日揮情報ソフトウェア、日本オラクルと ビジネス プロセス マネジメント分野で協業を強化 〜両社のSOA製品を活用したコンサルティングサービスを提供し、 効果的な業務プロセスの改善を目指す〜
日揮情報ソフトウェア株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:安藤 広之)と、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅 正明、以下、日本オラクル)は、2005年7月25日に発表した「Oracle BPEL Process Manager」の製品出荷に合わせて、今後ビジネス プロセス マネジメントの分野で協業を強化します。
本日当社が出荷を開始したビジネス プロセス モデリングツール「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio Ver.2.0 Professional」と、日本オラクルのSOA(サービス指向アーキテクチャ)実行環境である「Oracle BPEL Process Manager」を連携させ、BPMN(Business Process Modeling Notation)-BPEL(Business Process Execution Language for Web Services)によるSOAに対応する次世代のビジネスプロセス駆動型設計手法を国内に普及させることで協業いたします。具体的に以下のとおりです。
● コミュニティサイト「BPM-log」の立ち上げ
BPM/SOAサイクルの実現のためのコミュニティサイト「BPM-log」を立ち上げ、評価用サンプルやチュートリアルの公開を開始いたします。「ITpearls Process Modeler」と「Oracle BPEL Process Manager」を使用し、BPMNを使ったビジネスプロセスモデリングからBPEL生成、「Oracle BPEL Process Manager」でのBPEL編集、展開、実行までインストール作業を含め約3時間で体感できるサンプル、Webサービスを利用した旅行行程予約プロセスをモデルにしたチュートリアルなどをこのサイトで公開しました。 URL: http://tech.jsys-soft.jp/
● ビジネスプロセスモデリングにおけるコンサルティングメニューの提供
BPMNを活用した業務プロセスの可視化、BPMNの表記法およびBPELへのマッピング技術を通し、ビジネスプロセス指向の分析設計法に関わる教育/コンサルティングサービスの提供を開始します。
これらの教育/コンサルティングサービスは、これまで分断されたビジネスとITの橋渡し役となる人のスキル、手法、技術、戦略に新しいパラダイムを提供し、経営戦略及び業務分析とOracle BPEL Process ManagerによるIT実装を密接に結び付けていきます。
このように両社の製品を組み合わせて使用することで、ビジネス プロセスのモデリングから実行エンジンへの実装までを、よりシームレスに実現できるようなります。さらに両社は、BPMNでのビジネスプロセスモデリングからBPELを使ったSOAシステムを実践するユーザー企業の拡大のため、ユーザー向けの技術教育プログラムを強化し、ビジネス部門とIT部門をシームレスにつなぐプロセス ライフサイクル エンジニアリングの推進を共同で行います。
BPELについて
標準化団体のOASISに提案された、複数のWebサービスを組み合わせたビジネスプロセス(ワークフロー)を定義するためのXMLベースのビジネスプロセス実行言語。Webサービスのデータ仕様を定義するWSDL(Web Services Description Language)で記述されたWebサービス・インターフェイスをベースとして、Webサービスの呼び出し、データの操作、障害通知、例外処理、プロセスの終了などのアクティビティを結び合わせて、複雑なプロセスを定義します。また、処理フロー記述のほかに、BtoB(企業間の取引)フローのように、異なる企業間でのWebサービス連携の記述にも適用可能となっています。
ITpearls Process Modelerについて
BPMN1.0に完全準拠したビジネスプロセスモデリングツールです。同製品の大きな特徴として、ビジネスユーザーだけでなく、一般ユーザーでも広く使用されているマイクロソフト株式会社のMicrosoft Visioをプラットフォームとして実現した点です。専門ツール独自の複雑な操作を習得する必要なく、Microsoft VisioのステンシルとしてBPMNの基本要素を提供しているため、完成度の高いMicrosoft Visioの作図機能を活用することができます。BPMNの簡単で理解しやすい表現でビジネスプロセスの全体像を明確に捉えることが可能となり、ベンダ独自の書き方に依存しない表現方法でビジネスプロセスを可視化し、業務全体を一目で把握できるようになります。Standard、Business、Professionalの3つのエディションを用意し、Professional Editionでは、BPMNからBPELをエクスポートする機能が装備されています。
Oracle BPEL Process Managerについて
「Oracle BPEL Process Manager」は、SOAを強化した新ミドルウェア基盤「Oracle Fusion Middleware」を構成するコンポーネントのひとつで、Webサービスやビジネスプロセスを標準に基づいて素早く設計し、アプリケーションサーバー上で容易に運用することが可能です。OASISが管理するBPELをネイティブ・サポートし、統合プロジェクトのコストと複雑さを低減するとともに、統合プロジェクトの戦略的価値を高めます。
*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本プレス発表に関するお問い合わせ先
日揮情報ソフトウェア株式会社 eBiz営業部 深池
Tel: 03-5778-0262 Fax: 03-5778-0265
E-mail: prodpost@jsys.co.jp
ホームページ: http://www.jsys-products.com/
日本オラクル株式会社 コーポレートコミュニケーション室 広報 北川
Tel: 03-6238-8180 Fax: 03-5213-6990
E-mail: Natsuko.Kitagawa@oracle.co.jp
ホームページ: http://www.oracle.co.jp/