【テレビ新広島】瀬戸内海に浮かぶ島・因島で地域を守ってきた”本屋さん”
本に出会い、人と触れ合い、人生が交錯する場所 その行方は
■番組情報
『本屋さん、やってます ~岐路に立つ 瀬戸内の島の三軒~』
放送日時:5月30日(土)10:25~11:20 広島地区
ナレーション:三村マサカズ(さまぁ~ず)

テレビ新広島は、夕方ニュース番組『TSSライク!』(月~金 午後3時42分)で放送してきたシリーズ特集「岐路に立つ書店」を元に、第35回ドキュメンタリー大賞ノミネート作品として制作した、『本屋さん、やってます ~岐路に立つ 瀬戸内の島の三軒~』を5月30日(土)に放送する。
書店の数は全国でピーク時の半分にまで減少。約3割の自治体では書店が一軒もないという状況の中、瀬戸内海に浮かぶ島・尾道市因島では、同じ商店街に軒を連ねる3軒の”本屋さん”があった。
過疎化や少子高齢化の影響をいち早く受ける島で、毎日営業を続ける書店は、まさに地域のインフラそのもの。ある店ではコーヒーやケーキ、揚げたてのコロッケまでもが提供され、他の店では常連客の手押し車の音を聞き分け、通りに出て声をかけていた。共通するのは、本をただ単に商品として売るのではなく”地域を守る使命”を大切にしていること。ベストセラー作家の湊かなえ氏も、本と触れ合ったのは生まれ育ったこの因島の書店だった。「本を買う事を目的としていなくても足を運んでしまう環境そのものがよかった」と青春時代を語るなど、島の”本屋さん”は数字では計りきれない心の交流の場になっていた。

一方で全国の書籍・雑誌の年間流通部数は、過去30年間で4分の1以下にまで減少。一冊当たりの利益が少なくても成り立ってきた「薄利多売」の仕組みや、出版社が本の定価を決め全国一律の価格が守られてきた「再販制度」も、物流コストの急上昇や読者離れが進む時代の変化とともに行き詰まっている。島の日常から見えてきたのは、日本の出版界が抱える構造的な問題だった。
理想の書店像を問われ言葉に詰まる店主。やりがいで支えられてきた書店のリアルな現実と、変えられない仕組みとの狭間で、岐路に立つ島の”本屋さん”。地域を支える書店の姿を見つめることで、心の豊かさを育むものとは何か考える。


■ナレーション:三村マサカズ(さまぁ~ず) コメント
ナレーションをやったのは初めてですが、本が好きでうれしかったので気持ちよくやらせてもらいました。出てきた本屋さんはすごく親しみがあって今なかなか都会にはないのでいいなと。おもしろい本に出会ったときは、全部読み終わったあとの余韻が楽しい。本は難しくないので、本離れをしている若者にも、ヒット作やベストセラーを一冊手に取ってもらいたいと思います。
