～福岡県／福智町で建設中の酒蔵がついに完成～　日本の酒文化を世界に広めたい。生まれ故郷である地元の再興と日本が誇る伝統産業である酒の再興を掲げる一人の男の挑戦

天郷醸造所が完成＆オープニングセレモニーを開催しました

2025-06-27 14:45

その他醸造酒製造及び販売を展開する株式会社天郷醸造所(本社：福岡県田川郡福智町、代表取締役：中山雄介)は、2025年3月31日にかねてより建設を進めてまいりました「天郷(あまのさと)醸造所」の建設工事が完了したことをお知らせいたします。また、開業を記念して2025年5月11日(日)にオープニングセレモニーを開催しました。

完成までの道のり

2024年10月に地鎮祭を執り行い、同年12月より基礎工事に着手いたしました。厳しい冬の寒さを乗り越えながら、職人の皆さまの高度な技術と細心の注意のもと、約4か月にわたる工事が着実に進行し、無事完了を迎えることができました。その後、醸造に必要な最新設備・機材の搬入を滞りなく行い、2025年3月31日に「天郷醸造所」が完成いたしました。

天郷(あまのさと)醸造所の建設は、何もない土地から、水の確保さえも不確かな状況下でスタートいたしました。そのような中、数多くの奇跡、職人の皆さまの卓越した技術、地域の方々の温かいご支援、そして先日まで実施しておりましたクラウドファンディングにお寄せいただいた数多くのご声援・ご支援に支えられ、このたび無事に酒蔵の完成を迎えることができました。
建設開始から約5か月。日々少しずつ姿を変えながら、着実に完成へと近づいていく蔵の様子は、私たちにとってかけがえのない、愛おしい光景となりました。完成した「天郷醸造所」の姿を、ぜひ多くの皆さまにご覧いただけますと幸いです。

福智町より誘致事業者として選定されて以降、当社は本プロジェクトの成功に向けて、準備を進めてまいりました。まず初めに行ったのは、醸造所建設に適した土地の選定です。候補地を視察した当初は、その一帯に何もないことに驚きを隠せませんでした。しかしながら、現地を何度も歩き、観察を重ねる中で、そこには過去から現代へと続く福智山の雄大な自然、生命力にあふれた草花、澄み切った空気、鳥のさえずり、心地よい風など、豊かな資源が確かに存在していることに気付かされました。慎重に検討を重ねた結果、福智山の麓に位置し、登山口のすぐ下に広がる、彦山川が育んだ福智町の平野部を一望できる地を建設地に選定いたしました。この場所は、かつて代表の中山自身も通った「天郷(てんごう)青年の家」があった地でもあり、特別な思い入れのある場所です。また、地名の「天郷」には、「天国のような故郷」と「故郷を天国のような場所へ再興する」という二つの意味を込め、新たに「あまのさと」と読ませることといたしました。この地から、地域とともに歩み、未来へ続く酒造りを実現してまいります。

それは地域と歩む、新たな酒づくりの幕開け…

建物完成と新たな門出

天郷醸造所は、このたび酒蔵の建物が完成し、2025年5月11日にオープニングセレモニーを無事に執り行いました。これもひとえに、日頃よりご支援いただいている皆さまのお力添えによるものです。心より感謝申し上げます。

多くの困難と喜びを経て完成に至るまで

酒蔵建設にあたっては、資金調達や設備導入、搬入など様々な課題と向き合ってまいりました。想定外の出来事も多々ありましたが、多くの喜びにも恵まれ、無事に酒蔵完成と言う大きな節目を迎えることができました。

セレモニー当日の様子と感謝

当日は心地よい気候に恵まれ、地域の皆さまをはじめ多くのご来賓の方々にご参加いただき、あたたかい雰囲気の中でセレモニーを開催することができました。前日から当日にかけて多大なるご協力をいただき、円滑な運営を実現できたことにも、深く感謝申し上げます。

地域と共に醸す、未来への想い

天郷醸造所は今後、地域との繋がりを大切にしながら、「土地の恵み」と「人の想い」が融合した、心に響く日本酒を醸していきます。皆さまの暮らしの中に、小さな幸せやぬくもりを届けられる存在となれるよう、日々精進してまいります。本セレモニーを通じて改めて実感したのは、私たちの酒づくりは「人」に支えられているということです。これからも変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。