今、社会問題になっている「正義中毒」。誰もが陥る可能性がある「正義中毒」の解決法を紹介した本が今、ベストセラーに!

芸能人が不祥事を起こすたびにSNSのトレンドに入ってくる言葉、「正義中毒」。その「正義中毒」を世の中に広め、解決法を示した本、脳科学者の中野信子さんの『人は、なぜ他人を許せないのか?』が今、ベストセラーになっています。


「正義中毒」とは、誰もが持つ脳の仕組みにあります。
人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、罰することに快感を覚えるようにできています。
他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激され、快楽物質であるドーパミンが放出されます。この快楽は強烈で、一度はまってしまうと簡単には抜け出せなくなり、常に罰する対象を求めるようになるのです。

これが「正義中毒」だ

「自分が正しく相手が間違っている」「間違っている相手は罰しなければいけない」という意識が、「正義中毒」だといえます。

例えば、コロナ関連では

感染者の個人情報を拡散
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感染対策して営業する店に、「店を閉めろ」の張り紙をする
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出勤者に自粛要請
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子どもが公園で遊んでいるだけで通報
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日常生活の中では、モラハラ、パワハラでも。

事情があって座っている若者に怒鳴る
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芸能人の不倫叩き
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夫婦間でのモラハラ発言
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職場で上司からのパワハラ発言
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自分が「正義中毒」に陥っていないかをチェックしよう

自分はこんなひどいことはしない、「正義中毒」は他人事などとお思いになっていませんか? しかし、「正義中毒」は脳に備わっている仕組みなので、誰しもがなってしまう可能性があるのです。次のリストをチェックしてみてください。

□今より、昔の方が良かったと思うことが多い
□比較的安定した環境にいる
□ランチはいつも同じ店に行っている
□寝不足と感じることが多い
□通勤に片道1時間以上かかっている
□いつも同じジャンルのWebサイトばかり見ている
□魚料理より肉料理の方が好きである。
□「あの人は〇〇だから」など、レッテル貼りをしがち
□人には一貫性のある行動を求めてしまう
□いつも時間ギリギリで行動しがち

このリストは、日常生活の中で脳の前頭前野をどのくらい使えているか?という目安です。「正義中毒」を抑制してくれる機能は、脳の前頭前野にあるので、普段から前頭前野を働かせることができている人、前頭前野を鍛えられている人の方が「正義中毒」になりづらいといえます。また、脳の健康には、睡眠不足を避けること、魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸を積極的に摂取することも有効といわれています。前頭前野の働きをキープするためには、睡眠や食事など日頃の生活習慣を改善することも大切です。

リストのチェックが多いほど、日頃、前頭前野を使う機会が少ない、あるいは前頭前野を働かせる余裕があまりなく、「正義中毒」になる可能性が高いといえるでしょう。

脳科学的には、前頭前野が成熟していないと、相手への共感や抑制が不足し適切な判断ができなかったり、自分以外の人の意見や考えなど、新しいものを受け入れることができなかったりします。
また、前頭前野は加齢によって、萎縮していきます。それゆえ、高齢になるほど脳も老化していき、行動を変えにくく、頑固で保守的な考えになりがちなのです。

このチェックリストに挙げたのは、日常生活の中で、脳が老けやすい行動、状況を表したものです。ですから、チェックリストの項目と逆の行動・逆の環境などに身をおけば、前頭前野を鍛えることにつながり、「正義中毒」になりづらくなるといえるでしょう。

「正義中毒」から解放され穏やかに生きるために

誰もが「正義中毒」になる可能性があります。
特に、真面目で几帳面な人ほど「正義中毒」になりやすいといっても良いかもしれません。
きちんとしなくてはならない、こうあるべきだ、そういった考えが強い人は、いったんスイッチが入ると、暴走してしまう可能性があります。そして、それが爆発したときに、周りや自分自身にも深刻なダメージを与えます。

そうならないためには、怒りを爆発させる前に立ち止まり、自分を客観的に見つめることが大切です。
仕事場で、家庭の中で、イライラした感情を誰かにぶつけてしまっていませんか? 
相手の話を聞かず、「自分が絶対に正しい」という思い込みから、ただただ「許せない」という気持ちが強くなってしまっていないでしょうか?

軽い気持ちでSNSに投稿した発言や、職場や家庭でのちょっとした一言が相手を深く傷つけ、取り返しのつかない事態となる可能性もあります。


中野信子さんの著書『人は、なぜ他人を許せないのか?』では、「正義中毒」の仕組みや、「正義中毒」から解放されるための考え方のコツ、脳のトレーニング方法などを詳しく紹介しています。

「この本を読んで自分を客観的に見られるようになった」
「職場に許せない同僚や上司がいたが、この本を読んで『自分も正義中毒だったんだ』と冷静に考えられるようになった」
という読者からの声もたくさん届いています。

本書でぜひ、心穏やかに生きるためのヒントを探してみてはいかがでしょうか。


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