リアルタイム車両動態管理・安全対策システム「イトラン」に対応した新GPSトラッカー「StarLink NZR 4G」の国内販売を開始
モービルアイ社後付け衝突防止補助システムや側方衝突警報システムとも連携可能
ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、以下:J21)は、イトラン社(Ituran Location and Control Ltd.、NASDAQ:ITRN、本社:イスラエル)の協力のもと、両社で2014年より国内提供しているリアルタイム車両動態管理・安全対策システムに対応した新GPSトラッカー「StarLink NZR 4G」の販売を2023年6月1日より開始いたします。
「StarLink NZR 4G」は、主に四輪自動車に適合したGPSトラッカーです。LTE Cat.M1/NB-IoTによるリアルタイム位置追跡・レポート機能に加え、急ブレーキや急ハンドルを検知する3軸加速度センサーが内蔵されています。9~32VのDC電源に対応しているため、乗用車から大型バス・トラック、建設車両・構内車両等の幅広い自動車でご利用いただけます。J21が2014年より国内で販売しているGPSトラッカー「StarLink 3G」の後継機種となります。
GPSを利用した車両の動態管理に加え、新規に内蔵された加速度センサーを利用した安全管理も容易に開始いただけます。ドライバー毎の評価レポートを定期的に自動生成させ、管理者へ送信することも簡単です。
内蔵加速度センサーが事故の可能性を検知した場合は、0.01秒間隔で事故前50秒、事故後25秒の合計75秒のセンサー情報が自動的に保存されます。事故後の分析等にご活用いただけます。
オプションのキーパッドを取り付けると、エンジン起動時にアラームが鳴り、運転者IDの入力を促されます。車両運行と運転者が紐付けられることで、運転者毎の正確な評価レポートを生成することが可能となります。
J21にて販売しているモービルアイ社(Mobileye Vision Technologies Ltd.、NASDAQ:MBLY)の衝突防止補助システムとの連携も可能です。専用のモービルアイアダプター(オプション)と組み合わせることで、急ブレーキや急ハンドルなどのGPSトラッカー標準の安全評価イベントに加え、モービルアイの5つの警報の記録が可能です。
モービルアイ連携時には、モービルアイ警報を考慮した運転者評価レポートが作成されます。車間秒数の分布を表示することも可能です。
モービルアイ社の後付け可能な側方衝突警報システム「モービルアイ・シールドプラス」にも対応しています。大型車両の側面後方にカメラを取り付けることで、車両側面の歩行者や自転車などの交通弱者(以下、VRU)の検知が可能になる「モービルアイ・シールドプラス」に、本GPSトラッカーを装着すると、正面・側面のモービルアイ警報の記録を行うことが可能です。
また、車両がVRUと接近した頻度を地図上に表す「ヒートマップ」を生成することも可能です(オプション:VRUホットスポットロケーター)。都市や地域の安全対策にお役立てください。
J21では、トラック・バスなどの運輸・運送事業者、大口の社用車ユーザーを中心に、イトラン社製品やモービルアイ社製品などの車両安全対策製品やサービスを提供してきました。全ての商用車の衝突事故の危険性を減らし、乗員や乗客、また歩行者や自転車との事故リスクを削減するため、これからも注力してまいります。
イトラン社ハードウェア(GPSトラッカー)
製品名:StarLink NZR 4G
発売日:2023年6月1日
販売価格:お問い合わせください
標準取付工賃:22,000円(税別20,000円)
製品保証:1年間
システム構成:メインユニット、接続ケーブル
RAT:LTE Cat.M1
対応周波数(LTE-TDD):B39
対応周波数(LTE-FDD):B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B8 / B12 / B13 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28
動作温度:-20~70 ℃
大きさ:9.2 cm x 6.5 cm x 2.8 cm
重さ:120 g
GPS:GPS/GLONASS/GALILEO、アクティブアンテナ
入力電圧:DC 9~32 V
入力電流:動作時 20~30 mA(平均)、低電力モード時 10 mA 以下、セーブモード時 3 mA 以下
バックアップ用バッテリー:3.6 V、750 mAh
保存データ容量:8,000 メッセージ
イトラン社ハードウェア(オプション)
製品名:5キーパッド/10キーパッド/モービルアイアダプター
販売価格:お問い合わせください
イトラン社クラウドサービス概要および特長
1.通信型動態管理システム
GPSトラッカーから収集したデータはモバイルネットワーク経由でクラウドに自動的に送信されます。車載器からSDカードなどを回収する必要はありません。GPSトラッカーのモバイル通信料は定額のサービス料に含まれています。PCのブラウザなどから管理ポータルにアクセスすることで全ての機能をご利用いただけます。
車両の位置やイベントは管理ポータルからリアルタイムに把握できます。特定のイベントが発生した際に、メールやSMSで概要を送信することも可能です。運行後に当日の経路や関連データを出力し、日報や勤怠管理の補助データとしてご利用いただく事例も多くございます。
2.バッテリー内蔵/イベントメモリー
十分な容量のイベントメモリーとバッテリーバックアップによって、通信環境が安定しないトンネル内等で発生したイベントや、エンジン停止直前のイベントなども、漏れなく蓄積できます。
エンジン停止後も、トラッカー内蔵バッテリー容量の範囲で、消費電力を抑えつつ稼働を続けます。海外では盗難防止ソリューションとしても広く用いられています。
3.3軸加速度センサー内蔵
急発進や、急ブレーキ、危険な追い越し、危険な旋回などのイベントを検知します(運転者への警報音通知はオプション)。事故につながる可能性のある危険な運転を減らすとともに、燃費改善の効果も期待できます。
事故の可能性を検知した場合、0.01秒間隔で事故前50秒、事故後25秒の合計75秒のセンサー情報が自動的に記録され、事故後の分析に最適なデータを提供いたします。
4.レポート自動生成
日報や運転者評価レポートなどの各種レポートは、対象となる期間や車両などの条件を設定して、オンデマンドで生成させるだけでなく、条件設定を保存した後、1週間や1カ月など定期的に自動生成させ、メールにて管理者に送信することが可能です。管理者の負担を最小限にした運用が可能です。
5.モービルアイ社製品との連携
後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」および後付け側方衝突警報システム「モービルアイ・シールドプラス」の警報データをクラウドサービスに送信し、記録することが可能です。記録対象の警報は前方車両衝突警報、低速時前方車両衝突警報、歩行者衝突警報、車線逸脱警報、前方車間距離警報の5種類。警報が発生していない時でも、前方車両との車間秒数を計測し、全運行時間に対する車間秒数の分布を作成できます。
6. 安全運転・エコドライブの分析
クラウドに保持されている全事業所データを用いて、運転者や事業所単位での比較が可能です。また、過去のデータと比較することにより、「ヒヤリ・ハット」の減少状況やエコドライブの改善状況などをご確認いただけます。
イトラン社クラウドサービス
サービス名:イトランFMSサービス
利用料金:2,178円~/台/月(税別1,980円~/台/月、通信料を含む)
最低利用数量:1ユーザー10台以上
最低契約期間:1年間
初期設定費用:基本料金22,000円(税別20,000円)+550円(税別500円)x 数量
※車両・運転者IDのうち多い方の数量
車両の追加・変更にかかる費用:基本料金3,300円(税別3,000円)+550円(税別500円)×数量
※数量は1回で追加・変更する車両の数
※製品載替工賃は別途
データ更新頻度:30秒~
データ項目:車両ID、緯度、経度、日時、イベント名、車速、など
イベント種類:急加速、急ブレーキ、急ハンドル、など(標準)
FCW、PCW、HMW、LDW-L、LDW-R、UFCW、VB(モービルアイアダプター追加時)
PCW-L、PCW-R、PDZ、PDZ-L、PDZ-R(VRUホットスポットロケーター利用時)
PCW-RL、PCW-RR、PDZ-RL、PDZ-RR(VRUホットスポットロケーター利用時、連節バス利用時)
サービス名:VRUホットスポットロケーター
利用料金:お問い合わせください
最低利用数量:1ユーザー10台以上
最低契約期間:1年間
モービルアイ社製品
製品名:モービルアイ580
販売価格:お問い合わせください
標準取付工賃: 乗用車38,500円(税別35,000円)・中大型車 49,500円(税別45,000円)
製品保証:1年間(代品・修理以外の交換にかかる工賃も含む)
製品名:モービルアイ・ シールドプラス
販売価格:660,000円(税別600,000円)
標準取付工賃:162,000円(税別150,000円)〜
製品保証:1年間(代品・修理以外の交換にかかる工賃も含む)
イトラン社(Ituran Location and Control Ltd.)について
イスラエルのアゾールに本社を置くNASDAQ上場企業です。GPSトラッカーを利用した付加価値の高い車両管理、動態管理、盗難車回収などのサービスを提供しています。サービス利用者数は200万人以上となっており、特にイスラエルとラテンアメリカで市場をリードしています。また、20カ国以上の顧客に利用されています。テルアビブを拠点とするDrive TLVスタートアップインキュベーターのファウンダーの1社でもあり、スマートモビリティ技術の開発促進にも努めています。
モービルアイ社(Mobileye Vision Technologies Ltd.)について
イスラエルのエルサレムに本社を置き、画像解析、機械学習、マッピングなどの保有技術を元に、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術を提供するリーディングカンパニー。独自のチップセットとアルゴリズムによる同社特有のビジョンベースを基盤にしたシステムで、世界で卓越した存在です。自動車メーカー向けの衝突防止補助半導体(OEM)および一般市場向けシステム製品(AM)と自動運転向け半導体が主な製品分野。衝突防止では、累積1億台を超える出荷実績を誇り、自動車メーカーに提供する技術を後付けのアフターマーケット製品にも適用しています。2014年にNYSEへ上場し、その後インテル社により買収、2022年10月にNASDAQに再上場しました。
ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、プログラミング学習サービス「コードモンキー」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® NOW」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。
Web:https://www.japan21.co.jp/
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
お問い合わせ先
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:ituran@japan21.co.jp
Web:https://www.japan21.co.jp/ituran