【マンション入居後に家賃交渉した140人に調査】家賃交渉の成功率71%

不動産のWebメディア「なるほど!不動産売却」がアンケート調査を実施

「なるほど!不動産売却」( https://es-tate.jp )を運営する株式会社ジャストイットは、マンション入居後に家賃交渉をした140人を対象に、「家賃交渉の内容」についてアンケート調査を実施しました。

調査の結果、マンション入居後の家賃交渉に成功したと回答した人は71%でした。交渉をしたほとんどの人が、家賃の値引きに成功していることがわかります。
また、アンケート調査の結果から、家賃交渉を成功させるコツについても判明しました。

今回は住宅コンサルタントである、アネシスプランニング株式会社代表取締役の所長、寺岡 孝 氏にご協力いただき、アンケート調査に対するご意見を伺いましたので、合わせて参考にしてください。

アンケートの調査内容

・家賃交渉時に住んでいたマンションの所在地
・家賃交渉時の間取り
・家賃交渉をした理由
・家賃交渉の成功の有無
・家賃の交渉額
・家賃交渉を行った人物
・家賃交渉後の大家さんとの関係性

調査結果のポイント

・マンション入居後の家賃交渉に成功した人は71%
・家賃交渉で値引きされた金額は「1,000~5,000円」51%
・マンション入居後の家賃交渉に失敗する理由「値下げする理由がない」35%
・家賃交渉後の大家さんとの関係は「変わらない」91%
・家賃交渉を成功させるコツ「家賃交渉する前に情報収集」34%

▼本調査の詳細は、なるほど!不動産売却「入居後の家賃交渉に成功した人71%!マンション入居後に家賃交渉をした140人に調査」にて紹介しています。

マンション入居後の家賃交渉に成功した人は71%

入居後の家賃交渉に成功したかのグラフ
入居後の家賃交渉に成功したかのグラフ

家賃交渉に「成功した」「成功した(条件付き)」の2つをあわせると、およそ71%の人が家賃の値引きに成功していることがわかります。

これだけ家賃交渉の成功確率が高いのであれば、積極的に家賃交渉をしてもいいのかもしれません。

ただし家賃交渉をするには、ある程度の理由が必要なようです。

家賃交渉をした理由のグラフ
家賃交渉をした理由のグラフ

家賃交渉をした理由として、もっとも多かったのは「家賃の支払いが厳しい」から。

消費税増税や働き方改革、新型コロナウイルスなどの影響を受けて収入が減り、やむを得ず家賃交渉をするしかなかったとの声が多く見られました。

つまり気軽に家賃交渉しているわけではなく、家賃交渉をせざるを得ない理由があって、家賃交渉をしているようです。

家賃交渉で値引きされた金額は「1,000~5,000円」51%

家賃交渉で値引きされた金額のグラフ
家賃交渉で値引きされた金額のグラフ

家賃交渉後の値引き額を調査してみると、およそ1,000~5,000円ほど家賃が値引きされていることがわかりました。

また中には、6,000円以上の高額値引きに応じる大家さんもいます。

ただし高額値引きが行われる理由のほとんどは、住環境の悪さや室内の不具合など、生活に支障が出るほどの理由があった場合が多いようです。

マンション入居後の家賃交渉に失敗する理由「値下げする理由がない」35%

家賃交渉を断られた理由のグラフ
家賃交渉を断られた理由のグラフ

家賃交渉に失敗した29%を対象に、交渉に失敗した理由を調査したところ、もっとも多かったのが「値下げする理由がない」でした。

以下はアンケート回答者の体験談です。

収入に対して家賃が高い物件を選んでしまったので、家賃交渉しました。そしたら、一時的に値下げは可能だが、値下げした分は数カ月後にまとめて払ってほしいと言われました。また家賃が払えないなら、退去するよう言われました。
お隣から昼夜問わず騒音が聞こえてきたので、家賃交渉をしたところ、「こちらで注意喚起します。それでも気に入らなければ退去してください」と言われました。

