TFC台北生殖医療センター 越境生殖医療の受診動向を公表 35~40歳層が最多、40歳以上も約3割 晩産化を背景に海外での不妊治療ニーズが拡大

2026-06-08 10:16
TFC台北生殖医療センター
アジアの事例から——規制・費用・アクセスが、国際家族の医療選択に影響

アジアの事例から——規制・費用・アクセスが、国際家族の医療選択に影響

台湾・台北を拠点とするTFC台北生殖医療センター(https://www.tfcivf.com/?language=jp)は、2,300組以上のクロスボーダー患者家族の受診データを分析し、越境生殖医療を利用する患者の年齢層や国・地域別の傾向を公表しました。

晩婚化、晩産化、不妊をめぐる課題は、世界的に注目を集めています。初産年齢の上昇に加え、国や地域によって生殖医療に関する規制、費用、治療へのアクセス環境が大きく異なることから、海外で不妊治療や妊孕性温存を受ける動きが広がっています。

TFC台北生殖医療センターの分析によると、越境受診した患者家族のうち、35~40歳が最も多い年齢層でした。また、40歳以上が全体の約30%を占めました。TFC台北生殖医療センターは、こうした結果について、高年齢での妊娠希望や妊娠の先送りが、海外で治療を受ける背景の一つになっていると見ています。

越境生殖医療では、患者が渡航先を選ぶ際、治療成績だけで判断するわけではありません。医療チームの経験、胚培養室などのラボ環境、規制の分かりやすさ、費用の透明性、言語対応、滞在日程に合わせたスケジュール調整、帰国後のフォローアップ体制など、複数の条件が重視されています。

台湾は、生殖医療分野において豊富な臨床経験を有し、比較的整った制度環境や費用水準などを背景に、アジア、欧州、北米などからの患者にとって、越境生殖医療の渡航先の一つとなっています。TFC台北生殖医療センターによると、台湾で生殖医療サービスを受ける海外患者は増加傾向にあるとされています。

TFC台北生殖医療センター(https://www.tfcivf.com/?language=jp)は2020年の設立以来、世界5大陸、50以上の国と地域から不妊治療を希望する家族を受け入れてきました。最も多い治療は体外受精(IVF)で、次いで卵子凍結、子宮内人工授精(IUI)、提供卵子による治療が続いています。

国・地域別に見ると、日本およびフランスからの患者は、自国の規制上の制約や、高年齢による妊孕性の課題を抱えるケースが多いとされています。一方、シンガポール、マレーシア、香港、マカオからの患者は、費用面の合理性やスケジュール調整のしやすさを重視する傾向があります。米国、英国、韓国からの患者では、反復着床不全や卵巣予備能低下など、より複雑な症例が中心となっています。

TFC台北生殖医療センター(https://www.tfcivf.com/?language=jp)創設者の曾啓瑞医師は、台湾で培われた生殖医療分野の技術と経験に加え、国際患者が直面しやすい言語や制度の違いに対応する体制が重要になっていると説明しています。限られた滞在期間内で、検査、治療計画、診療、帰国後のフォローアップまでを受けられるようにすることが、越境生殖医療では大きな課題になるといいます。

TFC台北生殖医療センター(https://www.tfcivf.com/?language=jp)は、AIを活用したケースマネジメント支援、個別化された治療計画、遠隔コンサルテーション、多言語コミュニケーション、帰国後のフォローアップを組み合わせたケースマネジメント体制を整えています。こうした取り組みは、海外患者への支援体制の一環として運用されています。

晩産化、不妊、妊孕性温存への関心が高まるなか、越境生殖医療は、国ごとの制度差や医療アクセスの違いを背景に広がりを見せています。今回のTFC台北生殖医療センターによるデータ公表は、アジアにおける国際医療利用の変化を示す事例の一つといえます。

TFC台北生殖医療センターについて

台湾・台北を拠点に、生殖医療、胚培養ラボ技術、国際医療サービスを提供する医療機関です。不妊検査、体外受精、卵子凍結、妊孕性温存、胚培養ラボサービス、個別化された生殖医療ケアを提供しています。医師、胚培養士、看護師、ケースマネージャー、国際医療サービスチームが連携し、台湾国内外で不妊治療を希望する家族を支援しています。