近畿大学生が製品開発コンテストで1位を獲得した企画を商品化 読書で得た学びを日常生活に生かす「Shiori Note」を販売開始
近畿大学経営学部(大阪府東大阪市)商学科教授 廣田章光ゼミと、大阪書籍印刷株式会社(大阪府大阪市、以下 大阪書籍印刷)が共同開発した、「しおり」と「ノート」の機能を持つツール「Shiori Note」を、令和5年(2023年)10月10日(火)から販売します。
本企画は、令和4年(2022年)の製品開発コンテスト「Student Innovation College(以下、Sカレ)」で、大阪書籍印刷が提示した「未来が描けるノートづくり」という課題において廣田ゼミが1位を獲得し、商品化されたものです。
【本件のポイント】
●「Sカレ」1位の経営学部生チームと大阪書籍印刷が共同開発した「Shiori Note」を発売
●ビジネス書や自己啓発本などの内容を知識として実生活の場で生かすためのツールを開発
●学生は、企画提案、商品開発、販売までの一連のサイクルを実学で学ぶ
【本件の背景】
「Sカレ」は平成18年(2006年)から続く、日本最大の学生製品開発コンテストで、全国31大学から学生が参加します。企業が抱える課題をテーマとして提示し、学生チームが半年かけて探索調査、コンセプト創造、プロトタイプ制作、実験・検証を繰り返し、当該企業に対し企画提案を行います。最大の特徴は、各テーマで1位となったチームの企画は実際に商品化され、販売されることです。
令和4年(2022年)12月10日に第17回「Sカレ」のファイナルプレゼンテーションが行われ、過去最大の600名を超える学生、企業担当、研究者が参加しました。大阪書籍印刷は、書籍印刷を営む企業として本の文化や紙のマーケットを守り、活性化するための新たな取り組みとしてSカレで「未来が描けるノートづくり」というテーマを提示し、同テーマにおいて経営学部の廣田ゼミが1位を獲得し、吉田秀雄記念事業財団賞を受賞しました。
【本件の内容】
廣田ゼミの学生は、専門領域である「デザイン思考」と「マーケティング」の能力を生かし、ビジネス書や自己啓発本などの読者を対象に、本の内容を知識として実生活で役立てるツールとして、「Shiori Note」を開発しました。本に挟んで目印にするしおりの機能と、読書で得た知識や気づきを手書きで記録するというノートの機能を兼ね備えています。デジタル時代において、紙や手書きなどのアナログの良さに再注目し、学生の読書、紙の本への関心を引くツールです。
デザインは、ゼミが「Shiori Note」に関して行ったアンケートを参考に改良を重ね、1mm以下の材質を採用、また読書中、常に目に入ることから、やさしい色合いの5色展開とし、「集中力」を高めるブルーや、「安心感」を生むローズなどの色の機能に基づいて選定しました。
【販売概要】
商品名 :Shiori Note
発売日 :令和5年10月10日(火)
取扱店 :(1)大阪書籍印刷株式会社運営サイト
https://archshop.jp/
(2)近畿大学生活協同組合(21号館1階ショップLeaf)
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、
近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
定価 :385円(税込)
※ 近畿大学生活協同組合においては特別価格 308円(税込)で販売
サイズ :高さ148mm×幅48mm×厚み1mm
ページ数:8ページ
お問合せ:大阪書籍印刷株式会社 営業部 担当:畠中、西村
TEL(06)6476-3324
【大阪書籍印刷株式会社】
所在地 :大阪府大阪市西淀川区百島1-3-78
代表者 :代表取締役 成田節夫
創業 :明治42年(1909年)9月
設立 :平成20年(2008年)2月
事業内容:書籍・チラシ・パンフレットの編集・デザイン・DTP、電子書籍、印刷・製本・加工、配送、在庫管理、電子カタログ・WEB制作、ノベルティ制作
従業員数:25名
資本金 :1,000万円
【学生代表コメント】
経営学部商学科 4年 森本扇由(もりもとみゆ)さん
この企画を通して、読書の良さや面白さを再認識し、私自身、本を読む習慣がつきました。「Shiori Note」を通して、より多くの方に本に興味を持っていただければと思います。読書好きの方はもちろんのこと、なかなか書籍に手が伸ばせなかった人にも手に取っていただき、「Shiori Note」でより良い読書体験を実現していただきたいです。
【関連リンク】
経営学部 商学科 教授 廣田章光(ヒロタアキミツ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/79-hirota-akimitsu.html