インバウンド訪問者の消費行動に関するヒアリング調査を実施 経済学部・新井ゼミが和歌山市役所で調査結果を報告

2025-01-15 15:00
令和6年(2024年)和歌山城周辺でヒアリング調査を行った学生

近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)総合経済政策学科准教授 新井圭太ゼミは、令和6年(2024年)11月および12月に和歌山城周辺でインバウンド訪問客を対象に行った消費行動調査について、令和7年(2025年)1月21日(火)に和歌山市役所で結果報告を実施します。

【本件のポイント】
●経済学部生が、和歌山城公園周辺のインバウンド訪問客に大規模ヒアリング調査を実施
●観光客の行動実態を明らかにし、観光客誘致のための施策を、市の担当者に提案
●学生が現地で行った調査結果を分析し、行政にフィードバックする官学連携の取り組み

【本件の内容】
近畿大学経済学部の新井ゼミでは、交通政策を軸としてさまざまな産業の特性や構造について研究・分析に取り組んでおり、その一環で和歌山城公園周辺をフィールドワークの場として活動しています。コロナ禍前には年間20万人超の入場実績があった和歌山城ですが、和歌山城公園やその周辺に、どのような人が、どれだけ来ていて、どのような行動を取っているのかという調査実績は少なく、明らかになっていません。
ゼミでは和歌山市から依頼を受け、令和5年(2023年)に、和歌山市の中心地かつ観光地である和歌山城公園周辺で、国内外からの観光客約1,000人を対象とした大規模ヒアリング調査を実施。そのデータを基に、令和6年(2024年)11月および12月に、インバウンド訪問客を対象として、和歌山訪問を決めたきっかけ、訪問の目的、現地で購入したもの、使用した金額などについてさらなるヒアリング調査を行いました。
<調査項目>
(1)属性調査(どの国から・誰と・いつ・どの空港経由で来たのか等の聞き取り)
(2)パーソントリップ調査(どのような交通手段で、どこからどこへ、どういった目的で移動するかという行動調査)
(3)消費行動調査(日本へ旅行する総予算、和歌山で何をどれだけ消費したか、消費における満足度)
(4)交通需要調査(行動変容を誘引した要因。例:和歌山を知ったきっかけ、デジタルデータの活用状況、和歌山までの移動手段等)
このたび、(1)~(4)の基礎調査結果と、応用分析結果(和歌山を訪れる要因に関するモデル解析)に加え、観光地としての魅力度を推計するためのシミュレーションで観光客の行動実態を明らかにし、エリア内の移動支援など、将来の観光客誘致につながる施策を、和歌山市和歌山城整備企画課・観光課職員に提案します。

【開催概要】
日時 :令和7年(2025年)1月21日(火)15:45~17:00
場所 :和歌山市役所
    (和歌山県和歌山市一番丁3、南海電鉄南海線「和歌山市駅」から徒歩約10分)
参加者:近畿大学経済学部准教授 新井圭太、ゼミ3年生 12人
    和歌山市和歌山城整備企画課・観光課職員

【関連リンク】
経済学部 総合経済政策学科 准教授 新井圭太(アライケイタ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/193-arai-keita.html

経済学部
https://www.kindai.ac.jp/economics/

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