起業・副業の手掛かりに。サービスマーケットプレイスの需給ギャップを地域横断・時系列で観測するデータ基盤「MarketKernel(マーケットカーネル)」を公開 

クラウドソーシングサイトなどスキル市場の需要・供給・価格を同じ物差しで比較、AI エージェントから直接呼べる MCP サーバーも提供

2026-08-25 13:38
MarketKernel

MarketKernel(本社:東京都港区、代表:上村 十勝)は2026年8月25日、サービスマーケットプレイス(スキル販売・クラウドソーシング・フリーランス案件)の需要と供給をカテゴリ単位で日次観測し、地域横断の時系列データとして提供するデータ基盤「MarketKernel(マーケットカーネル)」(https://marketkernel.jp/)を公開しました。

同日より観測を開始し、公式サイトでは算出方法(方法論)、観測ソースの一覧、指標の妥当性を検証する記録、参考価格、およびデモ画面を公開しています。REST API と MCP(Model Context Protocol)サーバーにより、AI エージェントから市場データを直接問い合わせることもできます。

◼️ MarketKernel とは:解釈ではなく「観測事実」を売るデータレイヤー

MarketKernel は、クラウドソーシングサイト、Fiverr、Upwork などの複数のサービスマーケットプレイスを横断し、「どの仕事に、どれだけの需要と供給があるか」をカテゴリごとに数値化するデータ基盤です。出品数や案件数といったプラットフォームごとに単位の異なる観測値を、共通の市場定義(Market Ontology)に束ね、正規化した指数として提供します。

MarketKernel が提供するのは、需要と供給の指数、その差(需給差)、90日間の変化、価格の中央値、観測件数、データ信頼度という7つの数字と、その時系列です。特定のカテゴリへの参入推奨、収益予測、総合ランキング、「おすすめ」「注目」といった評価は提供しません。数字をどう解釈し、どう使うかは利用者の判断領域であり、MarketKernel は観測事実と算出方法の正確性にのみ責任を持ちます。この責任分界を公式サイトで明文化している点が、市場情報を扱う既存サービスとの最大の違いです。

◼️ 公開の背景:スキル市場の「需要と供給のずれ」は、誰も継続的に測っていなかった

生成AIの普及により、サービスマーケットプレイスで取引される仕事の内容は急速に入れ替わっています。AI エージェント開発や AI 自動化のように需要が立ち上がる領域がある一方、ロゴデザインや SEO 記事執筆のように供給が需要を大きく上回る領域も生まれています。

しかし、こうした需給の偏りを、複数のプラットフォームと地域にまたがって、同じ基準で、継続的に観測しているデータは存在しませんでした。各プラットフォームの数字は経済単位が異なり(出品数、Gig 数、求人投稿数、入札数)、そのまま足し合わせても意味を持ちません。また、ある時点のスナップショットは誰でも取得できますが、過去に遡って時系列を作ることはできません。

MarketKernel は、この「正規化」と「時系列」の2点を事業の中核に置いています。観測は2026年8月25日に開始し、1日ごとに積み上がるデータが、後発には作れない資産になります。

◼️ 提供する7つの指標:需要・供給・需給差・90日トレンド・価格中央値・観測件数・データ信頼度

MarketKernel は1つのカテゴリ(市場)につき、以下の7つの数字を提供します。単一のスコアにまとめないのは、比率に潰すと市場の規模の情報が消えるためです。

・需要(demand_index):買い手の動きを 0〜100 で指数化。販売実績やレビューの増え方(販売速度)などの需要代理指標から算出
・供給(supply_index):売り手の多さを 0〜100 で指数化。出品数、入札数、提案数から算出
・需給差(gap_index):需要 − 供給。プラスなら需要側、マイナスなら供給側に偏り。良し悪しの判定ではなく差の大きさ
・90日トレンド(momentum):需給差の直近90日の変化
・価格中央値(price_median):1件あたり価格の中央値。米ドル基準で保持し、日本語表記では日本円に換算して併記
・観測件数(volume_absolute):月あたりの観測件数。相対値だけでは消える市場規模を保つための必須項目
・データ信頼度(confidence):0〜100。シグナル品質、ソースの多重性、標本量、観測期間、鮮度から算出。信頼度の低い行も隠さず表示

需給差が同じ程度でも、データ信頼度が異なれば意味は異なります。MarketKernel は「需給差 +35、信頼度 58」の行と「需給差 +33、信頼度 92」の行を並べて表示し、利用者がデータの確かさの差を同時に読めるようにしています。

