世界の産業用デジタルX線検査システム市場は2016年に5億940万米ドル規模に
株式会社グローバル インフォメーションは、Frost & Sullivanが発行した報告書「Analysis of the Industrial Digital X-ray Inspection Systems Market (世界の産業用デジタルX線検査システム市場の分析)」の販売を開始しました。
X線源、検出器、ソフトウェアの絶え間ない進化により、非破壊検査業界において、アナログ検査機器からの脱却が進んでいます。デジタルX線の安い維持費はフィルムと比較し大きな利点となっています。デジタルではフィルムを購入する必要が無いだけでなく、暗室の維持費やフィルムの保管費用、現像用消耗品も不要です。
当レポートによりますと、2011年の同市場は3億940万米ドルとなり、2016年には5億940万米ドルに達する見込みです。
フィルムの原材料の1つである銀の価格が近年高騰した事により、メーカーによっては製品コストが30%近く上昇したと見られています。その結果、X線フィルムの消費者にとってアナログシステムのコストが増大した為、よりコストを削減できるデジタルX線の魅力が増しています。
現在フィルムは世界経済の牽引役を担っている新興国市場で一般的に使われています。フィルムシステムは設備投資額が少なく済み、また新興国の労働力が安価な為、フィルムが好まれる傾向があります。新興国市場にこういった傾向がある為、デジタルX線の需要は制限はされますが、今後5年間でデジタルX線の価格が低下し費用面での劣勢は解消される見込みです。
「デジタルX線機器メーカーは新興国に積極的に進出し、ユーザーに対し費用抑制効果がある事を説得する必要があります。」と Frost & SullivanのリサーチアナリストのNikhil Jain氏は述べます。「彼らの協調した努力により、そういった新興国でのチャンスが拡大されます。」
デジタルX線メーカーはまた、デジタルでは現像用化学薬品を使用しない為、環境に優しい事を宣伝する事も出来ます。それに加え、撮像するのに必要な線量を大幅に抑える事ができ、放射線被爆関連のリスクを抑える事も出来ます。また、技術の進展により、デジタルX線は画質の点でも有利な立場にあります。
「エレクトロニクス業界への応用において、デジタルX線はフィルムよりも遥かに解像度が高いソリューションを提供します。」とJain氏は説明します。「参入企業は更に画質を高める事で、航空、軍事・防衛業界といった産業に応用分野を広げる必要があります。」
市場調査レポート: 世界の産業用デジタルX線検査システム市場の分析
Analysis of the Industrial Digital X-ray Inspection Systems Market
http://www.gii.co.jp/report/fs245794-analysis-industrial-digital-x-ray-inspection.html
出版日: 2012年06月
発行: Frost & Sullivan
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