【名城大学】学長と記者との懇談会を開催 開学100周年に向けた方針などを紹介

記者に本学の近況を説明する小原学長

小原章裕学長とメディア各社の記者との懇談会が5月24日、天白キャンパスタワー75のレセプションホールで開かれました。小原学長が再任されてから初めての懇談会で、小原学長は今後2年間の任期で重点的に取り組む内容や開学100周年に向けた本学の方針などを紹介しました。さらに、研究や教育が注目されている3教員のプレゼンテーションも行われました。

「世界で活躍できる人材を育てる教育を進めていく」と小原学長

学長記者懇談会は2021年11月、2022年5月と11月に続いて4回目の開催で、この日は記者8人が出席しました。小原学長は「ワンランク上を目指す名城大学の近況報告」と題して、まず2019年の就任から現在までを振り返り、データサイエンス教育の推進など「教育の充実」、カーボンニュートラル研究推進機構の設置など「研究の充実」についての新たな取り組みなどを説明しました。

そのうえで小原学長は本学について「アカデミズムにあふれた大学」と強調。2期目、そして2026年の開学100周年に向けた学長ビジョン「未来に亘って燦然と輝く『ワンランク上の大学』を目指して」を紹介。教育や研究など各分野での具体的な取り組みを今後とも進めていき、「この中部という地域を土台に世界で活躍できる人材を育てる教育を進めていきます」と力を込めました。

続いて、3教員が注目の研究や教育についてプレゼンテーションしました。テーマと主な内容は次の通りです。

小原学長

大原賢一・理工学部教授「人と共存するロボットを目指して」

レストランなどで商品の提供まで担うロボットの実験や、人と人とのすれ違いを分析し、ロボットからの意思表示による円滑なすれ違い動作を目指す研究、1つのソフトでいろいろなロボットを動かせるようにする研究などに取り組んでいることを解説。サービスロボットの普及に向けたソフトウェアの標準仕様の策定活動に参画していることも紹介しました。

山岡隆志・経営学部教授「デジタル時代のマーケティング戦略」

企業が顧客の利益を最優先にした活動をするマーケティング戦略「カスタマー・アドボカシー志向」について、その概念や従来のマーケティング戦略との違い、デジタル時代に効果的な企業戦略として注目される背景などを紹介。その導入によって「顧客満足度が上がり、企業業績がアップする」と指摘しました。

生田京子・理工学部教授「参加したくなる町づくり~地域・国際交流とデザイン」

半田市亀崎では子どもたちが作ったスマホ映写機によって映し出された映像で古民家を彩る「こどもシネマ」を実践し、津島市ではフィンランドの学生と共に古民家のセルフリノベーションのワークショップに取り組むなど、地域に入って学生主体で提案するアクティブラーニングとして研究室で実践している「地域まちづくり」の事例を紹介しました。

大原教授
山岡教授
生田教授
懇談の様子
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