日本で唯一、10年連続「改革総合支援事業」に全タイプ選定 採択タイプ数は引き続き日本一
「教育」と「高度な研究」実装分野で上位にランク
芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2022(令和4)年度「私立大学等改革総合支援事業」(文部科学省)の全4タイプに選定されました。国が求める大学改革に対する本学の取り組みが、選定基準を上回ったためです。
今年は609校が申請し252校が選定されました。全4タイプ選定校は、芝浦工業大学を含む8校のみでした。本学は本事業の開始以来、10年連続で全てのタイプに採択を受けた唯一の大学となりました。
ポイント
教育(タイプ1:特色ある教育の展開)で全申請校のうちトップ5%、
研究(タイプ2:特色ある高度な研究の展開)で全申請校のうちトップ2%の得点帯に位置
全申請校の得点分布から見る、本学の位置
・芝浦工業大学の得点
間断なき改善改革の全学的展開と、企画・実行する体制の定着
2027年に創立100周年をむかえる本学では、教学の中長期目標としてCentennial SIT Actionを掲げています。Centennial SIT Actionでは、アジア工科系大学トップ10となるよう5つの目標※に、全学的に取り組んでいます。具体的には、学長室員、各学部、理工学研究科、センター組織を含めた機関が毎年度目標シートを作成し、そこに掲げた定量的数値目標や定性的な目標について、進捗を管理し、PDCAサイクルを回すことで、間断なき改善改革を実現しています。また、本学の内部質保証に責任を負う学部長・研究科長会議といった会議体では、学長、副学長、学長室員、各学部長、理工学研究科専攻長、付置機関、各事務部の部長全員が出席しており、その会議での決定事項については、各学部の教授会、学部長室、各学科の主任会議等を通じて、早急に全学的に共有される仕組みが根付いています。
・経営、教学の相互理解と、情報共有体制の構築がさらに進展
2014年度から、年度当初に全学期首会議、年度中に全学期中会議という理事長を含めた役員と学長を含めた教学執行部が一同に介し、法人・大学の中長期ビジョンを共有する会議体を設けています。これを通じ、大学改革に向けて、教学側だけでなく、法人からの理解及び迅速なサポートをうけることのできる体制が構築できています。
さらには、教育に関する内部質保証について、職員と教員が協働で取り組むことのできる体制及び相互の信頼関係が築けている点が本学の強みです。とくに、文部科学省の競争的資金の獲得、事業推進を通じた取り組みにより、協働意識の醸成が加速しています。
私立大学等改革総合支援事業とは
特色ある教育研究の推進や産業界・他大学との連携など、改革に全学的・組織的に取り組む大学等を重点的に支援する事業。
・詳細|事業の概要・選定結果(文部科学省Webサイト)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1340519.htm
※Centennial SIT Actionの5つの目標
芝浦工業大学とは
工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科
https://www.shibaura-it.ac.jp/
日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都と埼玉県に2つのキャンパス(豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9,000人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。