海藻「紀州アカモク」を使用したアカモクカレーを学内で販売 健康的な食事を学生に意識してもらう
近畿大学(大阪府東大阪市)と紀州日高漁業協同組合は、平成30年(2018年)7月17日(火)から、美容成分フコイダンを多く含む海藻「紀州アカモク」を使用した期間限定メニューを近畿大学東大阪キャンパス内で販売します。
【本件のポイント】
●第2弾!紀州アカモクを使用した新メニューを期間限定で学生向けに学内で販売
●紀州アカモクに美容成分『フコイダン』が豊富に含まれていることを学生にアピール
●本学の学生が、紀州アカモクの認知度向上を目的に産地の地元料理店とメニューを考案
【本件の概要】
近畿大学薬学部准教授 多賀淳は、昨年、紀州日高漁業協同組合からの依頼により海藻「紀州アカモク」の成分分析を行なった結果、紀州アカモクの中に美容成分『フコイダン』という酸性多糖が多く含まれていることを確認しました。これを受け、多賀研究室の学生およびKISS LABOの学生メンバーと近畿大学生協が、紀州アカモクを使用したメニュー3種(アカモクとろろ鶏そぼろ丼、アカモクうどん、アカモクオクラポン酢)を共同開発し、平成29年(2017年)6月に学内販売いたしました。今回は、その第2弾として、KISS LABOと紀州アカモクの産地である和歌山県の料理店が共同で、野菜量と食物繊維の豊富さを意識した新メニュー2種(紀州アカモク黒カレー丼、紀州アカモクなます)を考案しました。栄養豊富で「スーパーフード」とも評される海藻アカモクの知名度と学生たちの健康意識を高めるため、本学生協にて期間限定で発売いたします。
■日時:平成30年(2018年)7月17日(火)~7月28日(土)
■場所:Cafeteria November(11月ホール地下 1F 生協食堂)
(近畿大学東大阪キャンパス 近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■価格:紀州アカモク黒カレー丼 540円(税込)
紀州アカモクなます 86円(税込)
【本件の背景】
紀州日高漁業協同組合では、ワカメを主な産品としていましたが、組合員の高齢化に伴い生産が困難になっていました。そこでワカメに代わる産物として、一昨年よりアカモクの生産を積極的に行い、和歌山県内で初めてアカモクを商品化しました。「‘美’になる海藻」として現在販売を行っています。地域創生への試みでもあります。
【アカモクについて】
アカモクは日本全土に分布する海藻の1種で、シャキシャキとした食感と粘り気が特徴です。ポリフェノール・食物繊維や、ナトリウム・マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれており、花粉症改善やダイエットへの効果・効能が期待されています。
本学薬学部が行った紀州アカモクの成分分析においても、ナトリウム・マグネシウムに加えてカリウム・カルシウム等のミネラル類および美容成分として知られるフコイダンが高濃度で検出されました。あわせて水銀等の重機金属類が検出されなかったことから、紀州アカモクの安全性も確認される結果となりました。
【KISS LABO】
近畿大学薬学部准教授の多賀淳とUHA味覚糖が共同で運営する近畿大学内の産学連携プロジェクト拠点です。薬学部、文芸学部および経営学部とUHA味覚糖の産学連携プロジェクトとして立ち上げられた新ブランド「美はお口から研究所」のポリシーのもと、食と化粧品に関する様々な研究を行っています。
【関連リンク】
薬学部医療薬学科 准教授 多賀 淳(タガ アツシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/806-taga-atsushi.html