全国で技術指導。 心臓血管外科医 山下 慶悟が医療の質向上に貢献

ダビンチ手術やMICS、TAVIを通じた心臓血管外科の技術継承

医療法人医誠会
2025-06-05 09:45

医療法人医誠会(本社:大阪府大阪市、代表者:谷 幸治)は、医誠会国際総合病院 心臓血管外科 主任部長・特任副院長の山下 慶悟 医師が、全国の医療機関やセミナーで心臓血管外科手術に関する実技指導および講演を行っていることをお知らせいたします。手術支援ロボット「ダビンチ」やMICS(低侵襲心臓手術)TAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)などの低侵襲な手術を得意とする山下医師は、医療技術の底上げと若手医師の育成に尽力しています。当院はこの活動を通じて、他院との連携強化と医療の質の向上を目指します。

医療技術を全国へ。広がるニーズと連携の重要性

近年、心臓血管外科分野の手術技術は飛躍的な進化を遂げています。中でも3D内視鏡を用いた低侵襲心臓手術(MICS)や手術支援ロボット「ダビンチ」を活用した高度な手技は、患者さんの身体的負担を大幅に軽減し、早期回復や社会復帰に寄与するものとして注目を集めています。
一方で、こうした先進手術に精通した指導者の不足は多くの医療現場における課題となっています。医療機関や若手医師にとって、実践的かつ質の高い技術指導を受ける機会は限られているのが現状です。
このような背景のもと、医誠会国際総合病院の山下 慶悟 医師は、自身がこれまで培ってきたダビンチ手術、MICS、TAVIの経験を活かし、全国の医療機関で実技指導および講演を積極的に実施しています。
対象となるのは若手医師にとどまらず、すでに専門医資格を有する医師も含まれており、より高度な技術の習得や再確認の場としての役割を果たしています。手術指導は実際に手術室に入りながらの実践形式で、講演は事例共有を重視したセミナー形式で行われます。
これらの取り組みは、全国の医療従事者・医学生にとって貴重な学びの機会となるだけでなく、他院との連携強化や当院の丁寧で確かな治療方針の共有にもつながっています。

実技指導・講演の実績と継続する貢献

大学病院機関、大阪府外への医療施設、韓国への手術指導。

講演実績(一部抜粋)

2025年5月2日WEB講演会「MICS Discussion Meeting」

座長:坂口太一(兵庫医科大学)演者:上村尚(兵庫医科大学)、山下慶悟(医誠会国際総合病院)、矢嶋真心(大阪大学)

2025年5月28日CMI Webinar「MAZE~正中切開&手術の扉を開く!MICS それぞれのアプローチ~」

座長:坂口元一(近畿大学病院)演者:矢嶋真心(大阪大学医学部附属病院)、山下慶悟(医誠会国際総合病院)

2025年6月14日 座談会「止血・創閉鎖から考える閉胸操作のベストプラクティス - CABG編 -」

座長:福嶌五月(国立循環器病研究センター)ディスカッサー:山下慶悟(医誠会国際総合病院)ほか

2025年6月19日 ジャディアンス錠講演会「糖尿病と心疾患の包括的治療を考える」

総合座長:古川哲也(明生病院)演者:西川浩史(医誠会国際総合病院)、山下慶悟(同)

今後は海外に出向いての手術指導も計画しており、これらの活動を通じ、医誠会国際総合病院の存在と取り組みが全国・全世界に広く知られ、先進医療を提供する中核病院としての信頼性を強化したいと考えています。

見学・研修の受け入れ体制と今後の展望

医誠会国際総合病院では、他院からの見学・研修受け入れにも積極的に対応しています。手術室でのリアルな現場体験や、術式ごとの判断基準・実際のオペレーションに触れることで、手技と判断の双方を学べる実践的な機会を国内外問わずに提供しています。
受け入れに関する窓口は、医療法人医誠会 外交安全部(06-6312-2151 平日8:30~17:00)となっており、関心のある医療機関・医師・研修医はお気軽にお問合せください。
今後も医療技術の共有と人材育成、そして地域医療への貢献を柱に、連携を広げていく方針です。これは単なる「教える・教わる」関係を超えて、国内全体の医療水準の底上げを共に目指す“共育”の取り組みでもあります。

医療法人医誠会

医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営しています。
医誠会国際総合病院は46診療科、総職員数1,971名の体制※で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、本格的タスクシフト・タスクシェア、中央管制システム導入に取り組み、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しています。地域医療に貢献するとともに、2024年12月にはJCI認証を取得、国際医療ツーリズムにも挑戦します。
また、救急医療では、24時間365日の体制で救急医療を提供しています。初期救急から2.5次救急患者を対象に診療を行い、必要に応じて各診療科が支援する救急医療体制をとっています。救急車7台(ドクターカー4台・救急車3台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名で、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、様々な救急患者さんを受入れ、重症度によって医師・看護師が同乗する救急救命士3名体制の医誠会無料救急搬送を行い、広域医療に取り組んでいます。※ 2025年4月現在