世界の潤滑油市場は2017年まで年平均2.4%で成長の見込み

株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社The Freedonia Groupが発行した報告書「World Lubricants (世界の潤滑油市場)」の販売を開始しました。

発行元のThe Freedonia Groupによりますと、世界の潤滑油需要は2017年まで年平均2.4%で成長し、同年4360万トンに達するとしています。この成長は自動車保有台数の増加とアジア新興国に置ける工業化が主な理由です。また、南米及び、アフリカ・中東も平均以上の成長を見せるでしょう。これらの地域は経済が順調に成長し、工業生産が上昇し、また自動車の普及が進んでおり、こういった要因が潤滑油の消費に好影響を与えます。逆に北米や西欧の先進国では需要に大きな変化は無いでしょう。これらの国では効率性の向上が、新規需要の追加を相殺します。これらの地域では量的な成長は見込めないものの潤滑油メーカーは合成もしくはバイオベースのプレミアム・高品質な商品への需要が高まる事の恩恵を受けるでしょう。

従来通り、自動車のアフターマーケット需要が今後も潤滑油需要の中で最も大きなシェアを占めるでしょう。エンジンオイルやトランスミッションフルードへの需要は、自動車産業が急成長している新興国において急速に伸びるでしょう。しかしながら自動車技術が発展し、潤滑油が品質向上するにつれ、オイル交換の間隔が延びるでしょう。この影響は中国やインドのような急成長している国の成長を相殺する程では無いにせよ、既に市場が成熟しているアメリカ、日本、西欧諸国の市場を縮小させる効果があるでしょう。

市場調査レポート: 世界の潤滑油市場
World Lubricants
http://www.gii.co.jp/report/fd277832-world-lubricants.html
出版日: 2013年07月31日
発行: The Freedonia Group

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