切れない無線のサイレックス、 日本初の国内生産Qualcomm(R) DragonwingTM搭載 インテリジェントエッジAIモジュール、『EP-200Q』を発表
確実な接続性を提供するワイヤレス・テクノロジーのグローバルリーダーであるサイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:三浦 暢彦、以下 サイレックス)は、Qualcomm(R) DragonwingTM QCS6490を搭載した産業用エッジAIアプリケーション向けのWi-Fi7対応のシステムオンモジュール『EP-200Q』を発表しました。

製品の設計・開発・製造は日本国内で完結させ、顧客のグローバル競争において地政学上のリスクを低減することに貢献します。
クアルコムジャパン合同会社VP & President 中山泰方氏のコメント:
「2009年から当社Wi-Fi製品のパートナーのサイレックスが、このほどDragonwing(TM) QCS6490を搭載したEP-200Qの発表したことを嬉しく思います。最適化されたWi-Fi ドライバーとコンパクトなフォームファクターを備えたこのモジュールは、電力効率と高性能が求められる産業用エッジAI市場に新たなイノベーションを生み出すことを確信しています」
製品の特長
省電力かつ高性能
『EP-200Q』は、Qualcomm(R) DragonwingTM QCS6490が持つ優れた省電力性能と高いAI処理能力という特徴を活かし、バッテリー駆動の産業グレードIoTアプリケーション向けに設計されています。
先進のワイヤレス技術
『EP-200Q』は、Qualcomm(R) QCC2076チップセットを搭載したWi-Fi7 PCIe + Bluetoothコンボモジュール『SX-PCEBE』が使用されており、プロセッサとWi-Fiドライバーが統合されたプラットフォームとして提供されます。幅広いWi-Fiモジュールラインナップからユースケースに応じた最適な無線規格やインタフェースの提案も可能です。
多彩な応用分野
本製品の低消費電力・ハイパフォーマンスの特性を生かし、画像処理とAI技術を組み合わせた様々な用途に有効です。具体的には、製造業におけるロボティクス自動化、医療・ヘルスケアでの遠隔診断や患者のモニタリングといった成長領域での利用が見込まれます。
事業展開とビジョン
サイレックスは、『切れない無線空間』Absolutely Must Connect(AMC)をコーポレートミッションとして強固な接続性を産業・医療機器メーカーに提供し、組込みノウハウを蓄積してきました。さらに、『EP-200Q』発表を機に、加速度的な成長が見込まれるエッジAI製品の産業市場開拓を目的に「AMC Edge」シリーズとしてエッジAIコンピューティング製品事業に参入します。
サイレックスの「AMC Edge」は、プロセッサとWi-Fiの統合コンポーネント、包括的なエンジニアリングサポート、チップベンダーと連携したプロフェッショナルなドキュメントガイドを提供し、顧客の製品開発を大幅に効率化します。また、特定の要件に合わせて最適化されたカスタムハードウェアの提供も可能です。
詳細な情報や製品に関するお問い合わせは、サイレックスのウェブサイトまたは展示会場でのデモンストレーションをご覧ください。
サイレックス・テクノロジーについて
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、ハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。医療・産業分野のお客様の機器やシステムに、安全で信頼性の高いワイヤレス技術と組込みノウハウを用いて確実な接続性をもつ無線環境を構築する製品とサービスを提供し、「切れない無線空間」の創造を通じて、最上の個客体験を実現します。北米・欧州・中国・インドの各国拠点を通じて、海外パートナーとの連携や新市場開拓などグローバルなビジネス展開を行っています。設計・開発から生産・品質保証までの一連のプロセスを「けいはんな本社」で統轄することで品質基準を厳格に保つと同時に、海外各国拠点と連携した開発体制のもと、地域ごとの多様な顧客ニーズに応え、現地でのカスタムエンジニアリングにも対応しています。
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