プライベートレーベルカード - アジア太平洋地域におけるビジネスチャンスと課題
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社Timetricが発行した報告書「2020 Foresight Report: Private Label Cards - Opportunities and Challenges in Asia-Pacific (自社ブランドカード(PLC):アジア太平洋地域における機会と課題)」の販売を開始しました。
プライベートレーベルカード(PLC)がアジア太平洋地域のさまざまな企業や小売店にとって有利な投資の対象として浮上してきました。PLC部門は、全般的なクレジットカードならびに決済ビジネス業界と比較すると未だに発生初期段階に過ぎないものではありますが、過去5年間にわたって数々の主要な市場で相当な成長を示しています。この成長は今のところプリペードカードが推進役となっていて、この傾向は今後の5年間についても継続するものと予測されます。欧米の同業者の経験に照らして、ごくわずかな市場を除き、アジア太平洋地域のPLC部門はプライベートレーベル・クレジットカードからは距離を置いています。
プリペードカードは、ギフトカードが主体となりますが、アジア太平洋地域のPLC部門の拡大を支えるものとなるでしょう。小売および電話事業、そして交通機関と、3つの重要市場の内2つは収益をあげる上でプリペードカードに大きく依存しています。第3の重要市場である、自動車燃料販売と交通運輸部門も、個人の所得レベルや都市化の広がりによって過去5年間に個人所有の自動車台数が大幅に増加したことに伴って、個々の消費者に対するプリペードカードに資金投入を行っています。しかしながら、クレジットカード発行者の数は減少を続けています。これはリスクレベルが高まっていることと、そういった発行者を選ぶ顧客が減っていることによります。
小売業者がアナリティクスの活用を始めており、顧客情報利用の仕組みによって効果的な戦略を展開できるようになっています。例えば、特定のカード保有顧客に大事な行事があるとき、その顧客に合わせた独自のお買い得提案などができるようになります。こういったことができれば売上見込みを高められるだけでなく、顧客と強固な関係を築くことができます。カード発行業者はこのアナリティクスから得られた利益を顧客にも還元しています。
アジア太平洋地域のPLC部門は消費者の考え方や行動に基づいて、特定の消費者市場を狙っています。ライフスタイル製品やファッション製品を強く好む上質な消費者をターゲットとして強力に焦点を絞っているのです。しかし、食品とレジャーもPLCにとって好ましい部門として浮上してきています。それらの市場分野ではWoolworths 社などのカード発行者が価格に敏感な購買者層を狙っています。
市場調査レポート: 自社ブランドカード(PLC):アジア太平洋地域における機会と課題
2020 Foresight Report: Private Label Cards - Opportunities and Challenges in Asia-Pacific
http://www.gii.co.jp/report/time274445-foresight-report-private-label-cards-opportunities.html
出版日: 2013年06月18日
発行: Timetric
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