大江戸温泉物語グループ、賃貸借による新規出店を実施
~老舗旅館を事業承継。オーナー様の課題に寄り添い後世に繋ぐ~
GENSEN HOLDINGS株式会社(代表取締役:川﨑 俊介、以下「当社」)は、株式会社シーガル・リゾートイノベーション(代表取締役:戸澤 千秋、以下「シーガル・リゾートイノベーション」)が所有する物件の運営を譲受し、「大江戸温泉物語Premium 松乃井」として2026年8月7日(金)にグランドオープンいたしました。
本件は従来、当社がメインとしている物件取得ではなく賃貸借(リース)というスキームにて運営事業のみを取得しました。全国の温泉旅館が直面している後継者不足や事業承継の課題に対し、物件所有者の負担を軽減しつつ歴史のある旅館を未来へ引き継ぐスキームです。
今回のグランドオープンを記念し、当社代表取締役の川﨑とシーガル・リゾートイノベーション代表取締役 戸澤氏の特別対談を公開いたします。
■松乃井運営事業譲渡、建物賃貸借スキーム
本件のスキームについては下記の図の通り2ステップに分けて実施いたしました。
ステップ1:「事業・資産の譲渡」オーナー様から運営・事業及び設備・動産・許認可・従業員などを譲受する代わりに譲渡代金を支払います。
ステップ2:「建物賃貸借」オーナー様から建物を賃貸し、賃料を支払います。

■概要と役割分担

■【特別対談】「松乃井」運営バトンタッチ~両社代表が語る運営移管の裏側とシナジー~
ーーなぜ今回、従来の「物件取得」ではなく「運営権のみの譲渡・譲受(賃貸借)」を選んだのか?
川﨑:日本の温泉旅館において、事業承継は非常に大きな課題です。「売却して手放してしまうのは心許ない」「自分の世代で培った歴史を途切れさせたくない」と悩むオーナー様は非常に多い。そこで、賃貸借契約という形で我々がオペレーター(運営者)として入り、オーナー様に安定的な家賃収入を確保していただくことで、極めてスムーズな事業承継ができると考えました。水上温泉という魅力的な立地で、約230室というスケールを持つ「松乃井」のブランドをそのまま引き継げることは、当社にとっても非常に大きな魅力でした。
戸澤氏:私自身、2007年から約19年かけて、死に物狂いで「松乃井」の再建に努め、最終的に物件の買い取りを行いオーナーとなりました。しかし、巨大な資本・資産を抱え続ける重みや、自身の年齢を考えたときに、引き際を模索していました。後継者である家族からも「これだけ大きな施設を、人口減少期に自分たちだけで雇用を守りながら運営していくのは難しいと思う」と言われていたため、今回の「賃貸借による事業承継」は、まさに私が求めていた解決策でした。
ーー今回のスキームにおける、それぞれの最大のメリットとは?
戸澤氏:最大のメリットは、「事業承継が上手くいったこと」と「安定的な賃料収入」です。旅館業は、災害やパンデミックなどの影響をダイレクトに受けるリスクを伴う産業でもあると考えています。今回の契約により、その運営リスクから解放され、安定収入を得ながら、後継者である家族に無理のない形で資産を相続することができます。また、廃屋にせず館に火を灯し続けられることは、地域や行政にとっても非常に大きなメリットです。私どもが経営していた時よりも、大江戸温泉物語グループの強い送客力で宿泊人数が明らかに増えることが予想されるため、地域経済の活性化や入湯税の増加など、地元への大きな貢献になると考えています。
川﨑:オーナー様のご負担を軽くする一方で、我々にとっても、地域で長年愛されてきた「伝統」「ロビーの薪ストーブや極上のお風呂といった素晴らしい設備」をそのまま活かせるメリットがあります。長年培ってきた伝統やサービスをベースにしつつ、当社のチェーンオペレーションを融合することで、これまで「松乃井」を団体旅行等で利用したことがあるシニア世代のご夫婦や、そのお孫様世代など、幅広い新規のお客様のご来館に繋がると期待しています。
ーー今後のビジョンと、全国の悩める温泉旅館のオーナー様へ
戸澤氏:大手のチェーン店は、人材不足を補う仕組み、強固なマーケティング戦略などがあります。物価高や採用難に立ち向かうには限界がある現代において、こうして信頼できる大手へ運営のバトンを渡せたことは、とても良い選択でした。今回の改装の様子を見ても、非常にワクワク感がありました。
川﨑:温泉旅館経営の承継課題は様々です。長年所有・運営されてきた旅館に思い入れがある方も特に多い。単純な売買だけで解決できるものばかりではないと思います。私たちの強みは、事業承継に課題を抱えられているオーナー様に対して、各課題に真摯に向き合い最適なスキームをご提案、そして事業承継に繋げられることだと考えています。株式の譲渡や不動産の譲渡または賃貸借等、各課題に合った様々なご提案ができます。今回は「所有と運営を切り離す賃貸借形式」をご提案しました。都市部のホテルでは所有と運営を分けることが一般化していますが、地方の温泉旅館においてはまだまだ事例が少なく一般に広く定着はしていません。今後もオーナー様が抱える課題に向き合い、各地で廃業の危機にある温泉旅館の手助けとなり、地域を再生・発展させ、持続可能なものにしてゆけるよう努めてまいります。
【大江戸温泉物語Premium 松乃井 公式サイト】
【会社概要】
■会社名 GENSEN HOLDINGS株式会社
■所在地 〒104-0061 東京都中央区銀座7-16-21 銀座木挽ビル5階
■設立年月日 2017年12月5日(創業2001年11月)
■代表取締役 川﨑 俊介
■事業内容 全国で温泉旅館、ホテル、温浴施設、テーマパークの運営事業を展開
(大江戸温泉物語グループとして全国75施設。2026年8月現在)
■URL https://corporate.ooedoonsen.jp/