阪急交通社、大規模基幹データベースを短期間で更改し、分析処理性能の大幅向上を実現
発表の概要
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂、以下 日本オラクル)は本日、大手旅行会社の株式会社阪急交通社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:松田 誠司、以下 阪急交通社)が、同社の販売、仕入れ、顧客管理などの基幹業務を支えるITシステム更改にあたり、オラクルのデータベース・テストツールである「Oracle Real Application Testing」やデータ保護ソリューション「Oracle Active Data Guard」を活用して、大規模データベースの更改を7カ月で完了したことを発表します。
発表内容
•阪急交通社では、商品の企画、原価管理から仕入れ、流通、販売、顧客管理、経理処理にいたるまで、同社のビジネスの基幹を担うITシステムを「Oracle Database」を用いて構築し、運用してきました。この基幹システムには、約800台のコールセンター端末を含む4,000台以上の業務端末が接続され、年間で処理される旅行の予約件数は300万件(2013年実績)に上ります。会員顧客の数は3,000万人を超え、全体のデータ容量は1.8テラバイトに達しています。
•同社の基幹システムには、阪急交通社のWebサイトだけでなく、航空会社など外部のシステムとも連携し、システムに蓄積されたデータは社内のマーケティング分析にも活用されています。システム利用が集中する月曜日午前のピーク時におけるSQLの実行回数は1時間あたり6,400万件に達し、システム基盤には24時間/365日の安定稼働と高い処理性能が求められています。
•近年、旅行商品の販売量が急速に伸びていく中で、基幹業務システムに蓄積されるデータ量が想定を上回るペースで増大し、マーケティング分析のためのデータ抽出や検索処理における応答時間が長くなり十分な分析ができないという課題を抱えていました。この状況を打開するため、阪急交通社ではサーバー・ハードウェアの刷新と「Oracle Database」のアップグレードを含むシステム基盤の更改を決定しました。
•データベースを安全に、かつ短期間でアップグレードするために、阪急交通社ではオラクルのデータベース・テストツール「Oracle Real Application Testing」を活用しました。「Oracle Real Application Testing」の機能である「SQL Performance Analyzer」により、本番環境のアプリケーションで実行されたSQL処理の履歴をすべて取得し、それを検証環境で再現することで、性能分析や問題点の洗い出しを行いました。アプリケーションの安全かつ確実な移行を実現するため、約5,000本に上るSQL処理の全量検証を行い、約1.5カ月の短期間で完了することができました。
•阪急交通社は、短期間でのシステム移行や性能改善のために、「Oracle Database」のデータ保護やレプリケーション(*1)を行う「Oracle Active Data Guard」を合わせて活用しました。移行前のシステムと新データセンター間で、「Oracle Active Data Guard」によってデータベース内のデータを常に同期させ、移行当日の差分データについては旧システム停止後の数分間で同期させるという方法をとることで、データおよびシステム全体の移行作業を当初の目標であった48時間以内に完了できました。さらに、新システムでは更新系データベースと、データ抽出・検索に用いる参照系データベースを分け、両社を「Oracle Active Data Guard」で同期するという設計により、応答時間の改善を実現しました。コールセンターのオペレーターが使用するシステムの応答時間も大きく向上し、予約登録処理にかかる従来の1件あたり20~30秒程度から約5秒まで短縮(*2)され、予約受付にかかる時間を全体で約30%短縮(*2)できました。
*1 レプリケーション:データの複製・同期
*2 阪急交通社調べ
•阪急交通社のサーバー・ハードウェアの刷新とデータベース・テストツール、データ保護・レプリケーションツールを活用した「Oracle Database」のアップグレードを含むシステム基盤の更改プロジェクトは、TIS株式会社(本社:東京都新宿区西新宿、代表取締役会長 兼 社長:桑野 徹、以下 TIS)が導入を支援しました。
本発表に向けたコメント
•阪急交通社の総合管理本部 情報システム部 情報システム課長である石塚 創氏は、次のように述べています。「本システムは、経理処理に直結する仕組みであり、外部組織のシステムとも連携しています。そのため、データ移行の失敗によって数値処理に間違いが起きることは許されません。同様に、業務に支障が出るようなアプリケーションの不具合も、あってはならなかったのですが、オラクルのテクノロジー製品とTISの技術力により、短期間で無事に移行・アップグレードをすることができました。」
•TISの産業事業本部 東日本産業事業部 ネットコミュニケーション第2部 主査 井上淑臣氏は、次のように述べています。「DBの移行アップグレードに伴う約5000本のSQLの全量検証は、工数的に現実的ではありませんでしたが、オラクルのテクノロジー製品を活用することで、検証作業の期間短縮による業務ダウンタイムの極小化と、従来課題であったデータベース基盤のレスポンス性能向上を実現できました。今後もオラクルの先進テクノロジーを効果的に活用したシステム環境の強化により、阪急交通社様のさらなる成長/発展を支えていけるよう支援してまいります。」
なお、阪急交通社による本取り組みについて、2月6日開催のセミナー「実践ユーザーが語る!事例で解説、DBアップグレードを成功に導くポイント」にて、詳細をご紹介します。
http://www.oracle.com/goto/jpm150206
参考資料
•Oracle Real Application Testing
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/real-application-testing/overview/index.html
•Oracle Active Data Guard
http://www.oracle.com/jp/products/database/options/active-data-guard/overview/index.html
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル
•Facebook http://www.facebook.com/OracleJP
•Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan
オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 坂元
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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