「第19回高校化学グランドコンテスト」を芝浦工業大学主催で開催 7月1日(月)よりエントリー開始
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田純)は、2023年度に引き続き2024年度も「高校化学グランドコンテスト」を主催します。今年第19回となる高校化学グランドコンテストは、「化学の甲子園」とも呼ばれる全国的なイベントであり、高校生の自主的な研究活動を支援し発表の場を提供する人材育成プログラムとして年々規模を拡大してきました。
昨年度は、80チームを超える応募があり、最終選考会には延べ800人近くが参加。また、台湾の高校やシンガポールの高校からも生徒を招聘し国際大会として実施しました。また、グランドアワードに輝いた池田高等学校(鹿児島)及び静岡北高等学校(静岡)の生徒を台湾で開催されたサイエンスフェア Taiwan International Science Fairに、富山中部高等学校(富山)の生徒をシンガポールで開催されたInternational Science Youth Forumへと派遣しました。
第19回高校化学グランドコンテストでは、昨年に引き続き巽和行先生(名古屋大学名誉教授・日本学士院会員)をはじめ、化学の第一線で活躍する研究者が審査を担当します。また遠方の高校生に対し旅費等の負担軽減を図るために、交通費補助を継続し、参加者を支援します。さらにグランドアワードを受賞したチームを台湾、シンガポールで行われるサイエンスフェアに派遣することも予定しています。芝浦工業大学は、本学教員と高校生が直接研究相談できるサポート体制を整え、本コンテストを更に国際競争力が高い次世代の科学技術イノベーション人材育成を育むコンテストへと発展させていきます。
第19回高校化学グランドコンテスト スケジュール概要
エントリー 受付期間:7月1日~8月26日
研究相談・サポート :7月1日~8月26日
研究要旨 提出締切 :8月26日
第一次選考結果発表 :9月下旬
最終選考会 :10月26日・27日
●高校化学グランドコンテスト HP
特設サイトでは新着情報、応募概要、各賞や審査員などについて紹介しています。
https://www.s-gracon.jp/
昨年度の様子
第18回高校化学グランドコンテスト グランドアワード受賞リスト
文部科学大臣賞:池田高等学校SS部
「簡易アルカリろ紙法を用いた桜島火山地域における火山ガス測定」
化学未来賞:静岡北高等学校科学部水質班
「銅を用いた亜リン酸イオンの酸化回収法の開発」
化学技術賞:富山県立富山中部高等学校スーパーサイエンス部
「媒晶剤のカルボキシラートイオンのpHによる変化でコントロールするNaCl型結晶の形」
協賛企業:第一三共株式会社、長瀬産業株式会社、DIC株式会社、
日本ゼオン株式会社、株式会社IHI、株式会社資生堂 他
後援:文部科学省・大阪公立大学・日本化学会・化学工学会・
高等学校文化連盟全国自然科学専門部
芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。