米国の医療画像アーカイブの容量は2016年までに1エクサバイトを超過する見込み

2012-11-07 13:30
株式会社グローバルインフォメーション

株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「U.S. Enterprise Medical Image Archiving Market (米国の企業向けの医療画像アーカイビング市場)」の販売を開始しました。

米国の医療画像診断撮像数の伸び悩みにも関わらず、画像データ量は引き続き加速します。平均的な診察にかかる量の増加と、規制の発展、患者数の増加、医療産業の画像診断への依存度の高まり等により、画像の必要性が増しています。実際、量へのニーズが追加ストレージの要求につながり、バックアップ需要も含めて画像診断にも ”Big Data” 爆発が起きようとしています。

当調査レポート発行元の Frost & Sullivanによりますと、ベンダー中立的なアーカイブ(VNA) 市場は2011年には1億1050万米ドルとなり2018年には2億1000万米ドルとなる見込みです。当市場はサードパーティーのPACSニュートラルなアーカイブを提供するベンダーからなります。更にFrost & Sullivanは企業向けPACS市場は2011年には7740万米ドルとなり2018年には1億6820万米ドルになると予想しています。現在の様々な分野での顧客サイドからの牽引と参入企業の積極的な投資により、今後7年間は上述の2つの市場で2ケタ成長を維持するでしょう。

このようなデータ量の増大には (放射線科に限らず) データ管理の複雑さを伴います。医療関係者の中で誰がデータを生成し、誰がデータを使用するかといった問題も含んでいます。このような医療画像データの状況の変化によりイメージアーカイブは伝統的な利用方法からの変革に迫られています。

「プロバイダはもはや、各診療科にイメージアーカイブを置く方法は持続可能ではないと見ています。なぜならストレージに要求されるサイズが爆発的に増えているからです。」とFrost & Sullivan社の Principal AnalystのNadim Daher氏は言います。「我々の予測モデルによると、仮に今後画像診断の数が成長せず、年間600万件程度であったとしても、アメリカのストレージ総計とアーカイブに必要量は2016年までに1エクサバイトを超過するでしょう。これは1,000ペタバイトもしくは1,000,000テラバイトに相当し、医療用画像がBig Dataの領域に到達する事を意味しています。」

放射線科情報システム(RIS)やPACS市場の伸び悩みとは対照的に、企業向け医療画像アーカイビング市場は比較的小さい市場ではありますが、成長の機会のある分野です。プロバイダは企業向け医療画像アーカイビングに対して、主に2つの戦略の中から一つを選択します。VNAのPACSニュートラルなアーカイブを利用するか、通じよう用いられているようなベンダーが提供する企業向けPACSを使用するかです。どちらの場合でも、バックエンドのアーカイビングインフラを一つに集約し、閲覧は分散化させる形になります。

「VNAは誕生から10年以上が経過していますが、普及は進んでいません。しかしながら主要なPACSベンダーによる企業向けアーカイビング市場への移行と共に採用が積極化しています。」とDaher氏は結論付けます。「病院の分散化されたITシステムの整理統合の進展につれ、企業向け医療画像アーカイビングは市場において存在感を増してきており、画像情報システムの中で無視できない成長分野となりつつあります。」

市場調査レポート: 米国の企業向けの医療画像アーカイビング市場
U.S. Enterprise Medical Image Archiving Market
http://www.gii.co.jp/report/fs252458-us-enterprise-medical-image-archiving-market.html
出版日: 2012年10月10日
発行: Frost & Sullivan

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