ごみ処理施設の建設・運営事業を受注(岡山市向け)

株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、岡山市が発注するごみ処理施設のDBO事業(以下「本事業」)を受注しました。

本事業の概要

国内のごみ焼却施設は現在約1,000施設(1日あたり処理能力で約17万トン)が稼働しています。資源循環型社会の形成に向けた社会インフラとして重要な役割を担う一方、稼働後20年以上経過した施設が6割を超えるなど老朽化が進んでおり、更新・延命化の需要が高まっています。本事業は、稼働後40年以上が経過した岡山市のごみを処理する岡南環境センターの解体と、岡山市、玉野市及び久米南町のごみを処理する広域処理施設の建設及び20年間の運営を行うものです。

施設完成イメージ
施設完成イメージ

本事業における当社の取り組み

本事業において当社は、長期間にわたる安全・安定的なごみ処理の継続はもちろん、エネルギー拠点として近隣の温水プールなどへ熱や電力を供給するほか、市街地に立地する特性から、防災拠点として最大200 名の受入が可能な避難スペースを確保するなど、地域の安心・安全な生活を支え、地域から親しまれる施設として建設・運営を行います。

高性能ストーカ炉やAI燃焼制御(ICS,※1)、高度排ガス処理、ごみクレーン自動運転などの最新技術や、Solution Lab(※2)での運転データの分析と改善提案により、多様なごみを安定的に燃焼させ、有害ガスの発生を抑えつつ安定的に除去する他、ごみのもつエネルギーを熱や電力として最大限活用することで、売電量の最大化、 CO2の削減を実現します。

Solution Labでの遠隔監視・運転支援
Solution Labでの遠隔監視・運転支援

今後の当社の取り組みについて

当社は今後も、国内外の都市ごみ焼却施設で約370施設の建設実績と多数の運営実績を活かした、地域の安心・安全な生活や環境保全を実現する施設の建設・運営を通じて、ESG課題(※3)でも掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成に貢献してまいります。

(※1)  AIを活用した燃焼制御システム「ICS(Intelligent Control System)」
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2021/20210628.html

(※2) 当社のプラント遠隔監視・運転支援拠点
当社プレスリリース:https://www.takuma.co.jp/news/2018/20181213_2.html

(※3) 当社のESGへの取り組みについて
https://www.takuma.co.jp/esg/

事業の概要

発注者
 岡山市

受注者
 代表企業 ㈱タクマ
 構成企業 ㈱大建設計、㈱奥村組、㈱大本組、㈱タクマテクノス、内海プラント㈱、㈱西日本アチューマットクリーン、(公財)岡山県環境保全事業団

事業名
 岡山市可燃ごみ広域処理施設整備・運営事業

建設場所
 岡山市南区豊成一丁目4番1号ほか

事業内容
 既存施設の解体撤去工事、広域処理施設の設計・建設、20年間の運営業務、焼却残渣の運搬・資源化業務

施設概要
 ごみ焼却施設
 処理能力:200t/日(100t/日×2炉)
 処理方式:ストーカ式
 発電出力:5,000kW

事業方式
 DBO(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)方式

契約金額
 327億4,000万円(消費税抜き)

設計・建設期間
 2022年4月~2027年3月

運営期間
 2027年4月~2047年3月(20年間)


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