日本オラクル、「Oracle Database 12c」への対応を強化した「Oracle ZFS Storage Appliance」新製品を提供開始
発表の概要
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は本日、オラクルの統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage Appliance」の上位機種となる新製品「Oracle ZFS Storage ZS4-4」を提供開始したことを発表します。「Oracle ZFS Storage ZS4-4」は、「Oracle Database 12c」への対応を強化する各種機能を新たに搭載し、大量の仮想マシンを稼働させるクラウド環境や、高速・高精細なアナリティクスに適したストレージ基盤を実現します。
発表内容
• 「Oracle ZFS Storage ZS4-4」に搭載されるオペレーティング・システム(OS)「Oracle ZFS Storage OS」の最新版により、「Oracle Database 12c」環境向けの新機能を提供します。
• 「Oracle ZFS Storage OS」に備わる「Oracle Intelligent Storage Protocol(オラクル・インテリジェント・ストレージ・プロトコル、以下 OISP)」により、「Oracle Database 12c」および「Oracle Multitenant」環境におけるストレージのパフォーマンス・チューニングとトラブルシューティングを簡略化・迅速化します。「Oracle Database 12c」はOISPを介し「Oracle ZFS Storage ZS4-4」とメタデータをやり取りして自動的にチューニングを行い、マニュアル操作と比較して最大67パーセント*も少ない手順で作業を完了することができます。また、OISPと連携したアナリティクス機能「ZS Analytics」により、複数のプラガブル・データベース毎にデータの入出力を集計・分析することで、「Oracle Database」の統合環境における監視を強化します。
- オラクル調べ
• 「Oracle ZFS Storage ZS4-4」は前世代機種と比較して、DRAMの搭載量を50パーセント増加し、最大3TB搭載可能です。30 GB/秒以上のスループット、50パーセント増加したプロセッサ・コア数により、前世代機種の2倍のパフォーマンスを提供し、より大量のデータをインメモリの速度で処理することができます。 - オラクル調べ
• 「Oracle ZFS Storage ZS4-4」では、DRAMとSSDをファイル・システムの一時記憶領域として扱うアーキテクチャ「Hybrid Storage Pool」を強化しています。また、最大120のプロセッサ・コアと最大3TBのDRAMの利点を最大限活用する「SMP*オペレーティング・システム」により、1つのストレージ・システムで32 GBを超える持続帯域幅を提供します。その結果、アクセス頻度の高いデータの最大90パーセントはメモリから提供されるため、データベースやアプリケーション性能の大幅な向上が可能です。 - Symmetric Multiprocessing:対称型マルチプロセッシング
• 「Oracle ZFS Storage ZS4-4」を含む「Oracle ZFS Storage Appliances」には、プロジェクト・レベル、共有レベル、LUNレベルでのAES準拠の256ビット保存データ暗号化と、システム内で暗号化と非暗号化を組み合わせる機能があります。「Oracle ZFS Storage Appliances」内での暗号鍵の管理により、セキュリティ違反に対する強固な保護を実現し、種々の規制要件に対するコンプライアンス状況を管理できます。 - Logical Unit Number:OSから1台のHDDとして認識される単位
** Advanced Encryption Standard:より強度の高い暗号化方式のひとつ
• 「Oracle ZFS Storage Appliances」は、「Oracle Exadata」やオラクルのストレージ製品のみに備わるデータ圧縮技術「Hybrid Columnar Compression(HCC)」に対応し、平均でデータ容量を12分の1に圧縮します。その結果、データベースのクエリ処理性能が最大5倍向上し、ストレージ容量コストが40パーセント削減*されます。 - オラクル調べ
• 中規模システム向け統合ストレージ製品「Oracle ZFS Storage ZS3-2」も、最新の「Oracle ZFS Storage OS」に対応します。
「Oracle ZFS Storage ZS4-4」の詳細
• プロセッサ:15コア搭載 2.8 GHz インテル Xeon プロセッサ8個
• DRAMキャッシュ:最大3TB
• 読み取りフラッシュ・キャッシュ:最大12.8 TB
• 容量:最大3.5 PB
• 最小構成価格:13,088,810円(税抜き)
• 画像1:https://www.oracle.com/us/assets/oraclezfs-zs4-4-1x-2403409.jpg
• 画像2:https://www.oracle.com/us/assets/oraclezfs-zs4-4-2x-2403413.jpg
• 製品紹介ページ:http://www.oracle.com/jp/products/servers-storage/storage/nas/
日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
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オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
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日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
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