AYA世代のがん患者を対象に、美容に関する意見交流会を開催 資生堂ジャパン×近畿大学文芸学部ホスピタルアートゼミ共同企画
近畿大学文芸学部(大阪府東大阪市)文化デザイン学科のホスピタルアートゼミ(担当教授:森口ゆたか)は、資生堂ジャパン株式会社(東京都港区)と共同で、令和5年(2023年)11月23日(木・祝)に大阪国際がんセンター(大阪府大阪市)で、「AYA世代※ のがん患者さん対象の美容意見交流会」を開催します。
※ AYA世代:Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)に含まれる15~39歳の世代
【本件のポイント】
●近畿大学文芸学部と資生堂ジャパン株式会社による、AYA世代のがん患者と関係者を対象としたイベント
●近大生が開催するフラワーバスケット制作のワークショップでは、AYA世代同志の交流を深めながら、リアルな悩みごとを相談できる機会を創出
●資生堂ジャパン株式会社はAYA世代の患者が自分らしくいられるビューティーセミナーを実施
【本件の内容】
近畿大学文芸学部のホスピタルアートゼミは、「人々のウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に満たされた状態)を、アートやデザインの力でサポートする」を理念として活動しています。令和4年(2022年)からは、美の力を通じて誰もが自分らしく過ごせる社会の実現を目指し、さまざまな対象者や目的に応じてQOLの維持・向上をサポートする資生堂ジャパン株式会社と連携し、毎年テーマを決めて社会活動に取り組んでいます。
今年度は「AYA世代のがん」をテーマに活動しています。AYAとは、Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)のことで、一般には15~39歳の世代とされています。この世代は小児から成人へと移行していく時期で、小児に好発するがん、成人に好発するがんがともに発症する可能性があり、AYA世代の病気による死亡原因のトップはがんです。AYA世代は就学や就労、結婚や出産、育児などさまざまなライフイベントが起こる時期で、がんに罹患すると通学や仕事の継続に支障をきたすことが往々にしてあり、医学的な面だけでなく、AYA世代に特有のさまざまな問題点に配慮した精神的・社会的な面からのサポートが必要と言われています。
今回はAYA世代の未来に向けたサポートを検討することを目的として、「AYA世代のがん患者さん対象の美容意見交流会」を開催します。本イベントでは、近畿大学生が主体となりフラワーバスケットを制作するワークショップを開催し、AYA世代同士の交流を深めながら楽しんでいただく時間を作るとともに、リアルな悩みごとを相談できる機会を創出します。また、資生堂ジャパン株式会社は、AYA世代の患者が自分らしくいられるビューティーセミナーを行い、抗がん剤治療の副作用等による美容上の困りごとについて気軽に相談できる場を設けます。
【開催概要】
日時 :令和5年(2023年)11月23日(木・祝)
①10:30~11:30 ②14:00~15:00(各回同一内容)
場所 :大阪国際がんセンター 患者交流棟2F
特定非営利活動法人つながりひろば
(大阪市中央区大手前3-1-69、
Osaka Metro「谷町四丁目駅」から徒歩約5分、
「天満橋駅」から徒歩約7分)
内容 :ワークショップ「フラワーバスケット作成」(担当:近畿大学生)
ビューティーセミナー「パーソナルカラー診断と眉レッスン」
(担当:資生堂ジャパン株式会社)
対象 :AYA世代のがん患者および関係者
(各回定員8人、参加無料、要事前申込)
申込方法:下記フォームより申込み
https://forms.office.com/r/0RVVmGh2BV
申込締切:11月20日(月)23:59まで
お問合せ:近畿大学文芸学部学生センター
TEL(06)4307-3061
【関連リンク】
文芸学部 文化デザイン学科 教授 森口ゆたか(モリグチユタカ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1482-moriguchi-yutaka.html