医療施設での快適空間実現に向けて。奈良県立医科大学附属病院が病室の環境改善に関する検証を、 55インチの大型スマートウィンドウAtmoph Window Upで開始。
アトモフ株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役:姜 京日)が製造・開発を手がける大型55インチの「Atmoph Window Up」2台が、「病院快適環境プロジェクト」に関する検証のため、奈良県立医科大学附属病院(所在地:奈良県橿原市、研究開発者:麻酔科学教室、川口 昌彦教授)に2020年3月1日に導入されました。医学の知識を活用して産業創生を目指す一般社団法人MBT(Medicine-Based Town)コンソーシアム(理事長:細井 裕司)との活動連携で、実用化を推進して全国の病院に展開を目指す共同開発検証です。
Atmoph Window Upは、窓型の55インチ(1252 x 721 x 66mm)大型4Kディスプレイです。窓を通してAtmophが独自に4K撮影した世界各地の風景映像を眺めることで、まるでその場にいるかのような臨場感を味わうことができます。壁にかけるだけで擬似的な窓を生み出し、開放感やリラックス効果をもたらすことができる簡易さから、オフィスやレストラン、ホテルからも好評を得ています。
奈良県立医科大学附属病院ではこれまで麻酔科学教室の川口教授を中心に、ストレスの溜まりやすい入院患者とその医療従事者に癒しをもたらす「病院快適環境プロジェクト」に取り組み、五感と想感(知恵、思いやり)に働きかけるEMC(Effective Medical Creation)に関する検証を実施してきました。平成28年度より集中治療室での病院の快適環境整備として、壁面装飾や音環境、空間創出などの効果についての実証研究を開始。そしてこの度は特に窓の有効性に着目し、全国の病院で活用できる普及性の高さにより、Atmoph Window Upの採用に至りました。
以前から、Atmophは無機質な医療施設に変化と癒しをもたらす取り組みができないかと感じており、この度の川口教授の「病院快適環境プロジェクト」に共感し、専用に病院8Fに設置したライブカメラからの映像を特定のAtmoph Window Upに映し出す機能を開発しました。Atmophの提供する多彩な風景映像だけでなく、病院屋外に設置されたライブカメラからのリアルタイムな景色を病院施設内に届けることが可能になりました。まるで、そこに本当の窓があるかのように、普段見慣れている院内からの景色をご覧いただけます。
集中治療室ではAtmoph Window Upでの視覚刺激の他にも音楽、照明、装飾を使った壁面や扉の絵など、五感を刺激する要素を施したコンセプトルームが完成。今後は奈良県立医科大学が推進している「医学の知識を活用して産業創生を目指す」一般社団法人MBTコンソーシアムとの活動連携による実用化を推進し、全国の医療施設への展開を目指します。
新型コロナ感染症による隔離や外出制限が続く中、Atmophは少しでも患者や家族、医療従事者のストレスを軽減し、病院の快適な空間づくりに貢献していきます。
奈良県立医科大学附属病院について
患者と心が通い合う人間味あふれる医療人を育成し、地域との緊密な連携のもとで奈良県民を守る最終ディフェンスラインとして、安全で安心できる最善の医療を提供します。MBT構想として医師が有する知識を患者の治療だけではなく、医学的に正しい製品や住居、町づくりに関わる全てのものに生かすべく、医学に基づいた社会貢献を目指しています。
MBTコンソーシアムについて
Medicine-Based Town(医学を基礎とするまちづくり)の略称。奈良県県立医科大学と共に医学の知識を活かした産業創出に取り組み、全国のあらゆる業種企業が参加しています(現在の会員数104企業)。
http://mbt.or.jp
Atmoph Window Upについて
Atmoph Windowは壁にかけるだけで世界各地の風景映像とリアルなサウンドで、一瞬にして空間に開放感と変化をもたらすスマートディスプレイです。個人宅での利用を想定した従来の27インチモデルと比べ、より大きくなったAtmoph Window Upはまるで本当にそこにいるかのような臨場感で空間を世界とつなげる、55インチ(1252 x 721 x 66mm)4K大型ディスプレイです。1,000種類以上の迫力ある風景映像が、現実の窓をも越える感動をもたらします。
https://atmoph.com/ja/products/up
アトモフ(Atmoph)について
Atmophは、「日々を、冒険にする」を理念に、窓型スマートディスプレイAtmoph Windowを開発しています。窓から見える世界各国の風景を見ることで、冒険心を刺激し、新しい世界を知り、一歩を踏み出すきっかけになりたい、と願っています。また、スマートスピーカーを介した音声操作や、IFTTT連携を使って実際の天気と窓の風景を連動させたりといった多様な操作方法など、家で過ごす時間の質をより良くするために、「自然」と「テクノロジー」への新しいつながり方を考えています。
https://atmoph.com
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