このように、家賃交渉に失敗した人の交渉理由を見てみると、理由としては不十分ともとれるコメントが多く見られます。


寺岡 孝 氏の見解

賃料の減額や増額をしたい場合には、借地借家法の中にその規定があり、それに基づいて行う必要があるでしょう。
大家さんにとっては一度決めた家賃は変えたくないものです。
ただ、大家さんにとってはこれを機に退去されてしまうと芳しくないので、過少であれば値下げに応じておいた方がいいという考え方になります。
したがって、値下げの金額はアンケート回答にもあるように数千円程度が妥当かと思います。
逆に、正当な理由もなく借主の個人的な感覚で、単に「家賃を下げて」と言っても大家さんは応じませんし、あまりにも理不尽な要求となればかえって心象を悪くします。


監修者の寺岡氏がいうように本来家賃交渉は、借地借家法に則って値下げが行われます。

そのためむやみやたらに値下げ交渉をしても、法的に値下げ応じる必要がなければ大家さん(賃貸人)は値下げに応じてくれないのでしょう。

家賃交渉後の大家さんとの関係は「変わらない」91%

アンケート調査の結果、およそ53%の人はマンションの居住者本人が、大家さんに家賃交渉をしていることがわかりました。

家賃交渉を行った人のグラフ
家賃交渉を行った人のグラフ

では、自ら家賃交渉をして、大家さんと気まずい関係になりはしないのでしょうか?

家賃交渉をした140人に、交渉後の大家さんとの関係を調査してみたところ、意外な結果がわかりました。

大家さんとの関係の変化についてのグラフ
大家さんとの関係の変化についてのグラフ

なんと、家賃交渉をしても、大家さんとの関係性が「変わらない」と感じている人が多いようです。


寺岡 孝 氏の見解

最近では、大家さん自身が直接、賃貸を管理している場合と、それ以外で管理会社が大家さんの代理で借主との交渉などに当たる場合があります。
色々と管理会社に頼んでいる大家さんは、管理会社と相談して家賃をどうするかの判断をしています。
また、家賃の値下げ交渉をしたからといって、大家さんの態度が豹変するとは考えにくいものがあります。


寺岡氏が言うように、家賃の値下げ交渉を行ったからといって、大家さんの態度が変わることはないのかもしれません。

ですがだからといって、横柄な態度をとっていいわけではないので、家賃交渉をする際は思いやりのある対応を心がけた方がいいでしょう。

家賃交渉を成功させるコツ「家賃交渉する前に情報収集」34%

家賃交渉をするときのコツのグラフ
家賃交渉をするときのコツのグラフ

家賃交渉をした140人に、家賃交渉する際のアドバイスを聞いた結果、「家賃交渉する前に情報収集」をした方がいいとの声が上がりました。

マンション内の物件や、マンション周辺の物件の家賃相場を調べて、現在の家賃が値下げに値するかどうかを調べるといいようです。

今は、SUUMOやライフルホームズなどを利用すれば、簡単に近隣の家賃を検索できるようになっています。

自分が住んでいるマンションと似た条件の物件を探し、家賃の安いところが見つかれば、家賃交渉の材料として利用できるかもしれませんね。


▼他にも家賃交渉をする際のコツについて、多くのコメントをいただきました。
記事の続きや、アンケート調査の詳細については、「なるほど!不動産売却」公式サイトをご覧下さい。

調査概要

・調査方法:インターネット調査
・調査対象:マンション入居後に家賃交渉を行ったことがある人
・調査機関:2020年8月17日(月)~2020年8月31(月)
・調査監修:寺岡 孝氏(住宅コンサルタント)

【監修】寺岡 孝 氏(住宅コンサルタント)

アネシスプランニング株式会社代表取締役
住宅コンサルタント/住宅セカンドオピニオン

大手ハウスメーカーに勤務した後、2006年にアネシスプランニング株式会社を設立。住宅の建築や不動産購入・売却などのあらゆる場面において、お客様を主体とする中立的なアドバイスおよびサポートを行っている。これまでに受けた相談は3,000件以上。
著書は『不動産投資は出口戦略が9割』『学校では教えてくれない! 一生役立つ「お金と住まい」 の話』『不動産投資の曲がり角で、どうする?』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

サイトURL:https://www.anesisplan.co.jp/

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なるほど不動産売却のロゴ
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