近畿大学発ベンチャー企業を生み出す拠点「KINCUBA Basecamp」 開設1周年を記念し、学生が起業への挑戦を発表するイベントを開催
近畿大学（大阪府東大阪市）は、令和5年（2023年）10月11日（水）、近畿大学発ベンチャー企業を生み出す拠点「KINCUBA Basecamp（キンキュバ ベースキャンプ）」の開設1周年イベントを開催し、この1年施設を利用してきた学生たちの起業への挑戦の過程を報告します。
【本件のポイント】
●KINCUBA Basecamp開設1周年を記念し、施設の成果と学生起業家の活動を振り返る
●近畿大学発ベンチャー100社の創出に向けて、近畿大学の今後の学生起業家育成の取り組みを共有する
●株式会社CAMPFIRE 代表取締役 家入一真氏の基調講演も実施
【KINCUBA Basecamp 1年間の成果】
●近大発ベンチャー企業数 36社→81社
●起業ナビ参加人数 134人→1,223人
●KINCUBA Basecamp利用登録者数 0人→177人
※ 令和5年（2023年）10月2日時点
【本件の内容】
近畿大学は大学全体で起業支援の取り組みを強化しており、令和4年（2022年）4月から近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA」を始動させ、令和7年度（2025年）までに100社の大学発ベンチャー企業を創出することをめざしています。
この起業支援プログラムを推進する拠点として、令和4年（2022年）10月に開設したインキュベーション施設「KINCUBA Basecamp」が開設1周年を迎えるにあたり、これまでの活動の成果を振り返るイベントを開催いたします。この施設で活動する学生起業家5人が、1年間の振り返りと施設を活用して成長した経験を語ります。また、基調講演では、株式会社CAMPFIRE 代表取締役 家入一真氏に起業家の心構えについてお話しいただきます。さらに、近畿大学卒業生で『すぐやる習慣、はじめました。』の著者でもある株式会社NARU 代表取締役社長 水江卓也氏にも、学生起業家に向けて習慣形成や行動変容の大切さを講演いただきます。
施設の1周年を機に、学生たちの起業への挑戦の過程と大学の今後の取り組みを共有し、新たな大学発ベンチャー企業の創出を目指します。
【開催概要】
日時：令和5年（2023年）10月11日（水）14：30～17：30
場所：KINCUBA Basecamp（キンキュバ ベースキャンプ）
（大阪府東大阪市小若江3-6-9、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分）
対象：近畿大学生、教職員、メンター（起業に関する助言者）
【プログラム】
14：30 開会挨拶 近畿大学経営戦略本部長 世耕石弘
14：45 振り返り よりかけ株式会社 代表取締役 社長 川田宏行氏
14：57 学生起業家発表（1）
経済学部3年 越智健心さん（株式会社2ndStar 代表取締役）
15：00 学生起業家発表（2）
経営学部4年 一丸昂太さん（TONGS合同会社 代表社員）
15：03 学生起業家発表（3）
経済学部4年 猪鹿倉文乃さん（株式会社Sparkle and 代表取締役社長）
15：06 学生起業家発表（4）
経営学部2年 細見朋暉さん（起業準備中）
15：09 学生起業家発表（5）
経営学部4年 谷勇紀さん（株式会社BraveValley 代表取締役社長）
15：12 KINCUBA紹介 近畿大学起業・関連会社支援室 室長 松本牧子
15：20 休憩
15：55 基調講演 株式会社CAMPFIRE 代表取締役 家入一真氏
16：55 講演 株式会社NARU 代表取締役社長 水江卓也氏
17：30 閉会
【講演者プロフィール】
家入一真（いえいりかずま）氏
株式会社CAMPFIRE代表取締役／起業家／投資家／クリエイター／JASDAQ最年少上場社長
昭和53年（1978年）福岡県生まれ。
平成15年（2003年）株式会社paperboy&co.（現GMOペパボ）創業、平成20年（2008年）JASDAQ市場最年少（当時）で上場を経て、平成23年（2011年）株式会社CAMPFIRE創業、代表取締役に就任。平成24年（2012年）BASE株式会社を共同創業、東証マザーズ（現グロース）上場。平成30年（2018年）ベンチャーキャピタル「NOW」創業。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング 2021」にて第3位に選出。
その他、京都芸術大学の客員教授やN高等学校起業部の顧問等を務める。
水江卓也氏（みずえたくや）氏
株式会社NARU代表取締役／株式会社ALL HERO代表取締役／起業家／講演家／インスピレーショナルスピーカー／著者
昭和62年（1978年）大分県生まれ。
平成22年（2010年）近畿大学文芸学部芸術学科卒業。
人材コンサルティング・コーチング事業を行う傍ら、世界中で講演活動を行い、おもに「習慣形成」や「行動変容」を伝え続け、延べ5,000人をプロデュース。また、累計1万人のコミュニティを運営し、一人ひとりが習慣を変え、新たな行動を起こすきっかけづくりを支援。令和5年（2023年）7月、『すぐやる習慣、はじめました。』（すばる舎）（第1回 日本ビジネス書新人賞「特別賞」受賞作品）を発刊。
【KINCUBA Basecamp】
近畿大学が、大学発ベンチャー企業を生み出す拠点として令和4年（2022年）10月に開設したインキュベーション施設。起業という同じ夢と志をもった仲間がいつでも集うことができるように、東大阪キャンパス西門前という便利な立地で、24時間利用可能としました。入館時の顔認証システムの導入や、夜間見回りの実施、防犯カメラの設置などによって、学生がいつでも安心して利用できます。また、この施設の住所を登記利用可能とし、学生が起業しやすい環境を整備しています。
【近畿大学発ベンチャー起業支援プログラム「KINCUBA」】
令和7年（2025年）までに大学発ベンチャー企業100社創出を目指し、近畿大学が全学をあげて取り組んでいる起業支援プログラムです。医学から芸術まで網羅する多様な研究分野や、57万人を超える卒業生ネットワーク、モノづくりのまち東大阪市・八尾市の地域特性、最先端のDX技術など、総合大学としての強みを生かして学生や研究者の起業を支援します。起業を目指すために必要な学びやマッチングのサポートから、各分野のメンターによる相談受付、キャンパスを活用した実証実験など、起業マインドの醸成から法人設立・事業展開まで一貫した支援を行っています。なお、「KINCUBA（キンキュバ）」とは、"KINDAI"と"INCUBATION"を組み合わせた造語です。
【起業ナビ】
KINCUBA内の起業コミュニティとして、近畿大学が活動を支援している団体です。起業を志す学生が中心となり令和4年（2022年）3月に設立し、令和5年（2023年）10月2日現在1,223人が参加しています。キャリアについて考えるセミナーや勉強会を学生が自主開催し、本学学生等に機会を提供します。また、ビジネスプランコンテストなど大学主催の起業に関するイベントで企画・運営を担い、大学全体の学生起業文化の醸成に寄与しています。
【関連リンク】
KINCUBA Basecamp
https://www.kindai.ac.jp/kincuba/basecamp/
