失語症がある人へ!言語聴覚士によるオンライン言語リハビリ

病院で「話せています。もう終了です」と言われたが・・

 脳卒中・頭部外傷の後遺症である失語症。脳にある言語野という部分が、傷つくことにによって、聞く・話す・読む・書くそして計算が困難になる障害である。言語野は右利き人の95%は左の脳に、そして左利きの人でも7割以上が左の脳にあるという。脳卒中だけでなく、脳炎や脳腫瘍、転倒や交通事故など、様々な要因があり、軽度から重度まで合わせると、全国で50万人以上存在すると言う。コミュニケーションが難しくなるため、たとえ軽度であっても、他人との会話、とくに学校や職場でのコミュニケーションに問題が生じている。
 失語症は、年単位のリハビリで回復するにも関わらず、2006年の医療保険制度の改訂や、リハビリを担う言語聴覚士の不足などにより、回復の途中にもかかわらず、半年未満で「リハビリは終了です」と打ち切られる。さらに、入院中でも、医師や看護師と簡単なやり取りができるようになると「話せていますね。もう退院しましょう」と言われる人が多い。もちろん、本人も家族も、周囲の人も、これまで通りのコミュニケーションが取れなくて困っており、リハビリの継続を望んでいる。
 こうした、言語リハビリを受けたくても受けられない失語症の人を対象に、(株)イノベーションサービスでは、オンラインで言語リハビリを提供、病院で言語リハビリが終了した人を対象に、復学・復職・就労継続まで、支援を行っている。

zoomやLINEのビデオ通話を使って言語リハビリを
zoomやLINEのビデオ通話を使って言語リハビリを

オンラインなら、いつでも、どこでも

 (株)イノベーションサービスは、2012年より就労継続支援A型事業所を運営、今は主にネットショップで高級紅茶の販売をメインに、人工芝の施行や動画編集なども手掛けている。今年度は、コミュニケーション障害がある人を対象に、就労支援を行いたいと考え、2022年1月から、言語聴覚士の西村紀子氏と共同運営を行うことにした。
 西村氏は、3年ごとに代わる診療報酬改訂ごとに、失語症がある人に対する言語リハビリの期限が短縮されることに疑問を持ち、18年間病院で勤務したのち起業、2020年1月からオンラインを利用した言語リハビリサービスを提供してきた。「失語症の人は、数年前までは、2~3年はリハビリ期間があったのに、いまや半年未満の人がたくさんいる。失語症は、麻痺など他の障害に比べて復職率が低いのに、ますます社会復帰できる人が少なくなるのではないか?」と、自宅で受けられるオンライン言語リハビリを考え、zoomやLINEのビデオ通話を使っている。
 また、回復に時間がかかる失語症の人が、言語リハビリを継続しやすいように、価格も30分につき2,200円としている。

数年経過していても、言語リハビリで改善する!

 これまでオンライン言語リハビリの利用者の5割以上は、発症して3年以上経過した人達であった。みな、医療ではもう回復しないと言われている人達である。しかし、半年以上、言語聴覚士による専門的な言語リハビリを受け、「言葉が増えた」「相手の話が理解しやすくなった」という感想が届いている。西村氏は、「回復しないというのは、脳機能のことではなく、単に、言語聴覚士が不足していて、リハビリが受けられないことの言い訳にしているのではないかと思っています。」と言う。
 またこれまで病院では、仕事に戻れたらゴール達成を言われてきたが、実際は、仕事に戻ってからがスタートだと言う。オンライン言語リハビリを利用する人の半数は、仕事をしている人で、「会議で発言ができた」「電話対応ができるようになった」など、改善がみられているだけでなく、「会社の人に、自分の障害について説明することができた」という声も多いそうだ。たしかに、家族との会話と、職場の人との会話、さらに仕事で必要なコミュニケーション能力が異なることは想像に難くない。

いつでもどこでも言語リハビリを提供したい

 (株)イノベーションサービスでは、オンライン言語リハビリ事業を「ことばの天使」という名前に決めた。「いつでもどこでも」「心のこもった支援」を表したという。
 言語リハビリの基本コースは週1回30分。ヒアリングと無料体験で、実施回数や1回当たりの時間など、その人のニーズに合わせて対応している。海外在住の方や、就労している方も多いため、週末も実施、時間は8時~21時まで受け付けている。
 無料体験もあるので、気軽に問合せして欲しい。

オンライン言語リハビリ「ことばの天使」ロゴマーク 
オンライン言語リハビリ「ことばの天使」ロゴマーク 

お問い合わせ
(株)イノベーションサービス
電話  050-3550-0221
メール nishimura@hisho3.com