米国での導入先行が落ち着きを見せ、一方カナダのスマートグリッド市場は勢いを増す
株式会社グローバル インフォメーションは、GlobalDataが発行した報告書「Smart Grid Landscape in North America - Market Size, Key Issues, Regulations, Investment Analysis and Outlook to 2020 (北米のスマートグリッドの市場環境:市場の規模・主な課題・規制・投資分析と将来の見通し)」の販売を開始しました。
スマートグリッドは、政府の施策や助成金に支えられ、米国では当たり前のものになりつつありますが、電力分野のエキスパートであるGlobalData社の新調査報告書によれば、隣接するカナダも、今やスマートグリッド技術の採用に踏み切りつつあります。
同調査報告書によれば、米国市場におけるスマートグリッド技術の早期採用のやり方とは大きく異なり、カナダではもっと用心深いステップを踏んでいますが、環境に対する懸念はより強いことから、カナダではもっと多くの電気自動車の導入に力を入れています。
米国とカナダでは、スマートグリッドがここ数年にわたって徐々に広がりを見せてきてはいましたが、米国ならびにカナダ政府による基金の設立が行われてから、最近になってその広がりが加速してきました。米国では2009年にアメリカ復興・再投資法(ARRA)が施行され、34億米ドルの連邦資金がスマートグリッドに割り当てられました。同様にカナダでも2009年に研究・開発および実証(RD&D)プロジェクトの予算からクリーンエネルギー基金(CEF)の基に7億9500万米ドルの資金が供出され、クリーンエネルギーの振興を促進することとなりました。この動きには二酸化炭素分離回収の大規模プロジェクトや、バイオマス、地熱、および再生可能エネルギー技術の活用を目指す中規模プロジェクト等、さまざまなプロジェクトが含まれ、またスマートグリッドがこれを支えるインフラストラクチャの根幹をなすものとなっています。
2014年までにはスマートメーターシステムの市場が飽和に達しようとしている米国とは異なり、カナダでのスマートメーター展開のやり方は、何か決まったパターンに従って進められているわけではなく、主として電力事業者が開始したプロジェクトに伴って導入がなされています。しかしながら、エネルギー効率を高め、またグリッドの信頼性を高める必要性がますます高まっていることがデマンドレスポンス市場の形成につながっており、カナダでは年間のデマンドレスポンス能力が2011年のレベルと比較して、2020年までには20倍近くに増大しようとしています。ここ何年かにわたり、いくつかのデマンドレスポンス計画が実施されて国内のピーク電力負荷の低減を進めており、これとともにマイクログリッドの採用が拡大することにより、カナダにおけるデマンドレスポンス市場の成長が促進されます。
市場調査レポート: 北米のスマートグリッドの市場環境:市場の規模・主な課題・規制・投資分析と将来の見通し
Smart Grid Landscape in North America - Market Size, Key Issues, Regulations, Investment Analysis and Outlook to 2020
http://www.gii.co.jp/report/gd248825-smart-grid-landscape-north-america-market-size-key.html
出版日: 2012年07月31日
発行: GlobalData
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