空間オーディオ技術【8Way Audio】がシャープ製スマートフォン「AQUOS R10」に搭載

テクミラホールディングス株式会社
2025-05-29 11:30

 テクミラホールディングスの子会社であるネオス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:池田 昌史、以下 ネオス)は、next Sound株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:飛澤 正人、以下 next Sound)と共同開発した空間オーディオ技術【8Way Audio(8way オーディオ)】が、シャープ株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:沖津 雅浩)が展開する2025年夏モデルのスマートフォン「AQUOS R10」に搭載されることをお知らせいたします。本製品は2025年7月以降に、国内外にて順次発売される予定です。

独自の音響技術でスマートフォンに新たなイマーシブ体験を提供

 【8Way Audio】は、独自の位相コントロール技術により立体的な音空間を作り出し、没入感に優れた音響体験を提供する空間オーディオ技術です。従来のステレオ音源では表現しきれなかった“前後・上下・奥行き”といった立体的な音の動きをリアルタイムで演出できることが特長で、映画や音楽鑑賞はもちろん、自身で撮影した動画でも、まるでその場にいるかのような臨場感を楽しむことができます。

 昨年、NTTドコモより発売された「AQUOS R9 pro」<SH-54E>への搭載により商用化した【8Way Audio】ですが、この度の「AQUOS R10」においてはキャリアフリーでの搭載が予定されており、より多くのユーザーに本技術を体験いただける環境が整いました。さらに、「AQUOS R10」は日本国内に加え、台湾、シンガポール、インドネシアでの販売も予定されており、【8way Audio】においても今後のグローバル展開を見据え、英語や中国語をはじめとする6ヵ国語に対応したアップデートを実施しております。これにより、ネオスでは海外を含めたスマートフォン市場における【8way Audio】の展開を一層拡大してまいります。

「AQUOS R10」 商品紹介ページ

【8Way Audio】について - 独自技術でリアルタイムに「空間オーディオ」変換を実現

 【8Way Audio】は、next Soundが特許を持つ「8Way Reflection」の技術をベースとして、スマートフォン用に共同開発した空間オーディオ※1技術です。
 「8Way Reflection」は独自の位相コントロール技術を用いて、リスナーを取り囲む形で仮想リフレクション(右図参照)を構築し、立体的な音空間を演出します。再現が難しい“後ろ側” の空間もリアルに表現し、「左右」しかない通常のステレオ音源を、頭の周囲から音が聴こえる「空間オーディオ」に即時変換することが可能となっています。

 この技術を応用することにより、【8Way Audio】はステレオサウンドの音源を持つ各種配信サービスにおけるほぼ全てのコンテンツをリアルタイムかつ自動的に空間オーディオに変換することが可能です※2。リスナー手持ちのイヤホンやヘッドホンで再生することができ、日常的な音楽鑑賞はもちろん、ライブや映画などの動画コンテンツも会場にいるかのようなイマーシブな体験を提供いたします。
 また、自分で撮影した動画についても空間オーディオに自動変換して再生することが可能です。この点も従来の空間オーディオ技術には無い特徴であり、プライベートなコンテンツの楽しみ方にも大きな幅を持たせることを実現しています。

※1 空間オーディオ:サラウンドなどの立体的な音をステレオで再現したオーディオのこと
※2 一部非対応のサウンドがあります

【8Way Audio】公式サイト
紹介&デモ動画

※Dolby Atmosはドルビーラボラトリーズの登録商標です
※360 Reality Audioはソニーの登録商標あるいは商標です

スマートフォンでの「8Way Audio」利用イメージ (アプリ)

①空間オーディオを「Basic」「Wide」「Large」の3種類のプリセットパターンで提供、ユーザーは好みの『広がり感』を選択可能

②フローティングメニュー内蔵により様々なアプリの上にメニューを表示し、楽曲やサウンドトラックを再生しながらON/OFFを操作することが可能

 アプリについても使いやすさを追求し、メイン画面やフローティングメニューのUIをより直感的かつ操作しやすい仕様にアップデートしております。

 ネオスでは今後も、最先端のテクノロジーとコンテンツの融合により新たな価値を創出してまいります。

<テクミラホールディングスについて>
【商 号】テクミラホールディングス株式会社
【本 社】東京都千代田区神田須田町1-23-1 住友不動産神田ビル2号館
【上場市場】東京証券取引所 スタンダード市場 (証券コード:3627)
【代表者】池田 昌史
【U R L】https://www.tecmira.com
【グループ事業内容】
◆ライフデザイン事業
知育・教育、健康、FinTech、キャラクター等におけるデジタルテクノロジーを活用したサービスとソリューションを提供
◆AI&クラウド事業
AIチャットボットやクラウドアドレス帳サービスなどのSaaSやAWS等を活用したTechソリューションを提供
◆IoT&デバイス事業
通信デバイスの開発・製造や関連したプラットフォーム・アプリの開発を通じて、モノとインターネットを融合した価値を提供

<ネオスについて>
【商 号】ネオス株式会社
【本 社】東京都千代田区神田須田町1-23-1 住友不動産神田ビル2号館
【U R L】https://www.neoscorp.jp
【代表者】池田 昌史
【事業内容】情報通信サービスおよびソフトウェア、コンテンツ開発

※記載されている社名、製品名、ブランド名、サービス名は、すべて各社の商標または登録商標です。