全日制有機農業学校 農(みのり)の学校が第7期生の募集開始
~「農」への一歩 丹波で踏み出す~
株式会社マイファーム(京都府京都市、代表取締役:西辻 ⼀真、以下「マイファーム」)及び兵庫県丹波市は、2019年春に全国初の「公設民営」の全日制有機農業学校として開校した「丹波市立 農(みのり)の学校」の第7期生の募集を開始することをお知らせいたします。
■全日制オーガニックスクール「農(みのり)の学校」について
開校以来、過去5期の運営で培った有機農業を軸とした従来の学びを土台に、これからの農業を創る「みどりの食料システム戦略」に沿ったカリキュラムを運用しています。兵庫県で最初にオーガニックビレッジ宣言を発表した丹波市の有機農業推進施策も踏まえ、来期にはさらにブラッシュアップしていきます。ポイントとしては、以下の4点です。
①有機農業の「原理原則」の学び
近年、気候変動による夏の異常高温や干害、病害虫の増加などが農業の大きな課題となっていますが、農の学校では、有機農法を軸として、野菜本来がもつ耐久力や病害虫への抵抗力、野菜が健康に育つための生育環境、という「原理原則」を学び、厳しい環境変化に柔軟に対応する基礎力を身に着けていきます。また、農薬や化学肥料に頼らない有機農法による野菜づくりや土づくりを科学的な視点で読み解き、就農後も役立つ土壌分析や施肥設計など、最新の科学的知見を農業経営に活かす手法も学ぶことができます。
これらの学びの成果として、2年連続で全国コンテストで入賞をはたしました(オーガニックエコフェスタ2024・身体に美味しい農産物コンテスト「カーボロネロ部門」最優秀賞、オーガニックエコフェスタ2023・身体に美味しい農産物コンテスト「ロマネスコ部門」)。
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②地域資源を活かした丹波らしい農業の学び
丹波の特産でもある黒牛・乳牛・鶏などの畜産系廃棄物を活かした堆肥づくりや、豊富な森林資源を活かした地域林業やシイタケ栽培農家の視察、農家民宿や農産加工品、林産加工品も織り込んだ複合経営農家の視察など、地域資源を活かした丹波らしい農業経営を学びます。
③有機JAS認証の総合的な学び
学校の農場では2020年から有機JAS認証を取得しており、日々の栽培から収穫・出荷まで、有機JAS規格に沿った管理を実践的に学びます。有機JAS講習会(資格取得講習)をはじめ、国内外のオーガニック農産物の流通トレンドを学ぶ経営講義、有機農家への視察研修、地元の農産物直売所や阪神間への販売実践などを通じて、有機農産物の栽培管理及び販売・販路開拓のノウハウを総合的に学びます。
④最先端のスマート農業の学び
農家の「目」「頭」「手」にかわるセンサー技術、データ管理システム、自動運転機器などの最新技術を、実際の農作業データ管理や農機実演を通じて実践的に体験し、経営に活かすノウハウを学びます。また、実際に農作業の現場で活用している農家を訪ね、スマート機器の選び方や従来のノウハウとの融合など、最新の実践例にも触れます。
■2024年の状況について
農(みのり)の学校 第6期生・17名は、年齢層は10~60歳代と幅広く、近隣地域からの通学他、東京都、神奈川県、千葉県などからの移住者もいます(近畿地方12名、関東地方5名)。第1期生~5期生の卒業後の進路として約60%が丹波市内での就農を遂げており、地域との連携が強くなっています。また、地域外を含めると、独立就農および雇用就農が約80%を占める他、専業でなくとも、卒業生全員がそれぞれの形で「農」に関わっています。
※受講生の方への取材をご希望の場合、お気軽にお問合せください。
■募集概要
2025年4月に入学する第7期生を下記の通り募集します。
・開講期間 :2025年4月~2026年3月(1年間/2学期制)
・総受講時間:1,606時間 週5日程度/全日制
・定員 :20名
・入学要件 :満18歳以上で、高校卒業程度の学力を有する方
・費用 :受講料670,000円(税込) ※その他農業検定受験料等負担あり
・出願期間 :2024年7月1日(月)~2025年3月10日(月)
※「農の学校」ご入学の方には、在学中の家賃助成や移住サポートを実施しています。国が実施する「就農準備資金」(年間150万円給付)の認定研修機関です。
※詳細は、別紙募集要項の通り
<丹波市立 農-みのり-の学校>
募集専用WEBサイト
公式WEBサイト
公式Instagram
公式Facebook
【プレスリリース資料(PDF)】
会社概要
株式会社マイファーム( https://myfarm.co.jp/ )
本社所在地:〒600-8216京都府京都市下京区東塩小路町607番地 辰己ビル1階
代表者 :代表取締役 西辻 一真
設立日 :2007年9月26日
資本金 :497,500,000円
事業内容 :耕作放棄地の再生及び収益化事業/体験農園事業(貸し農園、情報誌の発行)
農業教育事業(社会人向け新規就農学校、農業経営塾)/農産物生産事業および企業参入サポート
流通販売事業(農産物の中間流通・通信販売)
株式 :東京証券取引所 TOKYO PRO Market 証券コード 5865