日本オラクル、技術者認定制度「ORACLE MASTER」のインターネット化で受験機会を拡大
日本オラクル株式会社(代表取締役社長:新宅 正明、本社:千代田区紀尾井町4−1、以下日本オラクル)は、2003年6月5日より技術者認定制度「ORACLE MASTER」の試験のインターネットによる提供を開始いたします。これにより、受験者のニーズに応じた試験が実施されます。
インターネットを使った「ORACLE MASTER」試験は、インターネット回線を利用して試験を受ける「インターネット・ベースト・テスティング(以下IBT)」と呼ばれる仕組みによって提供されます。IBTにより、インターネットに接続できるPCさえあれば、指定された試験サイトに接続して、事前に通知される受験用パスワードを入力するだけで「ORACLE MASTER」の試験をうけることが可能になります。試験に必要となるPCを保有していない場合は、日本オラクルから貸し出しすることも可能です。
今まで、「ORACLE MASTER」の受験は、特定の認定会場に出向く、あるいは、日本オラクルの試験監督が研修会場にPC等の機材を持ち込み、試験環境を構築して試験を実施する「オンサイト試験」で対応していました。IBTの開始により、受験者は、研修を受講した施設で受験することができるようになるため、研修プログラムの作成から学習ペースの調整、試験の実施に至るまで、希望通りのスケジュール設定が可能となり、学習サイクルの自己決定が確立されます。
IBTで提供する「ORACLE MASTER」試験は、初級者向け資格「ORACLE MASTER Silver」の認定に必要な科目を皮切りに、順次拡大していく予定です。IBTの開始日となる6月5日は、「学校法人 麻生塾 麻生情報ビジネス専門学校」と、福岡県生活労働部労働局職業能力開発課からの受託により開催している「IT教育訓練講座/データベース・スペシャリスト養成科」の受講生の方々、約30名が受験される予定です。
「ORACLE MASTER Silver」は、オラクルのデータベースに限らず、リレーショナル・データベース管理システムの一般的な基礎知識を習得できる資格として幅広く認知されています。日本オラクルは、学位を認定する大学院、大学、短期大学、専修学校などを対象に、学生向けの教育を支援するプログラム「オラクル・アカデミック・イニシアティブ(以下OAI)」、および公的機関の認定する教育訓練機関を対象に、社会人向け授業として「ワークフォース・デベロップメント・プログラム(以下WDP)」を提供しています。これらの取組みにより、「学校法人 麻生塾 麻生情報ビジネス専門学校」をはじめ、「ORACLE MASTER」の取得をゴールに研修プログラムを組む教育機関が増えてまいりました。日本オラクルは、このような教育機関の試験監督の育成にも積極的に取組み、教育機関の自己管理による「ORACLE MASTER」試験の運営を促します。これにより、日本オラクルとのスケジュール調整や機材使用料、出張に伴う経費負担等を不要にするだけでなく、より自由度の高い研修プログラムの設計を支援します。
●ワークフォース・デベロップメント・プログラム(WDP)について
政府や地方自治体などの公的機関の認定する教育訓練機関が対象となっております。社会人が「ORACLE MASTER」取得を目指す個人向けの教育を実践し、キャリアアップを主な目的としています。参加費用は、OAIと同様に学部単位の一年契約で62,500円です。本費用は、教育を目的としたオラクル製品のライセンス使用許諾、技術サポートサービスの契約期間内提供を含みます。WDPでは、日本オラクル独自の研修教材を購入し、授業で教材の一部として使用することが必須となっています。対象となる研修教材は、「ORACLE MASTER」試験対策のものが中心となっており、1科目あたり15,000円から22,000円の間で提供します。
●オラクル・アカデミック・イニシアティブ(OAI)について
OAIは、学位を認定する大学院、大学、短期大学、専修学校などを対象に、卒業後に即戦力となりうるIT技術の習得を目的とした学生向けの教育を実践するプログラムです。プログラムへの年間参加基本費用は、学部単位の一年契約で62,500円です。本費用は、教育を目的としたオラクル製品のライセンス使用許諾、技術サポートサービスの契約期間内提供を含みます。
●福岡県生活労働部労働局職業能力開発課主催
「IT教育訓練講座/データベース・スペシャリスト養成科」について
「データベーススペシャリスト養成科」は、福岡県職業能力開発課と日本オラクルが離職者を対象に共同で開発した研修プログラムで、半年間でオラクルのデータベース技術を基礎レベルから上級レベルまで習得できる内容になっています。最終的には、プロジェクト演習などを経て実践に役立つスキルを身に付け、日本オラクルの技術者認定制度「ORACLE MASTER(オラクルマスター)」の上級者向け資格「Gold(ゴールド)」の取得を目標にしています。
■本件に関する報道関係お問合せ
日本オラクル株式会社 マーケティング本部
コーポレート・コミュニケーションズグループ 広報 石川
TEL:03−5213−6395 FAX:03−5213−6589
e-mail:junko.ishikawa@oracle.com
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