◼️ 一つの市場を複数の観測器で測る:サービス市場・専門市場・求人・検索・コミュニティ

MarketKernel は「翻訳」や「音声」といった一つの市場に対し、種類の異なる信号を刺します。クラウドソーシングサイトや Fiverr のような総合サービス市場に加え、音声や翻訳の専門マーケットプレイス、求人データ(雇用需要)、検索関心度、技術コミュニティの質問件数、学習市場(供給の先行指標)、公的統計です。

種類の異なる信号が同じ方向を示すほど、データ信頼度のソース多重性が高まります。また、外注需要と雇用需要を別のレイヤーとして持つことで、「外注需要は伸びているが雇用需要は減っている」といった構造の変化を、事実の並置として示すことができます。

観測対象と候補は公式サイトの「観測ソース」ページで全件公開しています。各ソースについて、信号の種類、取得手段、更新頻度、状態(観測中・Phase 1・読むだけ・後回し・対象外)に加え、robots.txt・利用規約・Bot対策の確認状況まで掲載しています。

◼️ 取得の規律:非ログインの公開ページのみ、robots.txt を毎回取得、Bot対策の回避は行わない

MarketKernel のクローラーは、ログインを要しない公開ページのみを対象とし、1日1回、逐次・低頻度でアクセスします。robots.txt は毎回取得して遵守し、その内容も記録します。User-Agent には事業者名と連絡先ページの URL を明記し、匿名化しません。429 や 503 の応答を受けた場合は当日の取得を中断し、リトライしません。CAPTCHA の自動解決やブラウザ検知の回避は実装せず、回避しなければ取得できないサイトは、価値が高くても自前取得の対象から外します。

出品者名、プロフィール、アイコン画像などの個人を特定できる情報、取引情報、メッセージは取得しません。観測対象サイトの運営者の方は、robots.txt の指定またはお問い合わせにより、いつでも除外を依頼できます。

◼️ 監査可能性:数字の根拠を、生データのハッシュまで遡れる

MarketKernel の全ての数値は、算出式 → 較正係数 → 市場定義の対応表 → 観測値 → 生ページの SHA-256 ハッシュまで遡ることができます。日次の取得記録のハッシュは前日のチェーンヘッドと連結し、OpenTimestamps と公開 Git リポジトリに固定します。これにより「過去のデータを後から書き換えていない」ことを、MarketKernel を信用することなく第三者が検証できます。

指標の妥当性についての仮説は、検証日の前に登録し、対象集合を凍結し、結果を成否にかかわらず公開します(Signal Validation Log)。検証するのは市場の予測ではなく、MarketKernel 自身の指標です。オントロジーの対応表、指数の算出式、データ信頼度の因子と重み、較正係数は仕様として公開します。秘匿するのは生データそのものと、その履歴の深さだけです。

◼️ AI エージェントから直接呼べる:REST API と MCP サーバー、数字の根拠を辿る trace_market_value

MarketKernel は Web ダッシュボードに加え、REST API と MCP(Model Context Protocol)サーバーを提供します。データベース・正規化・信頼度の計算は共通で、MCP は API の AI 向けアダプタです。Claude や ChatGPT などの AI エージェントから、「日本と米国で AI エージェント開発の需給差を比較して」「この数字の根拠を全部出して」といった問い合わせを直接行えます。

MCP v0.1 は、市場の検索、最新値の取得、時系列の取得、複数市場・地域の比較、観測ソースの取得、そして数値の根拠を遡る trace_market_value の6つのツールで構成します。MCP サーバーも解釈を返しません。比較ツールはどちらが優れているかや参入すべきかを返さず、trace_market_value は観測された系譜のみを返します。方法論や指標の定義はリソースとして公開しており、AI が説明を捏造せずに公式の定義を参照できます。

API・MCP の利用は「Agent License」として提供し、ツール呼び出し数、対象市場数、履歴の深さで計測します。

◼️ ライセンスと参考価格:機能差ではなく「権利差」で構成、公開権を高く設定

MarketKernel は、データを流し続けるのでも、レポートを切り売りするのでもなく、期限付きの更新権としてライセンスします。ティアを分けるのは機能差ではなく権利差です。

・Internal(自社内での閲覧・分析):月額 29,800円〜
・Professional(顧客向け提案資料・レポートへの利用、出典表記つき):月額 79,800円〜
・Publisher(「MarketKernel 調べ」として記事・動画・教材で外部公開できる引用公開権):月額 148,000円〜
・API / Agent(REST API、MCP、全履歴、複数地域):月額 300,000円〜(要相談)

