日本オラクル、グリーのログデータ解析システムの刷新を支援
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 良和)が2012年4~6月期にグローバルプラットフォーム「GREE Platform」を構築することで、大幅な増加が予想されるサービスのログデータ解析システムを刷新するため、ユニファイド・ストレージ製品「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」を中核としたオラクル製品を導入したことを発表します。
グリーは2012年4~6月期に、日本で提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」と、スマートフォン向けソーシャルゲーム、各種ソーシャルメディアサービスなどを統合する予定で、約1.9億*のユーザーが利用するグローバルな「GREE Platform」の構築を進めています。
*グリー調べ (2011年12月末時点)
グリーはユーザーに支持される継続的なサービス向上への取り組みの一環として、アクセス数やサービス利用状況を自社開発の解析アプリケーションで解析し、各担当者がサービス改善の参考にできるレポートを作成しています。ユーザー数、アクセス数が膨大なため、毎日収集するログデータ容量は テラバイト(TB)クラスに及びます。
グリーはデータ容量の継続的な増加に加え、2012年4~6月期に構築する予定のグローバルプラットフォーム「GREE Platform」でのログデータ急増に備え、解析システムの刷新を決定しました。刷新にあたり、解析用サーバーとログデータ格納用の外部ストレージを分けて、個別に拡張する方法を採用し、従来と同じ程度の導入・運用コストで解析能力を向上できることを重視しました。また、サーバーと外部ストレージ間の高速で広帯域なアクセス性能も要件に挙げました。
日本オラクルはこれらの要件に対し、サーバーとストレージ間を広帯域で接続するInfiniBandに対応し、すでに国内導入実績を有するストレージ製品「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」の最大構成 (物理容量 1ペタバイト(PB)超)*、新しい解析用サーバーに、オペレーティング・システム「Oracle Solaris」の最新版である「Oracle Solaris 11」を搭載した「Sun Fire X4170 M2」を提案し、2011年11月に採用されました。
*導入時における最大構成
グリーは、「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」および、「Oracle Solaris 11」を搭載した「Sun Fire X4170 M2」の採用・稼働開始にあたって、以下の特長を高く評価しています:
-サーバーとストレージ間を毎秒40 ギガビット(Gb)の広帯域で接続できるInfiniBandの豊富な実績。
-監視ソフトウェア「DTrace Analytics」により、大容量のストレージの状態を把握できる容易な管理。
-SSD(Solid State Drive)を搭載しながらも、容量あたりの単価を抑えることができる高いコスト・パフォーマンス。
-「Oracle Solaris」に実装されているファイル・システム「Oracle Solaris ZFS」の管理の容易さと高い信頼性。
-大規模な構成のストレージを短期間で稼働させるインストール・サービスの高い品質。
-サーバー同様、「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」にも「Oracle Solaris 11」を搭載しているため、InfiniBandの高速動作が可能。
●「Sun ZFS Storage Appliance」について
「Sun ZFS Storage Appliance」は、革新的なストレージ・アーキテクチャをベースに業界最高水準のパフォーマンス、密度、ストレージ分析機能に加え、容易な運用管理を実現しています。SSD(Solid State Drive)対応のハイブリッド・ストレージ・プールでアプリケーションの応答時間が大幅に短縮され、ストレージの状態を監視するソフトウェア「DTrace Analytics」により最低限の操作でパフォーマンスを最適化できます。「Sun ZFS Storage 7420 Appliance」は、最大容量1.73ペタバイト(PB)まで拡張可能です。
●「Oracle Solaris 11」について
業界初のクラウド・オペレーティング・システム(OS)である「Oracle Solaris 11」は、セキュリティ、パフォーマンス、拡張性要件に対応するよう設計され、プライベート、ハイブリッド、パブリックのいずれのクラウド環境においても、要求の厳しいエンタープライズ・アプリケーションを実行させることができます。OS、ネットワーク、ストレージ・リソース向けの仮想化機能が組み込まれており、またインフラを構築するシステム全体を包括的に管理することができます。データおよびストレージの管理基盤である「Oracle Solaris ZFS」により、データの完全性、フラッシュ対応の階層化ストレージ、ラインスピードの暗号化、拡張性を向上し、データの保存や管理能力を最大化することが可能になります。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
●「Oracle OpenWorld Tokyo 2012」 概要
開催期間:2012年4月4日(水)~6日(金)
会場:グランドハイアット東京、ベルサール六本木、六本木ヒルズ アカデミーヒルズ49
公式サイトURL:http://www.oracle.co.jp/openworld/
●「JavaOne Tokyo 2012」 概要
開催期間:2012年4月4日(水)~5日(木)
会場:六本木ヒルズ アカデミーヒルズ49
公式サイトURL:http://www.oracle.co.jp/javaone/
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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