合成ビタミンEの世界市場、2020年に16億米ドル規模に
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社Industry Expertsが発行した報告書「Synthetic Vitamin E - A Global Market Overview (世界の合成ビタミンE市場)」の販売を開始しました。
同レポートによると、世界の合成ビタミンEの消費量は2012年には10万300トン(10億6000万米ドル相当)で、2020年には13万9100トン(16億米ドル相当)に増加する見通しです。この間の消費量の複合年間成長率(CAGR)は4.2%、金額ベースのCAGRは5.2%と予想されています。
家畜の需要増は、飼料およびビタミンなどをはじめとする飼料添加物の需要が増加することを意味します。世界の家畜飼料業界では現在、合成ビタミンEが主成分として利用されていることから家畜の需要が増加すれば、飼料に使用される合成ビタミンEの需要増が継続することは明らかであり、特にアジアやアフリカ、ラテンアメリカなどの発展途上国・地域でこの傾向が顕著になっています。ブラジル、中国、ロシアやその他のアジア、アフリカの発展途上国では、国内における家畜の需要増に対応するため、近代的な飼育方法の採用が進んでおり、合成ビタミンEの需要も増加を続けています。
家畜飼料は合成ビタミンEの最大の用途となっており、2012年の生産量に占める割合は81.9%(8万2100トン)、金額ベースでみた割合は67.1%(7億1290万米ドル)でした。今後も同分野における合成ビタミンEの消費量は記録的な速度で増加を続けるとみられ、2012年から2020年のCAGRは4.5%と予想されています。2020年の消費量は11万6500トン(11億米ドル相当)に達する見通しで、金額ベースでみたこの間のCAGRは5.7%と予想されています。
同レポートは、世界および各地域(北米、欧州、アジア太平洋地域およびその他各国)の合成ビタミンE市場について精査、分析し、今後の予想を示したものです。地域市場については、以下の各国に関して個別に調査・分析を行いました。北米 - 米国、カナダ、メキシコ、欧州 - ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国、オランダ、その他欧州各国、アジア太平洋地域 - 中国、日本、その他アジア太平洋地域。また、合成ビタミンEの最終用途として、家畜飼料、サプリメント、食品・飲料、化粧品の各分野について調査・分析を行っています。
市場調査レポート: 世界の合成ビタミンE市場
Synthetic Vitamin E - A Global Market Overview
http://www.gii.co.jp/report/inde275508-synthetic-vitamin-e-global-market-overview.html
出版日: 2013年07月08日
発行: Industry Experts
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