マクニカ、ロート製薬の部門横断DXプロジェクトを伴走支援
~ローコード開発プラットフォーム「Mendix」を用いて社内変革を推進~
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、ロート製薬株式会社(本社:大阪市生野区、代表取締役社長:杉本 雅史、以下ロート製薬)の部門横断DXプロジェクトに対し、ローコード開発プラットフォーム「Mendix*1」を用いて伴走支援したことを本日発表いたします。
■背景
ロート製薬は、世界の人々が、身体も心もイキイキと、様々なライフステージにおいて笑顔あふれる幸せな毎日を過ごせるWell-beingな世の中の実現に向けて、企業ビジョンとして「Connect for Well-being」を掲げ、OTC医薬品やスキンケア、機能性食品・食品、医療用眼科領域、再生医療など幅広い事業を展開しています。
同社では、2021年から生産調達に関わる様々な部門で構成された全社横断的なDXプロジェクトを推進しています。社内で点在している情報管理の負担が課題となっていたエンジニアリングチェーンの改革プロジェクトや、部門間を超えた情報集約・進捗把握を目的としたサプライチェーン改革のプロジェクトのなかで、その進行にあたり、要件定義や業務の標準化に精通した人材が少なく、時間を費やしてしまうといった課題がありました。
その課題を解決すべく、プロジェクトを進める上で足りないケイパビリティを補完し、プロジェクトを通じてDX内製に向けた人財育成の支援をするため、マクニカが参画することとなりました。
■マクニカの伴走支援
マクニカは、課題整理やロードマップ作製など、ロート製薬とともにアイデアを出し合いプランニングを行いました。また、そのプランを実現するためのプロジェクトの建付けやプロジェクトマネジメントの支援を実施しました。その上で、将来的な内製化を見据えたアジャイル開発やアプリ開発などの技術的な支援と同時にナレッジトランスファーなど人材育成を含めた伴走を進めています。
■取り組みの効果
1.プロジェクトマネジメントのスキル向上:
アジャイル開発の実践や小さな成功体験の積み重ねなどにより、全体最適の視点を習得。他部門や外部パートナーとの効果的なコミュニケーションでプロジェクトの円滑な進行に貢献。
2.マインドセットや視野の拡大:
Mendixを通じて得た開発スキルや、マインドセットの変化により、部門を超えた協力と迅速なDX推進が可能に。
3.関係者が多いなかでも仕組みの構築に成功:
社内の部門間を超えたメンバー、外部パートナーなどの多くの関係者を巻き込んだプロジェクトにおいて、1つの仕組みを作り上げることに成功。メンバーとの関係性向上にも寄与。
■今後について
1.エンジニアリングチェーンに関連する業務の自働化や効率化の推進:
データ連携で開発から製造までの情報精度向上と自動化を推進し、将来的にはサプライチェーンとの統合を目指す。
2.各地の生産拠点への展開:
大きな生産拠点の1つである上野工場にて展開を進め、大阪工場への拡張やグループ会社への展開も進めていく。
3.開発領域との融合:
企画から生産までの領域にアプリケーションを展開。開発領域との融合も視野に。
マクニカは、今後も、ロート製薬への部門横断DXプロジェクトの伴走支援に加え、同社が掲げる「Connect for Well-being」に向けて、さらなる伴走を続けてまいります。
マクニカでは、最先端の知見・テクノロジーを体系化し、業務別・工程課題別にモジュール化したソリューション/サービス「Digital Synergy Factory*2(以下DSF)」を提供しています。この度ロート製薬へ提供したローコード開発プラットフォーム「Mendix」を用いた伴走支援もその一つです。マクニカは、DSFを通じてお客様のあらゆる経営課題に寄り添い、経営革新を加速します。
*1: ローコード開発プラットフォーム「Mendix」
Mendix とは、既存のアセットや人材を活かし、自社開発を加速するプラットフォームです。ビジュアルインタフェースを使用してアプリケーションを迅速に構築できます。コーディングの専門知識がなくても、標準アセットやリソースを活かして、効率的にカスタムアプリを開発し、ビジネスの迅速な変革を実現します。
詳細はこちら:https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/products/software/136674/
*2:DSF(Digital Synergy Factory)
製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速する、マクニカのソリューション/サービスの総称です。「体験ファーストで人とものづくりが変わる」をコンセプトに、グローバルのベストプラクティスをもとにした実行可能なロードマップ策定、関わる人の心・行動変容を大事にしたクイックな体験の実行、目的達成に向けた運用まで伴走します。
詳細はこちら:https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/
【製品/事例の詳細はこちら】
URL:https://www.macnica.co.jp/business/ai_iot/cases/145952/
【製品に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ スマートマニュファクチュアリング事業 担当窓口
TEL:045-470-9118
E-mail:consulting-iot@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
ロート製薬株式会社について
1899年の創業以来、胃腸薬や目薬、スキンケアなどの商品の提供を通じて、身近な健康をお届けしてまいりました。近年では最先端の医療である再生医療事業、農業などの一次産業やレストラン等の食事業にも挑戦しています。
ロート製薬の存在意義(パーパス)は、世界の人々に商品やサービスを通じて健康をお届けすることによって、当社を取り巻くすべての個人や社会を「Well-being」へと導き、明日の世界を元気にすることです。社会課題やお客さまの変化を背景に新たな領域へのチャレンジを続け、より多くの方のウェルビーイングの実現を目指していきます。
ロート製薬について:https://www.rohto.co.jp/
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界26か国/地域92拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp