日本オラクル、事業状況の変化に対応するストレージ製品「Pillar Axiom 600」を発表

日本オラクル株式会社
2012-01-31 11:00

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、ビジネスの優先順位に応じてアプリケーションのデータ管理を容易に行えるストレージ製品「Pillar Axiom (ピラー・アキシオム) 600」の国内提供を開始したことを発表します。

「Pillar Axiom 600」は、モジュール構成、分散RAID*、特許取得済みのストレージQoSなどの機能を組み合わせ、SAN*ストレージに適した容易な管理、高い利用率・拡張性を備えたストレージ性能を実現します。これにより、企業は従来の自社管理環境において業務ごとのアプリケーション特性を意識したストレージ統合を実現できるだけでなく、プライベート・クラウド環境への柔軟かつ段階的な移行も可能になります。

  • Redundant Arrays of Inexpensive Disks: 複数のハードディスクを仮想的に一台の装置として管理する技術
    ** Quality of Service: 特定のトラフィックの優先度をあげたり、サービスの品質や安定性を確保する概念
    *** Storage Area Network: 外部記憶装置間および記憶装置とコンピュータの間を結ぶ高速なネットワーク

「Pillar Axiom 600」は高度なQoS機能により、アプリケーションのデータを先着順ではなく、ビジネス価値に応じたデータの入出力要件に合わせたリソースの割り当て、CPUの稼働率、容量やキャッシュの分配を行うことができます。そのため、さまざまなアプリケーションが効率的に共存することを可能にし、ストレージ・システムの稼働率を向上させます。

「Pillar Axiom 600」は、データベース・マシン「Oracle Exadata」向けに開発されたデータ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression」に対応し、「Oracle Database」の利用環境において平均3~5倍*までストレージ効率を上げることができます。圧縮率を高めることで、ユーザーはより少ない物理ストレージで大容量のデータを扱うことが可能になり、SAN環境の簡素化、コスト削減を実現できます。
*オラクル調べ

「Pillar Axiom 600」の管理ソフトウェアは使いやすいユーザー・インタフェースを採用し、ユーザーは世界中に配置する複数の「Pillar Axiom 600」を統合し、サービスごとのポリシー設定に加え、システムの構成、ファイル・システムの管理と作成、スナップショット機能によるバックアップ、システムのクローニング(複製)を実行できます。また、重要なステータス変更やイベントを自動的に表示および通知するため、ユーザーは事前措置を速やかに講じることができます。

「Pillar Axiom 600」の主な特長は以下の通りです:
-最大1.6PB(ペタバイト)まで容量を拡張可能
-エンド・ツー・エンドのストレージ機能を保護するQoSアーキテクチャ
-障害時のリカバリ機能により事業継続性を維持し、事業の成長に応じて拡張できるモジュール型ハードウェア
-「Oracle Database」、「Oracle VM」環境内の記憶領域を構成・管理する「Oracle VM Storage Connect」、統合管理ソリューション「Oracle Enterprise Manager」のプラグイン用にオラクルのソフトウェアと「Hybrid Columnar Compression」に対応
-「Pillar Axiom」ストレージ・ドメインを使用して、物理的にストレージを分割し、システムの共有を実現

●「Pillar Axiom 600」の詳細
・最小構成価格:6,759,606円(税込)
・写真:http://japanmediacentre.oracle.com/imagelibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=189

●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
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