古民家移築再生で脱炭素社会形成を大幅に推進!

〜古材を活用することで約8,355kgの二酸化炭素排出を削減に成功〜

一般社団法人全国古民家再生協会(東京都千代田区 理事長:杉本 龍一)は脱炭素社会の形成を推進・空き家の課題解決を行うため、古民家移築販売サイト【結】※1を通じた古民家移築再生を通して古材を活用することにより約8,355kg※2のCO2排出抑制に成功し、古民家の移築再生を行いました。今回はその古民家移築再生の竣工の様子をオンライン配信することにより、多くの消費者に対し古民家移築再生について知っていただく機会を設けることとなりました。

※1 古民家移築販売サイト【結】 https://kominka-yui.jp/ 
※2 川上幸生著「古民家の調査と再築」記載の排出量計算方法により算出
計算方法は記事内に記載

本事業の背景

現在、空き家とされる建物は全国に846万棟あるとされ、一般的にその内10%程度が古民家(昭和25年建築基準法制定前)と言われています。空き家課題の解決には「空き家の発生抑制」「空き家の利活用」そして「空き家の解体除去」の3つが重要とされており、古民家移築再生は、空き家の解体をおこない移築を通じ、廃棄物・CO2排出量の削減ならびに技術・文化の継承をおこなう取り組みです。

本事業の目的

【本事業の目的】
古民家の移築再生、古材の利活用を推し進めることで、「空き家課題の解決」「古材活用による脱炭素社会形成への寄与」「高騰する木材(ウッドショック)への新たな対策」といった目標の達成を目指します。
なお、古材の活用については、環境省・国土交通省・全国古民家再生協会が   連携※3することで、古民家移築再生以外でも幅広く活用されるための取り組みが行われています。
※3「古材リユースのすすめ」
https://www.env.go.jp/recycle/circul/reuse/kozaipamph.pdf

削減した二酸化炭素量の計算方法について

川上幸夫著「古民家の調査と再築」より
木材(松)1㎥あたりの重量は一般的な含水率15%程度の場合540kg
木材に含まれる炭素量は重量比全体の43%を占めるため、
540kg×43%=232kg
炭素量から二酸化炭素量を算出する計算方法は、
炭素量×44÷12から算出されるため、木材(松)1㎥を焼却した際に
排出される二酸化炭素量は232kg×44÷12=851kg/㎥となる。

今回の移築は古材30本(1本の平均:八寸×30cm×4,5m)となるので、
0.24242m×0.3m×4.5m×30本=9.81801㎥
1㎥あたりの松焼却時の二酸化炭素排出量は851kgなので、
851kg×9.81801㎥≒8,355kg
と算出することができる。


削減した二酸化炭素量について

今回の古民家移築再生で削減した二酸化炭素量8,355kgは車の排気する二酸化炭素量に置き換えると、
約30,000km(燃費8.33km/Lで計算)走行した場合と同様の量となります。

また、ブナの木1本が年間に吸収する二酸化炭素量は11kgとされており、
今回、古民家移築再生・古材のリユースを行うことで、
ブナの木約760本分が年間に吸収する二酸化炭素量の削減に成功しました。

竣工オンライン配信について

ついては、現在行っている古民家移築再生の竣工の様子をオンラインにて配信致します。
配信の詳細については以下のとおりです。
日時:2022年6月2日(木)12:10〜12:40まで30分
参加方法:オンラインを活用した配信の視聴
参加費:無料

ご予約はこちらから
https://ws.formzu.net/dist/S542307809/

QRコード
*ご予約頂きますと閲覧用URLをお届けします。

配信元

循環型建築ネットワーク
古民家再生協会/空き家アドバイザー協会
古材リユース推進協会/住教育推進機構/住まい教育推進協会
地域観光開発推進機構/古民家ツーリズム推進協会
東京都千代田区内幸町1−3−1 幸ビルディング 9F
(事務局 株式会社アステティックスジャパン)
TEL:0120-723-040 FAX:03-6856-4414


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