2016年における米国の天然ポリマー需要が46億米ドルに達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、The Freedonia Groupが発行した報告書「Natural Polymers (米国の天然ポリマー市場)」の販売を開始しました。
米国の天然ポリマー需要は年率で6.9%もの大幅な伸びを続け、2016年には金額にして46億米ドル、重量にして17億ポンドに達するものと予測されています。これだけの成長が予測されるのは大規模な食品および飲料業界において天然成分を良しとする傾向が続くと見られることによります。このような傾向は特にセルロースエーテルと天然ガムの需要の伸びを下支えするものとなっています。油田掘削の見通しが好調なことから、掘削液や破砕流体の添加剤として使われるグアーガムやその他の天然ポリマーにも良好な兆しが見えています。世界の特定の地域だけで育つ植物からしか得られない天然資源であることに絡んで、気候変動上の問題や政治的な不確実性が影響を与えるようになるまでは、この成長は継続するでしょう。
セルロースエーテルは単一の天然ポリマータイプとしては最大のもので、市場の3分の1以上の量を占めます。その分野ではメチルセルロースが相変わらずトップの位置を占めていますが、マイクロ結晶セルロース(MCC)やカルボキシメチルセルロース(CMC)、またヒドロキシエチルセルロース(HEC)もかなりの量に達する見込みです。メチルセルロースは建築資材に広く使用されているので、建築業界の著しい景気回復の恩恵を受けることになるでしょう。建築業界の見通し改善により、HECも急速に伸びることになるでしょう。HECは主に水性ペイントに使われています。
分泌性の植物性ガムが2016年に至るまで最も急速な伸びを示すものと予測されています。またその成長の大部分を占めるのはグアーガムということになるでしょう。それでもこの伸びは2001年から20011年にかけてのきわだった成長に比べると減速成長となります。というのはこの時代は米国の石油ならびにガス産業で水圧破砕や水平掘削が広く用いられるようになり、グアーガムの需要が急増したからです。
その他の種類の天然ポリマーの中ではデンプンと発酵製品とが特に力強い成長を示すでしょう。これは油田用途でキサンタンガムの使用量が上昇しており、またポリ乳酸が広く手に入るようになってきたからです。蛋白質ベースのポリマー分野ではコラーゲンが創傷部の被覆材として広く使われるようになるでしょう。しかし、美容を目的とした注入物質のメーカーから出て来る代替物質との競争が激しいものとなるでしょう。マリンポリマーについては、それが既に成長しきった用途でしか使われていないこと、また他の種類の天然ポリマーとの競争にさらされることから、その伸びは制約を受けるものと見られます。
市場調査レポート: 米国の天然ポリマー市場
Natural Polymers
http://www.gii.co.jp/report/fd76261-natural-polymer.html
出版日: 2012年11月30日
発行: The Freedonia Group
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