NEC、アビーム コンサルティング、日本オラクル、BPM分野のソリューション提供で協業〜業務コンサルティングからシステム構築、製品サポートまで一貫した支援〜

日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下 NEC)、アビーム コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:西岡 一正、以下 アビーム コンサルティング)、日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下日本オラクル)は、BPM(注1)分野で協業し、業務コンサルティングからシステム構築、製品サポートまで一貫して支援する新たなソリューションの共同開発・提供に合意しました。

近年、業務コストやITコストを削減し、競争力を強化する手段として、BPMが多くの企業から注目されています。一方で、BPMの導入による改善効果が予測しにくいという課題がありました。今回、3社で共同開発したソリューションは、企業が効率よくBPMを取り入れて継続的な業務改革を推進できるよう3社の持つノウハウを結集したものです。

具体的には、本ソリューションで、事前の診断・検証から、綿密なアーキテクチャの策定、BPMシステムとSOA(注2)基盤を活用したシステム実装、業務改革の支援、モニタリングのためのKPI(注3)策定、そして製品サポートまでの一貫したBPMトータルサービスを提供します。

3社は、まず製造業向けにソリューション提供を開始し、順次、他業種へと拡大していく予定です。これにより3社はBPM分野で2年間にSIサービスなどを含め110億円の売上を目指します。

このたびの協業の概要は以下の通りです。

  1. 3社の役割について
    NECとアビーム コンサルティングは、業務改革支援とシステムアーキテクチャ設計/システム開発を共同で行う。これにより、業務コンサルからBPMシステムを活用したシステムの設計/構築、継続的な改善活動までを共同で提供する。
    また、NECと日本オラクルは、「Oracle BPM」、「Oracle SOA Suite」、「Oracle BPEL Process Manager」、「Oracle Service Bus」などBPM及びSOA製品群でのソリューション開発を強化する。最初の取り組みとして、NECグループが培ったSIノウハウを集結した設計/開発方法論であるSystemDirector Enterpriseの「Oracle BPM版」を開発する。これをCGAAソリューション Powered by SDE(注4)と組み合わせることにより、顧客は、ビジネス・プロセスの可視化からシステム実装までの作業を標準化でき、継続的な業務改革を顧客自身で実行することができる。
    また、NECと日本オラクルは、本ソリューションについてマーケティング/営業活動を共同で実施する。

  2. BPMトータルサービスの提供
    BPMトータルサービスでは、「IT戦略策定サービス」「BPM診断サービス」「業務改革支援サービス」など業務コンサルティングからBPMシステムおよびSOA基盤の設計/構築、製品サポートまで幅広いメニューを提供する。顧客は、その中から課題/ニーズにあわせて必要な部分だけを選択できる。例えば、業務改善のための組織改革とアーキテクチャの策定支援サービスや、システムの投資効果を評価するためのKPI設定、業務改革推進、継続的な評価・分析・改善を行う仕組み構築サービスなどを選択できる。なお、BPMの本格導入に先立ち、効果の検証などが行えるトライアルメニューを提供する。

(注1)「BPM(Business Process Management)」:業務プロセスを見える化し、継続的に改善していく管理手法
(注2)「SOA(Service Oriented Architecture)」:システムを「サービス」の集まりとして構築する設計手法
(注3)「KPI(Key Performance Indicator)」:重要業績評価指標
(注4)「CGAAソリューション Powered by SDE」:NECが提供するSOAの開発方法論であるSystem Director Enterprise(SDE)に、業務の可視化(プロセスデザイン)のフェーズを組み込んだ開発方法論で、NECトータルインテグレーションサービス株式会社が提供している。


●BPMトータルサービスについて
 http://www.nec.co.jp/soa/bpmtotalservice.html

●トライアルメニューについて
 http://www.nec.co.jp/soa/trialmenu.html

●アビーム コンサルティング株式会社について
アビーム コンサルティングは、アジアを中心とした海外ネットワークを通じ、それぞれの国や地域に即したグローバル・サービスを提供している総合マネジメントコンサルティングファームです。戦略、 BPR、IT、組織・人事、アウトソーシングなどの専門知識と、豊富な経験を持つ約 3,500 名のプロフェッショナルを有し、金融、製造、流通、エネルギー、情報通信、パブリックなどの分野を担う企業、組織に対し幅広いコンサルティングサービスを提供しています。2008年 3月期連結売上高(米国会計基準)は 528億円。
ホームページ:http://www.abeam.com/jp/

●日本オラクル株式会社について
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,251名(2008年11月末現在)。

■本件に関するお客様からのお問い合わせ先:
NEC 第二システムソフトウェア事業部
電話:03-3456-4322
Eメール:soa@isd.jp.nec.com

アビーム コンサルティング株式会社
プロセス&テクノロジー事業部 日沖
Eメール:hhioki@abeam.com

日本オラクル株式会社 Oracle Direct
電話:0120-155-096

■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本電気株式会社 コーポレートコミュニケーション部 矢代
TEL:03-3798-6511 E-mail:y-yashiro@bc.jp.nec.com

アビーム コンサルティング株式会社 マーケティング部 広報担当 秋元
電話:03-3501-8355 FAX:03-5548-7237
*アビーム、ABeamおよびそのロゴは、アビームコンサルティング株式会社の日本その他の国における登録商標です

日本オラクル株式会社 広報室 野見山
TEL:03-6834-4835 E-mail:Yuko.Nomiyama @oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

ジャンル:
BtoB・ビジネス
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