犬が観葉植物を食べてしまった！対処法は？

犬を飼っている家庭で観葉植物を置いている方がいらっしゃると思います。実は、観葉植物は犬にとって危険な植物だという事はご存じでしょうか？犬が食べてしまうと中毒症状を起こし、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。今回は、犬にとって危険な観葉植物や万が一食べてしまった際の対処方法などをご紹介いたしますので是非参考にしてください。

万が一犬が観葉植物を食べてしまった時に、どのように対処すればいいのか分からず慌ててしまいがちです。まずは落ち着いて、観葉植物の種類を調べましょう。

置いている観葉植物が何の種類かわからない場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
観葉植物の中でも犬が食べても問題の無い種類もあります。しかし置いている観葉植物が何の種類か分からない場合、食べてしまった観葉植物を写真で撮影して獣医さんに見せれるようにしておきましょう。

置いている観葉植物の種類がわかる場合、まずは動物病院へ問い合わせてみましょう。もちろんすぐに連れていくことも良いのですが、まずは電話で観葉植物の種類を伝え、毒性のある観葉植物だった場合、病院に着きできるだけ早くに診察・処置をしてもらえるように体制を整えてもらう事をおすすめします。

犬が食べると危険な植物な植物は沢山あるのですが、その中でも良く観葉植物としておいている家庭が多い観葉植物の種類をご紹介します。

ポトスは観葉植物の中でも比較的お世話がしやすく、生命力が強い植物と言われています。見た目もシンプルで人気のある観葉植物ですが、犬にとって有毒な植物となります。噛んでしまっただけで口の中が腫れて皮膚炎や嘔吐、発熱などを引き起こす可能性があります。

クリスマスの時期になるとお部屋に飾っている家庭もあると思いますが、ポインセチアは犬にとって有害な植物です。症状はポトスと同じく、口の中の腫れや皮膚炎、嘔吐、発熱のほか超小型犬や小型犬などの体の小さな種類の場合、死に至ってしまう事もあります。

アロエは人間にとっては体に良い植物なのですが、犬にとっては有害となります。アロエの場合、食べてしまうと下痢などを起こす他、腎炎を引き起こす可能性もあります。

ユリ科の植物には、ユリ、チューリップ、ヒヤシンスなど大人気植物が含まれています。しかしこの植物は犬にとって有毒となり、噛んでしまうだけで嘔吐や下痢、さらに黄疸、溶血、貧血など腎機能に大きなダメージを与えてしまいます。
また、ユリ科の植物の場合皮膚に接触するだけで皮膚にかぶれが出る可能性があります。
ユリ科の植物は沢山あるのですが主に【球根のある植物】は犬にとって有毒な植物と認識していると覚えやすいかと思います。

犬が観葉植物を誤飲してしまわないようにするには予防する事が大切です。一番の予防方法は、犬を飼っている場合は植物を部屋に置かないという事が一ですが、観葉植物が好きな方もいらっしゃいますし、元々置いてあった観葉植物を処分するのも心苦しいかと思います。
このように、観葉植物を飼育しているお部屋に置いておきたい場合、犬が絶対に届かない場所に置きましょう。
設置する部屋にこだわりがない場合、犬を飼育しているお部屋以外に設置するなど、とにかく犬が絶対に触れられない場所に置くことが予防方法となります。

犬にとって有毒な植物は、お散歩コースに生えている可能性があります。お散歩中によく見るアジサイやアサガオ、キクなども犬にとって有毒な植物になります。お散歩中はできるだけ草のある場所を避けて通るようにしましょう。
また家庭菜園をしている場合も犬にとって有毒な植物かどうかを事前に調べておき、有毒な植物な場合、犬が近づけないように柵をするなどの工夫が必要です。

いかがでしたか？犬が食べてはいけない観葉植物は沢山あります。お家に植物を置いている場合、愛犬の安全を守る為にも、一度犬にとって危険ではないか調べておくことをお勧めします！