いずれも税別で、1カテゴリ × 1地域 × 直近のみの基本料金です。対象範囲(カテゴリ × 地域)と履歴の深さ(直近のみ/12ヶ月/全履歴)に応じた倍率がかかり、公式サイトの見積りの目安で月額を計算できます。データそのものより、その数字を外で使ってよい権利を高く設定しています。月額数百円〜数千円の個人向け料金は設けません。少数の事業者に希少なデータを渡す構造を保つためです。

独占の対象は公開権のみに限定し、データを閲覧できる主体を1社に限る「アクセスの独占」は販売しません。需給データを扱う事業者が情報の流通を絞り始めると、中立な観測者から市場の形成者へ立場が移るためです。

◼️ Founding License:先着5社に月額49,800円で提供、支払意思の実測をもとに正式価格を決定

観測を開始した直後で履歴が浅いため、上記の参考価格での販売はまだ行いません。代わりに、最初の5社に限り「Founding License」を提供します。

・月額 49,800円(税別)、3ヶ月契約、非独占、自動更新なし
・指定カテゴリ(最大5)× 日本または米国
・整形済みデータセットの提供と月次更新(7つの指標セット)
・月1回のフィードバック協力
・将来価格とは切り離し、期間終了後の更新は改定後の参考価格で個別に提示

この期間に得られた実際の支払意思をもとに、正式価格を決定します。申し込みは公式サイトのお問い合わせフォームから受け付けます。

◼️ 想定する利用者:情報発信者・スクール・コンサルティング・制作会社・AI エージェント運用者

・情報発信者・メディア:「MarketKernel 調べ」として、他者が持たない数字を毎月コンテンツに使える公開権
・スクール・講座事業者:カリキュラムの根拠となる市場データ
・コンサルティング・独立支援事業者:クライアント提案の根拠としてのデータセットとレポート出力権
・制作会社・受託事業者:鮮度と接続性のための API
・AI エージェント運用者・SaaS:MCP による市場データへの直接アクセス

これから起業したい個人の方への直販は行いません。中立なデータは解釈できる主体にしか価値がなく、解釈を提供しない方針と両立しないためです。この層へは、MarketKernel のデータを利用するパートナー(発信者・スクール・支援事業者)経由でのみ到達します。

◼️ 現在の提供状況と今後の予定

2026年8月25日に観測を開始し、初期の観測対象はクラウドソーシングサイト(自前取得)と Fiverr(データプロバイダ経由)の14カテゴリ(主群9・対照群3・境界群2)です。公式サイトの市場データおよびデモ画面の数値は、指標の初版が確定するまでの表示例(ダミーデータ)であり、実測値ではありません。観測開始から90日分の生データをもとに市場定義と指標を確定し、実データに切り替えます。

今後は Upwork、Freelancer.com、クラウドワークス、ランサーズへの拡張(Phase 1)、韓国・中国・欧州の観測(ライセンシーの需要が確定した地域から)、求人・専門市場・検索・コミュニティなど種類の異なる信号の追加、四半期ごとの較正曲線(データ信頼度の帯別的中率)の公開を予定しています。

◼️ 代表者コメント

「市場データの価値は、数字そのものではなく、複数の市場を同じ物差しで比較できることと、その数字がどこから来たかを誰でも確かめられることにあります。MarketKernel は『稼げる仕事』を教えるサービスではありません。何が求められ、どれだけの売り手がいるかを、解釈を付けずに測り続ける観測所です。基準が結果より先に存在したことを第三者が確認できる形で公開する。この姿勢を、当社の他の事業と同じく貫きます」(AI MQL合同会社 代表 上村 十勝)

◼️ MarketKernel 公式サイト・SNS

公式サイト:https://marketkernel.jp/
市場データ:https://marketkernel.jp/data.html
デモ画面:https://marketkernel.jp/demo.html
観測ソース:https://marketkernel.jp/sources.html
方法論:https://marketkernel.jp/methodology.html
API・MCP:https://marketkernel.jp/api.html
ライセンス・参考価格:https://marketkernel.jp/licensing.html
X:https://x.com/Market_Kernel
Facebook:https://facebook.com/marketkerneljp
LINE 公式アカウント:https://lin.ee/wFZXFfs
note:https://note.com/marketkernel

◼️ 会社概要

会社名:AI MQL合同会社(AI MQL LLC)
代表者:上村 十勝
所在地:東京都港区六本木3丁目16-12
設立:2025年10月

◼️ 本件に関するお問い合わせ

AI MQL合同会社 MarketKernel 担当
メール:info@marketkernel.jp
お問い合わせフォーム:https://marketkernel.jp/contact.html
(取材、ライセンス、API・MCP、クローラーに関するご連絡を受け付けています)

※ 記載の価格は参考価格であり、契約は個別の見積りにより確定します。
※ 記載の会社名・サービス名は各社の商標または登録商標です。