近畿大学経営学部生が人気和菓子店と敬老の日限定商品を共同開発 祖父母への想いを包んだ和菓子セット「愛♥箱(あいあいばこ)」
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一ゼミは、京都府精華町の人気和菓子店「御生菓子司ふたば」と、「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに地域創生の取り組みを行っています。
その一環として、令和6年(2024年)9月14日(土)から9月16日(月・祝)まで、敬老の日限定商品として共同開発した「ぷくっとあんろーる」と、祖父母を表した上生菓子の詰め合わせセット「愛♥箱(あいあいばこ)」を、御生菓子司ふたば精華町店・城陽店にて限定70セット販売します。
【本件のポイント】
●「若者の和菓子離れを食い止める」をテーマに、地域に根付いた和菓子店と近大生が商品開発
●新商品の「ぷくっとあんろーる(商品名)」と上生菓子を詰め合わせた敬老の日限定商品
●学生は、商品企画から試作、パッケージ制作、販売促進まで手がけ、実学で商品開発を学ぶ
【本件の内容】
経営学部の松本ゼミでは、「若者の〇〇離れを食い止める」を研究テーマとして、さまざまな企業や自治体とともに産官学連携の取り組みを行っています。その中で、学生から「和菓子は好きだが、店に一人で入るのはハードルが高い」という意見があり、令和3年(2021年)6月から、若者が親しみやすい和菓子及び店舗の開発・プロモーションに取り組んでいます。今年の敬老の日も、昨年に引き続き御生菓子司ふたばと共同で商品開発を行いました。
今年の敬老の日限定商品は、新商品である和菓子「ぷくっとあんろーる」2種各2つと祖父母を表した上生菓子2種をセットにしました。「ぷくっとあんろーる」は、伝統的な和菓子である「若鮎」と「どら焼き」から着想を得て開発したもので、長寿の象徴である梅の花を焼印したもちもちの柔らかい生地に、ほど良い甘さのつぶあん、または白あんとさつまいもの餡を挟んでいます。パッケージには、お孫さんやご家族の写真を貼り付けることができる仕掛けを施し、祖父母への贈り物としての特別な工夫を凝らしました。
祖父母やご両親を大切に思う方々、特にお孫さんが祖父母を思い浮かべながら手に取っていただくシーンを想定して商品開発を行いました。日頃の感謝の気持ちを、言葉とともにこの和菓子で伝えていただければ幸いです。
【商品概要】
商品名 :愛♥箱(ぷくっとあんろーる2種4つ、上生菓子2種の詰め合わせ)
(限定70セット)
販売期間:令和6年(2024年)9月14日(土)~16日(月・祝)
事前予約:令和6年(2024年)9月1日(日)~15日(日)
販売価格:1,570円(税込)
販売店舗:御生菓子司ふたば 精華町店(京都府相楽郡精華町祝園西1-40-4)
販売店舗:城陽店(京都府城陽市寺田樋尻69-72)
お問合せ:御生菓子司ふたば精華町店 担当:越田耕平(店主)
TEL(0774)29-4529
【御生菓子司ふたば】
かつて四条堀川にあった銘店「京菓子司ふたば総本舗」から暖簾分けとして、昭和45年(1970年)に城陽市で創業しました。昔ながらの製法を守る和菓子から、斬新の創作和菓子まで、日々挑戦を続けています。
http://wagashi-futaba.jp/
【参加学生のコメント】
経営学部商学科3年 林彩華さん (ふたばプロジェクトリーダー)
年中行事を通じて日本の伝統文化に触れる機会を大切にし、和菓子を贈ることで世代を超えた心温まる交流ができるのではないかと考え、敬老の日に向けた新商品の開発を行いました。敬老の日は、祖父母に感謝を伝える特別な機会であり、子供たちが感謝の心を育む貴重な時間です。私たちの商品が、家族にとって心に残る特別な思い出を作り出すきっかけになればと願っています。今後の活動では伝統的な和菓子の魅力を若者に伝えると同時に、新たな視点でその魅力を再発見し、さらなる可能性を追求していきます。
【関連リンク】
経営学部 キャリア・マネジメント学科 准教授 松本誠一(マツモトセイイチ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1219-matsumoto-seiichi.html