V2B技術への総投資額が2020年までに約2億8000万米ドルに到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、Pike Researchが発行した報告書「Vehicle to Building Technologies - Energy Storage, Backup Power, Peak Shaving, and Building Operations Cost Reductions: Market Analysis and Forecasts (V2B(Vehicle to Building)技術市場の分析・予測:蓄電・バックアップ電源・ピークシェービング・ビル運用コストの削減)」の販売を開始しました。
プラグイン電気自動車(PEV)のバッテリーに蓄えられたエネルギーをインテリジェントなビル・エネルギー管理システムを用いて商用ビルや住宅に供給する技術、すなわちV2B (vehicle-to-building)技術は1990年代から研究されてきました。このような手法により、PEVの高コストを幾分か相殺することができ、ビルのエネルギーコストを低減でき、また緊急時の高信頼度バックアップ電源供給ができることから、今日では電気自動車の所有者およびビル所有者双方に恩恵となるようなエネルギー蓄積能力を提供できる将来性を持つものとなっています。Pike Research社の新調査レポートによれば、バッテリーメーカーやビル・オーナー、自動車メーカー、およびエネルギー技術製品メーカー等からのV2Bインフラストラクチャへの投資額は今後2010年代全体を通じて着実に増大し続けると見られます。
上記調査レポートでは2012年から2020年までに至る総投資額が2億7900万米ドルに上るものと予測しています。
リサーチ・ディレクターのJohn Gartnerは次のように述べています。「PEVとビルとに作り込まれたV2B技術を使えば、高需要時の電気料金を削減でき、またピーク消費電力を下げることができるので、PEVは従来の発電機や固定のバッテリー装置に対して競争力を持つことができます。V2Bの対抗馬としてはV2G (vehicle-to-grid)がありますが、こちらはグリッドの助けとなるような実用性のある電力を供給するのに沢山のPEVを寄せ集める必要があり、またそれだけの電力を得るのにグリッド事業者は市場構造や技術を開拓せねばならず、これが制限要素となってしまいます。一方、V2Bの方はたった1台のPEVでも商用ビルや一般家屋にとって価値あるものとなります。」
V2Gとは異なり、V2Bへの関心はスマートグリッドへの投資とは別物であって、実際のところV2Bへの需要は電力供給網の信頼性が低いところで大きいものとなっています。当調査レポートによれば、こういった地域の自動車メーカーやトラックメーカーは自社施設の停電を防ぐため、自社の自動車にこの技術を組み込むことが奨励されるでしょうし、またPEVの所有者は自分の車を改修してV2Bに参画することもできます。中国やインド、また日本といった国々ではV2B活動に参加するPEVの数が多くなるものと見込まれます。
当調査レポートはV2B技術が持つ市場機会について精査を行っています。それらV2B技術は需要量別の高額電気料金支払いを防ぎ、ピーク消費電力を削り、電気会社が提供する時間別電気料金プランなど、ビル経営にかかるコストを低減できるような料金契約を結べるようにし、また緊急時のバックアップ電力の確保を狙ったものです。当調査レポートはさらにV2Bの拡大に伴う技術的課題と政府の施策要因、ならびにV2Bの採用を妨げる要因について分析を加えています。
市場調査レポート: V2B(Vehicle to Building)技術市場の分析・予測:蓄電・バックアップ電源・ピークシェービング・ビル運用コストの削減
Vehicle to Building Technologies - Energy Storage, Backup Power, Peak Shaving, and Building Operations Cost Reductions: Market Analysis and Forecasts
http://www.gii.co.jp/report/pike256299-vehicle-building-technologies-energy-storage.html
出版日: 2012年12月03日
発行: Pike Research
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