エンタープライズセキュリティ搭載 USB3.0対応デバイスサーバ『DS-700 / DS-700AC』を発表
~個人情報を取り扱う企業・病院・地方自治体の ネットワークプリンタをセキュアに共有~
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、エンタープライズセキュリティ搭載のUSB3.0対応デバイスサーバ『DS-700 / DS-700AC』(価格:¥9,400 / ¥11,800(税別))を2021年1月25日より販売します。ネットワークプリンタが持つUSBポートに本製品を接続すれば、ネットワークプリンタのLANインタフェースを増設することができます。増設されたLANインタフェースを個人情報専用のネットワークとして分離すれば、1台のネットワークプリンタを2系統のLAN環境下でセキュアに活用でき、同時にネットワーク環境にかかるトータルコストも低減します。
企業、病院、地方自治体などの個人情報を取り扱う事業所では、その情報のデータセキュリティを強化する必要性が高まっています。
図:日本企業がパーソナルデータの収集にあたって最も重視する点
出所:総務省(2020)「データ流通環境等に関する消費者の意識に関する調査研究」
こうした背景から、個人情報を取り扱う事業所では、同一事業所内でもネットワーク環境を複数系統に分離化する動きが進んでいます。例えば自治体ではマイナンバーの情報管理を厳格化するため、通常業務のネットワークと分離したマイナンバー専用のネットワーク環境が必要とされるようになってきました。また、病院では個人情報を含む電子カルテ専用のネットワークを通常の院内ネットワークと分離することが主流になりつつあります。このとき課題になるのは、ネットワークプリンタなどの高価なネットワーク機器にLANインタフェースが1系統しかなく、分離されたネットワーク環境では共有できないという点です。
こうした市場の課題に対して、『DS-700 / DS-700AC』は新たにLANインタフェースを増設することなく、機器の既存USBポートを活用して、2系統のネットワークから1台のネットワークプリンタの共有を簡単に実現します。また、エンタープライズセキュリティに対応しており、セキュアな無線LAN環境下で秘匿性の高いデータを取り扱うことが可能です。
デバイスサーバを使用したLAN二重化 紹介ページ:
https://www.silex.jp/products/device_networking/deviceserver/dual_lan.html?pr=201201
『DS-700 / DS-700AC』は2014年に販売開始した『DS-510』、2015年に発売開始した『DS-520AN』の後継機と位置づけ、USB3.0 SuperSpeed / IPv6に対応します。また、『DS-700AC』では IEEE 802.11acに対応しており、高速無線通信によるUSB機器のネットワーク利用を可能にします。
サイレックスは、USBインタフェースを使ってネットワーク機器を開発するデバイスメーカ向けOEMやプライベートラベルにも積極的に対応し、ソフトウェア・ハードウェアのカスタマイズを含めた柔軟な開発対応力を活かしたビジネス展開を行います。
『DS-700 / DS-700AC』の主な特徴は以下の通りです。
●USB3.0対応
- USB3.0 1port、USB2.0 1port 搭載
●IPv6対応
●IEEE 802.11ac 対応 (DS-700ACのみ)
●アイソクロナス転送モードに対応
●Standard TCP/IP印刷(LPR/RAW)に対応
■サイレックス・テクノロジーについて https://www.silex.jp/index.html?pr=201201
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。
・記載された社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。