学生、大人が読み聞かせを聞いているよい雰囲気があった。活動を続けることで、様々な人の関りが増えて変わっていくと思う。団地に馴染のない学生にとっても、団地の豊かな部分を感じ取ってくれる機会にできている」と感想を話し、「これからも団地は残る。課題は多いが、今後も活性化に貢献できるよう取り組みを続けていきたい」と意気込みも語りました。

室内の「絵本サロン105」で絵本を楽しむ親子連れ
自動車図書館「book worm」内で読書
自動車図書館でも本を借りられます
隠されたキーワードを見つけてグッズと交換
用意されたグッズ
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