リアルグローブの遠隔情報共有システム『Hec-Eye』、大船渡林野火災に緊急消防援助隊として出動した大和市消防本部にて、現場の情報収集にご活用いただきました
株式会社リアルグローブ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:大畑 貴弘、以下 リアルグローブ)が開発した遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)」が、大船渡林野火災に緊急消防援助隊として出動した大和市消防本部にて、現場でご活用いただきました。
大和市消防本部では、令和4年4月より「Hec-Eye」を導入いただきました。「Hec-Eye」はドローンやスマートフォンなどのデバイスを使用して取得した情報を地図上に集約し、現場の状況をリアルタイムに把握し、適切な指示を出すことが可能です。
「Hec-Eye」より配信された映像には、撮影した位置情報や移動経路が含まれており、どのデバイスを使用して、誰が、どのくらいの情報を配信したかなど、全ての情報が保存されます。現場の消防隊員は、他の部隊や指揮本部とリアルタイムで情報を共有し、迅速な意思決定を行うことが可能になります。特に火災の進行状況や危険区域の特定において、「HecーEey」からの映像が役立ちます。
また、緊急消防援助隊としての活動は、時に未知の災害現場で行われることがあります。初めての場所での活動は、状況把握や情報共有が特に重要です。「Hec-Eye」は、現場の情報を効率的に集約することにより、救護施設や避難場所、トイレなどの重要な施設も地図上にピンで表示することが可能です。これにより、現場の消防隊員は必要な場所を容易に特定することができます。
「Hec-Eye」に保存されたデータは、今後の火災対応や災害対策において貴重な資料となります。
《大和市消防本部》
https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/55/yamatoshishoubouhonnbu_shoukai/index.html
《大和市消防署》
https://www.city.yamato.lg.jp/gyosei/soshik/51/index.html
◆緊急消防援助隊とは
日本における消防活動の一環として、災害時に迅速に対応するために編成された部隊です。主に大規模な災害や火災、事故などの緊急事態において、消防士や救助隊が協力して活動します。主な活動は、地震、台風、大規模火災などの自然災害や人為的な事故に対しての災害対応、地元の消防団や自治体と連携し、被災地での救助活動や避難所の設置などの地域支援など、災害時における迅速かつ効果的な対応を目的とした重要な組織です。
◆遠隔情報共有システム「Hec-Eye(ヘックアイ)について
「Hec-Eye」はリアルグローブが、EDAC監修のもと開発した、ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォームで、総務省の「平成27年度補正予算IoTサービス創出支援事業」の採択案件を通じて構築されたリファレンスモデル(成果物)を核として開発されたサービスです。救急医療・災害対応分野での活動支援や業務効率化を目的として開発され、現在は鳥獣害対策や観光分野等も含めたより広い分野で活用されています。

「Best of Japan Drone Award 2019」では、ソフトウェア部門の最優秀賞に選出されました。

【Hec-Eyeについての詳細はこちらから】
URL:https://hec-eye.realglobe.jp/
リアルグローブでは、今後もこうした技術を駆使し、より効果的な災害対応の一助となることを目指していきます。
◆リアルグローブについて
【会社名】株式会社リアルグローブ
【代表者】代表取締役社長 大畑 貴弘
【所在地】東京都千代田区神田三崎町2-20-4 八木ビル201
【設立】2008年10月
【コーポレートサイト】https://realglobe.jp/
【公式 X】@realglobeInc