【名城大学】「第3回ミライ社会へのユメ絵画展」表彰式を開催
吉野彰終身教授・特別栄誉教授らが受賞者に表彰状を贈る
本学が全国の小学生を対象に募集した「第3回ミライ社会へのユメ絵画展」の表彰式が3月24日、天白キャンパスの名城ホールで開催されました。愛知県と兵庫県から受賞者8人が出席(ほか2人が欠席)し、特別審査員で2019年ノーベル化学賞受賞者の吉野彰終身教授・特別栄誉教授らから表彰状が贈られました。
「ますます地球が住みやすくなるようにと描いた夢を伝えていただいた」と小原学長
今回は「夢の発明」をテーマに、「あったらいいな」と考えた発明品を子どもらしい自由な発想で描いてもらいました。全国各地から238点の応募があり、吉野終身教授や小原章裕学長、2014年ノーベル物理学賞受賞者の故・赤﨑勇特別栄誉教授の門下生である上山智理工学部教授らが審査し、学長賞や吉野教授特別賞など入賞10点が選ばれました。
表彰式では、初めに小原学長が「この地球がますます住みやすくなるようにと皆さんが描いた夢を私たちに伝えていただいたので、私たちも手伝いながら大きく羽ばたいていただきたいと思います」とあいさつ。小原学長、吉野終身教授、上山教授、伊深智美渉外部事務部長が受賞者1人1人に表彰状を手渡しました。
続いて、上山教授が「入賞作は子どもらしい感性の作品を選びました。大人になってもその鋭い感性を持ち続けてください」とアドバイス。吉野終身教授も「皆さんはまず自分で考え、人に理解してもらうように形にすることで作品を描いたと思います。ぜひ社会に出てからこうした経験を生かしてください」と期待しました。
「第3回ミライ社会へのユメ絵画展」受賞者発表
https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_29703.html
吉野終身教授「今回の経験をぜひ今後に生かしてください」と期待
表彰式の後には、受賞者とその家族は、応募作品を展示している天白キャンパス内の校友会館4階の「赤﨑・天野・吉野ノーベル賞記念展示室」へ。吉野終身教授が展示してあるリチウムイオン電池の特徴などを子どもたちに分かりやすく説明し、「皆さんが社会に出る時にはサスティナブル社会が実現しているでしょう」などと語り掛けていました。
吉野終身教授はさらに、自らのノーベル賞のメダルのレプリカの前で子どもたちと記念写真を撮ったり、入賞作品の前ではその作品を選んだ理由を説明したり。「ノーベル賞を受賞したときはどんな気持ちでしたか?」と質問されると、「うれしいというよりも頭の中が大混乱しましたが、じわじわと実感がわいてきました」と笑顔で答えていました。