米国ではリテールクリニック サービスが拡大

2012-08-20 15:00
株式会社グローバルインフォメーション

株式会社グローバル インフォメーションは、GBI Researchが発行した報告書「Retail Clinics - 2012 Yearbook (リテールクリニック市場:年鑑)」の販売を開始しました。

リテールクリニックは過去5年間において米国で加速的に成長しており、患者や医師たちの大きな関心をよせています。当調査レポートによると、最初のリテールクリニック「QuickMedx」は2000年にミネソタにてオープンし、この開始以来、取り扱う疾病内容を拡大しサービスの拡張を続けています。患者からの現金支払いは保険会社とのコラボレーションに発展し、リテールクリニックの革命は続いています。この予約無しで受けられる医療サービス(ウォークインメデイカルサービス)は、ショッピングモールや薬局店舗などアクセスが容易な場所に設置され、そこではナースプラクティショナー(NP:米国の上級看護職)や準医師資格者(PA:米国の医師助手職)が、例えば咽頭痛やインフルエンザ、にきびなどの皮膚炎と言った比較的軽微な症状を治療したり、ワクチン配布や減量プラン、禁煙指導などのサービスを提供したりしています。

米国の10都市にて調査した一般的なクリニックの平均予約待機時間は20.3日ですが、一方で患者が予約なしで入れるリテールクリニックは待ち時間は最大で15分となっています。リテールクリニックは便利な場所にあるのに加えて、休診日はなく夜間診療もあり、通常のクリニックに比較して診療費用も低額になっています。

急成長をしているリテールクリニック業界は健康保険の施策立案のコストを減らしています。軽症な患者をリテールクリニックに迂回させ、ERに行く患者の数とコストを減らしています。コンビニエントケア協会(CCA)は米国の事業者団体で、リテールクリニックの9割以上が加入しています。CCAは業務を標準化する模範的な診療方を確立し、全国のリテールクリニック業界の成長の一助となっています。

米国の企業は、社員を維持するために医療保険を提供する経費を持たなければなりませんが、病欠などによるコストを抑えなければなりません。リテールクリニックは低診療費と利便的時間帯でサービス提供をし、業務時間帯にて診察を受ける時間ロスを最小化します。サノフィ社のような企業は、社内においてリテールクリニックを開き、社員の健康的なライフスタイルを奨励しています。社員がオフィスビル内で低料金で勤務時間中に処方箋を受け取ることができ、通常のクリニック受診よりもコストが削減され、すなわち企業の負担を減らすことになるのです。

リテールクリニックの未来は、これらの臨床における進化が見られる限り明るいものです。将来のサービス拡充は、慢性疾患管理や注射投薬なども含めて、次のステップになるでしょう。

2011年におけるリテールクリニックの数は1355となっていますが、2018年までに2854施設数に達すると予測されます。2011年から2018年間の年平均成長率(CAGR)は11.2%と算出されています。

市場調査レポート: リテールクリニック市場:年鑑
Retail Clinics - 2012 Yearbook
http://www.gii.co.jp/report/gbi248227-retail-clinics-yearbook.html
出版日: 2012年08月
発行: GBI Research

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