オラクルの「Oracle Service Bus」が、ANAの基幹業務システムを支える全社共通の連携基盤として稼働開始
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、オラクルのサービス指向のアプリケーション環境を構築する「Oracle Service Bus」が、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊東 信一郎、以下 ANA)のミッション・クリティカルな基幹業務システムを連携する全社共通の基盤として稼働開始したことを発表します。
全社共通の連携基盤は2010年10月の本番稼働後、2011年2月までに約70の異種の業務システムが同基盤を利用した接続に移行を完了し、2012年中に次期国内旅客システムの移行を実施する予定です。
日本オラクルはANAが構築した共通連携基盤の中核ソフトウェアとして「Oracle Service Bus」を提供し、同製品の導入・実装における技術支援を推進しました。
ANAは、金融機関、旅行代理店などの外部システムとの接続も含めた異種の業務システムを連携する共通基盤としての活用に留まらず、全社標準のサービス基盤として活用していく予定です。
ANAは羽田空港拡張・国際線就航にともなう旅客需要増加、また、ANAが加盟する世界最大級の航空ネットワーク「スターアライアンス」の航空会社とのシステム連携を視野に、高い拡張性と性能を備えた変化に強いシステム基盤の構築を進めています。これにより、基幹業務システムのアーキテクチャを従来の個別最適型から全体最適型に変革し、さらにアプリケーションとインフラを分離することにより、信頼性および迅速性の確保、変化への柔軟な対応が可能となり、業務変革ならびに競争力向上を実現していく予定です。
「Oracle Service Bus」の導入・稼働開始にあたって、以下の点が高く評価されました:
-無停止が前提条件となる高可用性と、毎秒500トランザクションの実効が可能な高性能システム間連携基盤
-SOA(Service Oriented Architecture)製品としての「Oracle Service Bus」の国内外における豊富な実績と、航空業界での先行事例
本プロジェクト推進に際し「Oracle Service Bus」導入は、日本電気株式会社、全日空システム企画株式会社が担当しました。
●「Oracle Service Bus」について
「Oracle Service Bus」は、「Oracle Fusion Middleware」製品群の一部であり、「Oracle SOA Suite」の主要コンポーネントです。「Oracle Service Bus」は、アプリケーションのアーキテクチャを、柔軟かつ迅速に変更しサービス指向のアプリケーション環境に対応させるソフトウェアです。サービスやアプリケーションの調整および管理を、標準準拠した技術で実現し、企業のシステム間連携やプライベート・クラウド環境の性能および可用性の向上を実現します。
●オラクルについて
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NASDAQ:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/
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