「社長ブログ」について、広報担当者100人に初めて聞きました。 ウェブ上のタイムリーな企業情報公開は91%の企業で実施。 一方、「社長ブログ」での情報発信に半数以上が慎重な姿勢。 〜第4回「広報実態調査」結果より〜
株式会社ニューズ・ツー・ユー(東京都千代田区、代表取締役社長:神原弥奈子、以下:当社)が、企業広報とIT利用の現状を把握するために実施した「企業広報実態調査2005」の結果がまとまりましたので、報告いたします。
「企業広報実態調査」は2002年から毎年行っている調査で、今回が4回目。企業の広報体制や活動内容、IT利用の現状について調査し、さらに企業規模(中小企業/大企業)による傾向を分析しています。今回の調査は、より詳細な結果を得るために設問を40問に増やし、100社から回答を得ました。
【調査の概要】
調査対象:企業の広報・マーケティング担当者
集計方法:調査サイトへのアクセスによるオンライン回答(専用回答フォームによる集計)
調査方法:メールマガジン「週刊広報」、自社ウェブサイト等による自社調査
● 調査時期・・・2005年10月〜12月
● 有効回答数・・・100サンプル
● 回答企業の属性・・・業種、従業員数、上場・非上場区分について質問
● 調査項目・・・ 1.広報業務と体制について
2.マスコミに対する広報活動について
3.インターネットと広報
4.広報活動におけるウェブサイトの利用
5. インターネットを利用した広報とセキュリティ
6. ブログの導入状況
6項目 全40問
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┃ウェブ上からのタイムリーな情報発信は9割の企業で実施
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自社のホームページの中にプレスルーム(プレスリリースの掲載コーナー)があるかをたずねたところ、全体の76%が「ある」と回答した。これは昨年度の結果(66%)と比較して12%増加している。
サイトへの掲載タイミングもリリース当日中の掲載を意識している企業が10%増加し(昨年比)、掲載ページへの効果測定のひとつとして、アクセスログの解析の必要性を感じている企業が目立つ。(※参考1)自社のプレスリリースを積極的にウェブ上で開示する姿勢が一層強まり、広報活動の指標としてインターネット・ユーザの反応も重要視されている傾向がみられる。
◆プレスリリースのホームページへの掲載タイミング
2004年 2005年
記者発表と同時 48% 58%
記者発表の数時間後 34% 33%
記者発表の数日後 3% 1%
決まっていない 14% 1%
(※参考1)プレスルームのアクセスログ解析有無 について http://www.itpr.jp/rr/rr08_04.html
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┃ブログの社内利用は4割の会社で積極的。一方で「社長ブログ」の採用には慎重
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国内利用者が335万人ともいわれるブログは、インターネット・ユーザーにとっての利用がすでに一般化しているといえる。企業においての具体的な利用方法としては「社長ブログ」が代表的であり、その公開状況についてたずねたところ、実際に「公開している」企業は全体の1割で、その内訳をみると上場企業は1社にとどまり、その他は非上場であった。IT系企業、ベンチャー企業において積極的に「社長ブログ」が運営されている傾向にある。
◆「社長ブログ」を公開していますか。
公開している 11%
検討中 11%
公開していない 78%
また、広報担当者の立場から「社長ブログ」を公開してほしいかを質問したところ、「してほしい」という肯定的な回答が約4割、「あまりしてほしくない」「してほしくない」という否定的な意見が約6割であった。近年「社長ブログ」そのものの社会的注目度はあるが、実際の採用に関しては慎重な姿勢がうかがえる結果となった。
◆貴社の経営トップに自分のブログ(社長ブログ)で情報発信してほしいですか。
してほしい 39%
あまりしてほしくない 37%
してほしくない 24%
▼詳しい結果については、下記URLよりご覧いただけます。
URL:http://www.itpr.jp/rr/index.html
■株式会社ニューズ・ツー・ユーについて URL: http://www.news2u.co.jp
2001年3月設立。ニューズ・ツー・ユーは企業が新たなビジネスチャンスを創造するために、オンラインでの各種サービスを提供しています。ニュースリリースポータル「News2u.net」(URL: http://www.news2u.net/)、インターネットを活用したコーポレート・コミュニケーションを支援する各種ASP事業、企業Webサイトの制作、各種セミナーや広報コンサルティング等、あらゆる広報支援サービスを提供しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ニューズ・ツー・ユー
担当:照井、冨岡
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