「一生賃貸生活」は恥ずかしいは、過去の話。

2021-06-20 14:30

一昔前は、結婚して子供が生まれてしばらくたった時「そろそろ家が欲しい」と考える方が多くいました。これは今でも同じことが言えます。
近年では「住宅ローン減税」「住宅ローン低金利」が拍車をかけ『月々の家賃並み』に戸建てに住むことが可能となってきたことから、ファミリー向け賃貸物件に入居されている方の約半数以上は、戸建て住宅を購入・住替えされる方が増えてきています。

ただその一方で、戸建て住宅に住替えることによって、毎月の住宅ローンの他に「固定資産税」「火災(地震)保険料」の支払いが発生し、両者は住宅ローンとは別となっていることから、固定資産税と火災保険料の支払い(月割りにした場合)と住宅ローンの合計額が、以前入居していた家賃並みならば、まだいいのですが、ただ近年では「自然災害」が多発していることから、火災保険料は年を追うごとに「高く」なっていくことが予想されるので、住居費が家賃並みとなるのは、ほんの数年だけの話。

収入が増加しない限り、住居費の負担額は高くなっていくことから、もし戸建て住宅を購入される場合には、しっかりとしたシミュレーションをしないと、後々痛い目にあってしまいます。

一方賃貸物件は「住み続けていても自分の部屋(所有権)」にはなりませんが、ただ戸建てと比べると、責任を負わなくても済む場合が多いので、住みやすいと言っても過言ではありません。
では、賃貸に住むメリットとは、どのようなことが挙げられるのでしょうか?

①多額の負債を抱え込まなくて済む

戸建て住宅を購入される方の殆どは、住宅ローンを借りて住宅と土地を購入されますが、住宅ローンの支払いは「約30年」ぐらいは続き、毎月支払いができればまだいいのですが、転職や失業など「予想もしていなかったアクシデント」が発生した場合、住宅ローンの支払いが厳しくなってしまうと、戸建て住宅を維持することが難しくなり、最悪戸建てを売却せざるを得ない状況になる可能性が出てきます。
一方賃貸の場合は、もし収入が減少して「住み続けることが難しい」場合には、家賃が安いところに「住み替え」をすれば済む話。「破綻」のリスクが少ないのがメリットのひとつです。
また戸建ての場合、設備が壊れてしまった場合には、原則として「自分で対応」しなければなりませんが、賃貸の場合は「経年劣化」で設備不良が発生した場合には、オーナーさんが費用を出して修理や交換してくれるので、持ち出しが少なくなるという面では、メリットと言えます。
さらに、賃貸の場合は「固定資産税」はかかりませんし、家財保険は「値上がり」の心配もないことから、毎月の住居費は原則的には一定のままなので、仮に収入が減った場合には、タイミング(更新月)を見計らって「住み替え」すればいいだけの話となります。

②生活音トラブルがあったとしても、住替えすれば解決できる

「戸建て住宅」に住替えすれば「生活音トラブル」は卒業できると、勝手に思っていませんか?実は戸建て住宅においても「生活音トラブル」は、普通に発生します。
賃貸でも生活音トラブルは、普通に起こりえる話ですが、もし生活音トラブルに巻き込まれてしまった場合、最悪「住み替え」すればこの問題は解決することができます。しかし戸建ての場合、すでに購入してしまっている以上、他の戸建てに住替えすること自体、まず不可能であることから、生活音問題に悩まされてしまう可能性は高くなります。

③おしゃれなリノベ賃貸が増えてきています

地方都市を中心に「賃貸の空室率」が年々悪化の一途をたどっていることから、最近では築年数が経過した物件を「リノベーション」する所が増えてきています。
リノベーションされた物件は、古さは全く感じることがなく、むしろ築年数が浅い物件に入居しているみたいな感覚となり、家賃もリーズナブルになっていることから、最近ではあえてリノベーション賃貸に入居する方が増えてきています。

④高齢者入居可の賃貸も増えつつあります

日本は今後「少子高齢化」の時代になることから、賃貸業界でも「高齢者の方の入居」を認める傾向となっています。日本の健康寿命は長くなってきていることから、老人ホームに入る前の一時的な住まいとして、賃貸を選択される(実家は処分する方が多くなってきています)方が多くなる見込みとなるので、昔と比べて賃貸は借りやすい傾向となっています。

お部屋探しの際、参考になれば幸いです。

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